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最終更新日 2024年4月26日

SharePoint リストを操作する

概要

このセクションでは、SharePoint リストを操作、フィルター処理、反復処理する方法について説明します。

サイズの大きな SharePoint リストの操作方法

5,000 を超える項目を含む SharePoint のリストがあり、[繰り返し (各リスト アイテム)] アクティビティと [リスト アイテムを取得] アクティビティを使用する場合。

基になる Microsoft Graph API の制限により、これらのアクティビティを任意の OData フィルターと組み合わせてこのサイズのリストで使用すると、以下のエラーが表示され失敗します。
"error": {
    "code": "notSupported",
    "message": "The request is unprocessable because it uses too many resources",
    "innerError": {
        "code": "tooManyResources",
        "date": "2023-05-01T04:27:00",
        "request-id": "93c12b1f-6bc5-4466-ae9f-2bfd2ca0ef6a",
        "client-request-id": "02996ac5-b700-8a1e-3c6d-7e6f0624fabe"
    }
 }"error": {
    "code": "notSupported",
    "message": "The request is unprocessable because it uses too many resources",
    "innerError": {
        "code": "tooManyResources",
        "date": "2023-05-01T04:27:00",
        "request-id": "93c12b1f-6bc5-4466-ae9f-2bfd2ca0ef6a",
        "client-request-id": "02996ac5-b700-8a1e-3c6d-7e6f0624fabe"
    }
 }
解決策

任意の OData フィルターで使用する予定の列の SharePoint リストに列インデックスを追加します。インデックスの追加方法の詳細については、Microsoft のドキュメントをご覧ください。

たとえば、SharePoint のリストに、TitleFirstNameLastName の 3 つの列があるとします。[繰り返し (各リスト アイテム)] アクティビティを使用して、「Smith」と等しいすべての LastName 値をフィルター処理したいとします。

  1. SharePoint の LastName 列にインデックスを作成します。これにより、Microsoft Graph API で高パフォーマンスのクエリが実行され、エラーが返されないようになります。
  2. UiPath アクティビティの OData フィルターを「fields/LastName eq 'Smith'」に設定して、記述された関数を実行します。この方法では、リストのサイズが 5,000 項目を超える場合でも、エラーは発生しません。
制限事項

インデックス付けを使用しても、返される結果の数が 5,000 を超える場合、Graph API では正常に結果が返されません。

  • 1: OData フィルターの使用時に返される値が 5,000 未満の場合回避策: 上記のようにインデックスを追加します。
  • 2: OData フィルターの使用時に返される値が 5,000 を超える場合回避策: OData フィルターを削除して、5,000 を超える値が返されるようにします。その後、Studio でフィルター処理します (例: [データ テーブルをフィルター] アクティビティを使用)。
メモ: この API の制限は、クラシック リスト アクティビティと SharePoint リスト アクティビティの両方に影響します。

Person 検索フィールドの操作方法

バージョン 2.4.2 からは、参照値の構成要素を使用して Person 検索フィールドを管理できるようになりました。 [Person.Group type] フィールドには、個人のメール アドレスを文字列入力として追加することもできます。

Person は複数のフィールドを含む複合的な型であることに注意してください。 文字列入力を受け取ると、ユーザーの電子メール アドレスが含まれており、他のサブフィールドや ID は含まれていないと見なされます。

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