はじめに
注:
このガイドでは、環境が 1 つだけであると想定しています。
環境およびその環境でのアクティブなリリースにエンドユーザーがアクセスできるようにするには、事前にデータを取得 (例: 外部データベースに対するクエリを実行) し、計算をキャッシュしておく必要があります。このような単一のキャッシュ生成の結果を「インスタンス」と言います。
キャッシュは手動でも自動でも生成できます。これらのキャッシュの生成の結果は、[Superadmin Released data] タブで確認できます。
キャッシュを手動で生成する
データ インスタンスを作成するには、エンドユーザーがアプリにアクセスできるようにするために必要なキャッシュを生成する必要があります。
リリースのキャッシュを生成するには、以下の手順に従います。
Step | Action |
---|---|
1 | Go to the Superadmin Released data tab. |
2 | Click on Generate cache now. |
3 | Click on GENERATE CACHE. |
4 | When the dialog shows Finished click on CLOSE. |
新しい行がモジュール名とともに追加されます。データ実行の列は現在の日付に基づいて名付けられ、この列に1/1 と表示されている場合は、インスタンスの生成が成功したことを示しています。
矢印をクリックして行を展開すると、行内に組織名といくつかのアイコンが表示されます。これによって、データの生成が成功したことと、現在このデータ インスタンスがアクティブであることがわかります。以下の画像でご確認ください。
キャッシュを自動生成する
キャッシュの生成は、手動ではなく定期的に (毎日など) 実行することもできます。定期的なキャッシュの生成は、外部データベースからデータがクエリされるときに役立ちます。更新されたデータをエンドユーザーが自動的に利用できるようになるからです。
これを設定するには、サーバーへの管理者のアクセス権が必要です。
アクティブなリリース内で特定のモジュールのキャッシュを生成できます。バッチ ファイルでは、app=*
ではなく app=MODULECODE
を使用します (以下を参照)。app=*
を使用すると、アクティブなリリースのすべてのモジュールに対してキャッシュが生成されます。
特定の組織向けのキャッシュを生成することもできます。o=[org]
を使用して、指定した組織向けのキャッシュを生成します。o=*
を使用すると、すべての組織向けにキャッシュが順次生成されます。
注:
これは、入力データの生成にコネクタを使用しないアプリにのみ適用されます。
キャッシュを生成するタスクのスケジュールを設定するには、以下の手順に従います。
Step | Action |
---|---|
1 | Open the directory PLATFORMDIR . |
2 | Create an empty batch file, e.g.: generatecaches.bat . |
3 | Edit this batch file, and use the following line as content:call builds/processgold.bat -DataServer -ccdb app=* o=org refreshmvncaches=both This batch file will generate caches for all applications. |
4 | Schedule a task in Windows to call this batch file. |
スケジュールされたタスクが定期的に実行され、対象のインストール済み UiPath Process Mining に対するすべてのプロジェクトのキャッシュが生成されます。
注:
ユーザーへの影響を最小限に抑えるために、このタスクは営業時間外に実行することをお勧めします。
結果を解釈する
リリースされるデータ ビューには、各モジュールに対して生成されたデータ インスタンスが含まれます。
以下で、インスタンスの状態を示すアイコンについて説明します。

Icon | Description |
---|---|
A | The currently active data instance. |
B | A valid data instance. |
C | A valid data instance, but with warnings. |
D | A failed data instance. |
E | A valid, but blocked data instance. |
F | A failed but marked as fixed data instance. |
新しいデータ インスタンスが作成されると、有効な場合は自動的にアクティブに設定されます。ただし、データ インスタンスの作成に失敗した場合は、代わりに、最後に有効だったインスタンスがそのままアクティブになります。
データ・インスタンス生成の詳細ログを表示する
場合によっては、データ インスタンス生成のさらに詳細なログを確認する必要があります。たとえば、エラーまたは警告が発生した場合は、詳細を確認する必要があります。
データ インスタンス生成のログを表示するには、以下の手順に従います。
Step | Action |
---|---|
1 | Go to the Superadmin Released data tab. |
2 | Right click on the data instance you want to view the log of and select Show log. (optional: Select the modules to use, see ‘the Select Instances dialog’) |
3 | Click on OK. |
データ インスタンス生成のログが表示されます。
インスタンスを開く
特定のデータ インスタンスを表示するには、以下の手順に従います。
Step | Action |
---|---|
1 | Go to the Superadmin Released data tab. |
2 | Right click on the data instance you want to open and select Open.... |
3 | Click on OPEN. |
選択したデータ インスタンスを使用してプロジェクトが開きます。
インスタンスのステータスを上書きする
データ インスタンスをブロックする
場合によっては、有効と見なされるインスタンスにも問題が含まれている可能性があります。その場合は、問題のインスタンスをブロックすれば、インスタンスが非アクティブ化され、エンドユーザーがアクセスできないようになります。
アクティブなキャッシュをロールバックするには、以下の手順に従います。
Step | Action |
---|---|
1 | Go to the Superadmin Released data tab. |
2 | Right click on the data instance on which the issue is detected and select Mark blocked. (optional: Select the modules to use, see ‘the Select Instances dialog’) |
3 | Click on OK. (2x) |
アクティブなデータ インスタンスがブロック済みとしてマークされました。最後に有効だったデータ インスタンスが、現在アクティブなデータ インスタンスです。
データ インスタンスを修正済みにする
データ インスタンスがブロックされたり失敗したりしても、実際には問題がなかった場合は、それを修正済みとしてマークし、再度アクティブ化することができます。
データ インスタンスを修正済みとしてマークするには、以下の手順に従います。
Step | Action |
---|---|
1 | Go to the Superadmin Released data tab. |
2 | Right click on the data instance on which have been fixed and select Mark fixed. (optional: Select the modules to use, see ‘the Select Instances dialog’) |
3 | Click on OK. (2x) |
アクティブなデータ インスタンスが有効としてマークされ、現在アクティブなデータ インスタンスが、最新の有効なデータ インスタンスに設定されます。
Select Instances ダイアログ
[Released data] タブでコンテキスト メニュー (インスタンスを右クリックして表示) を使用する場合、各オプションを選択すると [Select Instances] というダイアログが開きます。以下の画像でご確認ください。
このダイアログでは、選択した操作が適用されるモジュールを選択できます。[Open] のように単一のインスタンスを選択する必要のある操作もあれば、[Show Logs] のように複数のインスタンスを選択できる操作もあります。グリッド内のどこを右クリックするかによって、[Select Instances] ダイアログで最初に選択されるモジュールが変わります。
現在実行中のアクション用に特定のモジュールを選択するには、以下の手順に従います。
Step | Action |
---|---|
1 | Go to the Superadmin Released data tab. |
2 | Right click on the data instance and select any of the options. |
3 | Click on SELECT MODULES. |
4 | Select the modules you want to use. |
5 | Click on OK. |
選択したモジュールが [Select Instances] ダイアログに表示されます。
ロールバック設定
新しいインスタンスが作成されると、古いインスタンスが自動的に削除されます。既定では、エラーのあった最後のデータ インスタンスと最後の 2 つの有効なデータ インスタンスのみ引き続き利用できます。
これらを最適な数に増やすこともできます。また、有効なインスタンスが作成されると、1 週間を過ぎた無効なインスタンスがすべて削除されます。
ロールバックの設定を適用するには、以下の手順に従います。
Step | Action |
---|---|
1 | Go to the Superadmin Settings tab. |
2 | In the Server Settings text field, set KeepInstancesError to the number of error instances you wish to keep (e.g. “KeepInstancesError”: 2 ). |
3 | In the Server Settings text field, set KeepInstancesOk to the number of valid instancesyou wish to keep (e.g. “KeepInstancesOk”: 6 ) |
4 | Click on SAVE. |
有効なデータ インスタンスとエラー インスタンスの保持数が、選択した設定に更新されます。次回にインスタンスが生成されるときに、これらの新しい設定が使用され、古いインスタンスが削除されます。
失敗時の自動送信メール
キャッシュの生成が失敗したときにメールを受信することができます。
失敗時の自動メールを設定するには、以下の手順に従います。
Step | Action |
---|---|
1 | Go to the Superadmin Settings tab. |
2 | In the Server Settings text field, set SendMailReportTo to the email you wish toreceive emails on failure. (e.g. "SendMailReportTo": "[email]" ).(Optional) In server settings text field, set SendMailReportId to a string that identifiesyour server. This will be added to the subject line of the email. (e.g. "SendMailReportId": "[id]" ). |
3 | Click on SAVE. |
失敗時、SendMailReportTo
に設定されたメール アドレス宛に SendMailReportId
という件名のメールが送信されます。
開発者向けのデータセットをエクスポートする
インスタンスに含まれているデータを開発データセットとしてエクスポートできます。開発者はこれらのデータセットを使用できるため、データを自身で (クエリを実行するなどして) 取得する必要がありません。
開発のためのデータセットをエクスポートするには、以下の手順に従います。
Step | Action |
---|---|
1 | Go to the Superadmin Released data tab. |
2 | Right click on the data instance you want to export and select Export data to development…. (optional: Select the modules to use, see ‘the Select Instances dialog’) |
3 | Click on OK. |
4 | Enter a name for the exported dataset and click on OK. |
エクスポートされたデータセットが [Development data] タブのデータセットに追加されます。
関連情報
For more explanation about multiple environments see: Environments.
約 1 か月前に更新