トレーニング環境をインストールする

はじめに

UiPath アカデミーの UiPath Process Mining コースを利用する場合は、演習を行うためのインストールが必要です。その設定方法はいくつかあり、それぞれが異なるリスクを伴うため、注意が必要です。

インストール オプション

以下のオプションを利用できます。

• 別のサーバーにインストールして設定する

• 同じサーバーに 2 つ目をインストールして設定する

  インストールは別々に行うことをお勧めします。最も効果的な方法は、別々のサーバーにトレーニングをインストールして設定することです。

  注:

  これは別のサーバーなので、新しいライセンスをリクエストする必要があります。

  同じサーバーに 2 つ目をインストールして使用する場合も、新しいライセンスが必要です。トレーニング環境をインストールする場合、UiPath では割引された非運用ライセンスが提供されます。

  2 つ目のインストールは、運用環境と同じサーバーでも実行できます。ただし、サーバーの容量 (CPU、RAM、ストレージ) を運用インストールと共有することになります。

  重要:

  運用アプリケーションを上書きする可能性のあるアプリケーションを superadmin ユーザーがリリースできるため、運用インストールの利用は極力避けてください。また、インストール時には、他のさまざまなアセット (データセット、リポジトリなど) がすべてのユーザー間で共有されます。

  開発者の数にもよりますが、トレーニングのインストールによって、この容量のかなりの部分が運用インストールから差し引かれる可能性があります。

同じサーバーに 2 つ目をインストールして設定する

UiPath Process Mining の 2 つ目のインストールを実行するには、以下の手順に従います。

手順	操作
1	サーバー上でトレーニング環境のディレクトリ (例: c:\)\)processmining-training を作成します。 ここでは、このディレクトリを <PLATFORMTRAININGDIR>. と呼びます。
2	ディレクトリ <PLATFORMTRAININGDIR>\)builds を作成します。
3	インストール パッケージを <PLATFORMTRAININGDIR>\builds ディレクトリに保存します。 • インストール パッケージを右クリックします。 • [すべて展開] を選択します。これで、サブディレクトリが自動的に作成されます。 ここでは、このディレクトリを <EXTRACTDIR> と呼びます。
4	次のバッチ ファイルを実行します: <EXTRACTDIR>\install\activate-build\activate-build.bat。
5	ファイル <EXTRACTDIR>\install\processgold.lic を <PLATFORMTRAININGDIR> にコピーします。
6	ディレクトリ <EXTRACTDIR>\install\databases を <PLATFORMTRAININGDIR> にコピーします。
7	<PLATFORMTRAININGDIR> を右クリックして、[プロパティ] をクリックします。 [セキュリティ] タブで、[編集…]、[追加…] の順にクリックします。 • テキスト ボックスに、IIS_IUSRS と入力します。 • [名前の確認] をクリックします。IIS_IUSRS にプレフィックスとしてホスト名が付いていることを確認します。 • [OK] をクリックします。
8	[グループ名またはユーザー名] リストで「IIS_IUSRS」を選択します。 • その下にあるリストの [フル コントロール] 行で [許可] をオンにします。 • [OK] を複数回クリックしてすべての変更を適用し、すべてのウィンドウを閉じます。
9	インターネット インフォメーション サービス (IIS) マネージャーを開きます。
10	IIS マネージャーで、[サイト] を右クリックし、[Web サイトの追加…] をクリックします。 • 名前を入力します (例: processmining-training)。 • 物理パスとして「<PLATFORMTRAININGDIR>\builds」と入力します。 • ポート番号として「8081」と入力します (未使用のポート番号であればどれでも指定できますが、運用インストールのポート番号は覚えておいてください)。 • [OK] をクリックしてサイトを作成します。 注: ローカルホストのバインドはそのままにしてください。初回のログインはローカルホストでのみ可能です。
11	IIS マネージャーで、[アプリケーション プール] をクリックします。 • 前の手順で作成したサイトと同じ名前のアプリケーション プールを選択します。 右側のパネルで、[リサイクルの設定…] をクリックします。 • [定期的な間隔] チェックボックスをオフにします。 • [特定の時間] チェックボックスをオンにします。 • テキスト ボックスに「02:00」と入力します。 他の時間でも問題ありませんが、ログインしているすべてのユーザーがその時間にはログアウトするということを頭に入れておいてください。 • [次へ]、[終了] の順にクリックします。
12	Git リポジトリを開きます 。

注: サーバー上に Process Mining がクリーン インストールされている場合は、クリーン インストールの <PLATFORMDIR> を <PLATFORMTRAININGDIR> にコピーできます。この場合、手順 1 ～ 6 をスキップして手順 7 から開始できます。

UiPath Process Mining の新規インストールはこれで完了です。

新しくインストールした UiPath Process Mining には、http://localhost:8081/?page=superadmin からアクセスできます。ここで、既定のユーザー名 sa と既定のパスワード sa を使用してログインできます。

重要: URL 内の superadmin はすべて小文字にする必要があります。