UiPath GenAI アクティビティ パッケージについて

UiPath GenAI アクティビティ コネクタと UiPath GenAI アクティビティを使用すると、さまざまなサードパーティが提供して UiPath が管理する大規模言語モデル (LLM) を直接操作できます。これにより、UiPath AI サービスの利点が得られます。このようなサービスとして、サブスクリプションの管理を必要とせずに、広く使用されている LLM にアクセスできる AI Trust Layer や、Studio Web、デスクトップ版の Studio、Apps の構築エクスペリエンスで直接使用でき、品質が最適化されたプロンプトベースのアクティビティなどがあります。

プロンプトやモデルを独自に定義できる汎用の完結アクティビティである [コンテンツ生成] に始まり、[要約] や [翻訳] など、ユース ケース固有の事前定義済みアクティビティまで、UiPath GenAI アクティビティ パッケージにはオートメーションに直接挿入できる幅広い生成 AI 機能が用意されています。

コンテキスト グラウンディング

コンテキスト グラウンディングは、データを取り込み、より正確で信頼性の高い GenAI 予測を生成できるようにする UiPath AI Trust Layer のコンポーネントです。コンテキスト グラウンディングは、埋め込みモデル、ベクトル データベース、または大規模言語モデル (LLM) へのサブスクリプションを追加しなくても、ビジネス データを LLM 対応にすることができるように設計されています。

UiPath GenAI 機能が実行時にコンテキストの証拠として参照できるビジネス データの代表的なインデックスと埋め込みを作成できます。その主な機能とユース ケースの詳細については、「コンテキスト グラウンディングについて」を参照してください。

動作のしくみ

UiPath GenAI アクティビティは、モデル プロバイダーに送信する要求の正規化と変換に使用するさまざまな UiPath 内部サービスと直接対話します。認証パラメーターの使用やサードパーティのサービスへのサブスクリプションを必要とせずに、コネクションを直接作成できます。ただし、Studio と Studio Web のワークフローや Apps で使用するには、コネクションを作成して維持する必要があります。

注: GenAI アクティビティは、Automation Ops の AI Trust Layer のポリシーを使用して無効化できます。詳しくは、『Automation Ops ガイド』の「AI Trust Layer のポリシーの設定」をご覧ください。

すべてのアクティビティのリストについては「Activities」のページ、詳細は「Working with UiPath GenAI activities」をそれぞれご覧ください。コネクタの詳細については、『Integration Service ユーザー ガイド』の「UiPath GenAI Activities」をご覧ください。

GenAI アクティビティで使用される LLM について詳しくは、サポートされているモデルに関するページをご覧ください。

AI ユニットの消費

UiPath GenAI アクティビティでは、トークンの消費量に応じて AI ユニットを購入する必要があります。AI ユニットについて詳しくは『AI Center ユーザー ガイド』をご覧ください。

GenAI アクティビティは 1 回の実行で 1 AI ユニットを使用します。デザイン時と実行時の実行が対象です。コンテキスト グラウンディングを使用して [コンテンツ生成] を使用する場合、コストは 2 AI ユニットです。

GenAI アクティビティの使用に伴う AI ユニットの消費量は、Automation Cloud の [管理] で、組織レベルとテナント レベルの [ライセンス] ページの [消費状況] タブに表示されます。つまり、GenAI アクティビティによって月ごとに消費された AI ユニットの数、およびプランの期間中の合計数にアクセスできます。詳しくは「AI units consumption overview」をご覧ください。

注: UiPath は、プレミアム アクティビティや機能の使用パターンや追加に基づいて、AI ユニットの消費ルールを将来更新する権利を留保します。