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アプリケーションでシャーディングを使用する
シャーディングは、プロセス マイニング アプリケーションのパフォーマンスを向上させる革新的なソリューションです。 つまり、シャーディングによって、イベント ログのデータが「シャード」と呼ばれる小さな部分に分割されます。 各シャードが小さいほど、速度は上がります。
シャードの場合、エンドユーザーは関心のあるデータの適用可能な部分のみを考慮します。 ユーザーがアプリケーションにログインすると、該当するデータ シャードだけが読み込まれます。
シャードは、次の 2 つの異なる種類に分けられます。
- 通常のシャード -詳細レベルでデータの一部が含まれます。
- ベンチマーク済みのシャード。すべてのデータを集約した概要レベルの表示が含まれます。
標準のシャードを作成する方法やベンチマーク用のシャードを作成する手法は複数存在します。 通常のシャードは、ケースの属性に基づいてデータを分割することで作成できます。 ベンチマークのシャードは全シャードのデータと結合されます。 通常、データの詳細レベルは、事前集約、フィルタリング、またはサンプリングを使用して低減されます。
シャーディングの属性の例としては、企業コードがあり、各シャードには単一の会社コードに属するすべてのケースが含まれます。 データセットに 10 個の企業コードが必要な場合、すべてのシャードの速度は元のシャードの約 10 倍になります (等しい分割が想定される)。
以下の画像でご確認ください。
データを個別のシャードに分割するほかに、すべてのデータのより高いレベルの表示を含む概要のシャード (「ベンチマークのシャード」) を作成すると便利です。
複数の方法で設定できます。
- 値や属性を事前に集約することにより、詳細な分析を行うことができますが、シャード間の差異を引き続き比較することができます。
- きめ細かいイベントをフィルター処理して詳細レベルを下げると、粗いレベルのプロセスを比較できるようになります。
- フィルター処理: すべてのイベント データを削除して、タグとそれぞれのケースのみを保持できます。これにより、複数のシャードに対するタグを比較できます。
- サンプリングによって、データセット内のケースをサンプルして、ケースの一部のみを保持し、ケースの代表的なサンプルをベンチマークデータセットとして保持できます。
異なる方法を使用して、複数のベンチマークシャードを設定することもできます。
シャード化を使用する場合でも、ETL には 1 つのコネクタを使用できます。 そのためには、作成するシャードごとに 1 つのモジュールを使用して、アプリケーション モジュールを設定します。
表のスコープが「current user」に設定されたシステム テーブルをコネクタ内に追加して 、ActiveApplicationCodeを取得します。つまり、現在アクティブなモジュールが指定されます。 この属性をシステム表から使用して、データ読み込みの条件を作成できます。
例
ケースの種類を使用してシャーディングを適用する場合は、 ActiveApplicationCode 属性に基づいて式 Case_Type_Shard を設定して、どのケースの種類がどのアプリケーション コードに属しているかを判断します。次に、 cases_base テーブルで、結合条件を次に設定します。
Cases_preprocessing where Case_type_Shard = Case_type
これにより、現在のシャードに属するケースの種類を持つケースのみが、最終的な出力として渡されるようになります。
events_preprocessing
テーブル内で、 cases_base
テーブルの検索式を作成して、選択したシャードにケースが含まれているかどうかを確認します。
以下の画像でご確認ください。
この式属性は、表を events_base 結合条件で式と組み合わせて使用します。
Events_preprocessing where Case_in_shard
です。
シャーディング用にアプリケーションを設定するには、シャードごとに 1 つのモジュールも必要です。 これらのモジュールは、コネクタのモジュール コードと同じコードを持つ必要があります。
さらに、使用するベンチマークシャードの種類によっては、標準のシャードとベンチマークシャードのデータ構造が異なる場合があります。 この場合、ベンチマークシャードには別のアプリケーションが必要です。
複数のモジュールを使用しているため、すべてのコネクタ モジュールのデータが同じデータセットに終わるように、スクリプトを使用してデータを再読み込みする必要があります。 こうすることで、アプリケーションは、開かれたモジュールに基づいて、検討するデータの部分を把握します。 スクリプトを再読み込みするための「 自動データ更新を設定 する」をご覧ください。