経費の自動レポート作成

アプリケーション: Microsoft Outlook メール、Document Understanding、SAP Concur

説明: 払い戻しの対象となる経費に関する新しいメールをベンダーから受信したら、システムは Document Understanding を使用して抽出した関連情報を使用して SAP Concur に経費を自動的に追加し、その領収書をアップロードする必要があります。

Steps:

1. Studio Web を開き、新しいプロジェクトを作成します。 [新しいプロジェクト] ウィンドウの [オートメーションの開始方法] ドロップダウンで [イベント ベース] が選択されていることを確認します。
2. Microsoft Outlook の [メールの受信時] トリガー アクティビティをキャンバスにドラッグします。トリガー アクティビティで、以下の手順を実行します。
   1. お使いの Microsoft Outlook 365 アカウントに接続します。
   2. [メール フォルダー] プロパティを経費関連のメールを受信する場所を指すように設定します。
      
      
   3. 必要に応じて、オートメーションに追加のフィルターを追加できます。
   
   
   
3. Microsoft 365 の [メールの添付ファイルをダウンロード] アクティビティをキャンバスに追加します。
   1. [メール アドレス] プロパティ フィールドで、前の手順で追加した イベント トリガー アクティビティの出力として設定された変数を選択します。
   2. この例ではインライン添付ファイルを除外するため、[インライン添付ファイルを除外] では [True] を選択します。
      
      
   3. 必要に応じて、オートメーションに追加のフィルターを追加できます。
      
      
4. Document Understanding の [ドキュメント データを抽出] アクティビティを追加し、以下を行います。
   1. [プロジェクト] フィールドに [Predefined] を設定します。
   2. [抽出器] フィールドに [Receipts] を設定します。
   3. [入力ファイル] フィールドで、[メールの添付ファイルをダウンロード] アクティビティの [ダウンロードされる添付ファイルのリスト] プロパティの出力を変数として選択します。
   4. [入力ファイル] として [currentItem] を含むアクティビティの上に [繰り返し (コレクションの各要素)] アクティビティが追加されます。これは、メールには添付ファイルの配列を含めることができ、[繰り返し (コレクションの各要素)] アクティビティはすべての添付ファイルを解析できるためです。
      
      
5. 次に、SAP Concur の [クイック経費を追加] アクティビティを追加し、次に例を示します。
   1. お使いの SAP Concur アカウントに接続します。
   2. ドロップダウン メニューから適切な [経費タイプ] を選択します。
   3. 希望の通貨が使用されるように [取引通貨] フィールドを設定します。
   4. 変数を使用して [金額] フィールドを設定し、[ドキュメント データを抽出] アクティビティの [データ] > [合計金額] > [値] > [値] を抽出します。
   5. ドロップダウンメニューから [支払タイプ] を設定します。
   
   
   
6. 最後に、SAP Concur の [領収書イメージをアップロード] アクティビティを追加します。
   1. 変数を使用して [領収書] フィールドに [currentItem] を設定します。
   
   
   
7. ワークフローを実行します。 経費は、対応する領収書とともに SAP Concur に追加されます。