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生産性を高めるアクティビティ
最終更新日 2024年4月26日

CSV ファイルをフィルター処理する

このワークフローを使用することで、.csv ファイルを自動的に読み取ったり、.csv ファイルに書き込んだり、ある .csv ファイルから別の .csv ファイルにデータを追加したりできます。

この例では、[CSV に書き込み][CSV を読み込み]、および [CSV に追加] アクティビティを使用するオートメーション プロセスを作成する方法について説明します。これらのアクティビティは、UiPath.Excel.Activities パッケージに含まれています。

このアクティビティの使用方法を例示するために、[CSV に書き込み][CSV を読み込み] および [CSV に追加] アクティビティを含むシーケンスを作成しました。

サンプルと同等のオートメーション プロセスは以下のように構築できます。

  1. Studio を開いて、新しいプロセスを作成します。
  2. [アクティビティ] パネルから [シーケンス]ワークフロー デザイナーにドラッグします。

    注: 同じ場所からプロセス全体を実行できるように、.csv ファイルをプロジェクト ディレクトリに追加します。
  3. 前の手順で作成したシーケンスに、[アクティビティ] パネルから [CSV を読み込み] をドラッグします。

    • [プロパティ] パネルで、読み込むデータが含まれるファイルのフル パスを [ファイル パス] プロパティに追加します。
    • [先頭行をヘッダーとする] チェック ボックスを選択します。こうすることで、プロセスを実行する際、.csv ファイルの最初の行に列名が含まれていると見なされます。
    • transactionTable という新しい DataTable 型変数を作成します。
    • [プロパティ] パネルで、新しく作成した変数を [データ テーブル] プロパティ フィールドに追加します。
  4. [アクティビティ] パネルから [データ テーブルを構築] アクティビティをドラッグし、[CSV を読み込み] アクティビティの下に配置します。

    • TransactionsFiltered という新しい DataTable 型変数を作成します。
    • [プロパティ] パネルで、TransactionsFiltered 変数を [データ テーブル] プロパティ フィールドに追加します。
  5. [アクティビティ] パネルからもう 1 つ [データ テーブルを構築] アクティビティを追加し、前のアクティビティの下に配置します。

    • totalTable という新しい DataTable 型変数を作成します。
    • [プロパティ] パネルで、totalTable 変数を [データ テーブル] プロパティ フィールドに追加します。
  6. [繰り返し (各行)] アクティビティを、[データ テーブルを構築] アクティビティの下にドラッグします。

    • [プロパティ] パネルで、transactionTable 変数を [データ テーブル] プロパティ フィールドに追加します。
  7. [CSV に書き込み] アクティビティを [繰り返し (各行)] アクティビティの下にドラッグします。

    • [プロパティ] パネルで、ファイルのフル パスを [ファイル パス] プロパティに追加します。このサンプルの場合、パスを "TransactionsFiltered.csv" と設定できます。
    • [プロパティ] パネルで、TransactionsFiltered 変数を [データ テーブル] プロパティ フィールドに追加します。
    • [ヘッダーを追加] チェック ボックスが選択されていることを確認します。これにより、DataTable から列名が出力 .csv ファイルに追加されます。
  8. [CSV を読み込み] アクティビティをワークフロー デザイナーに追加し、[CSV に書き込み] の下に配置します。

    • [プロパティ] パネルで、読み込むデータが含まれるファイルのフル パスを [ファイル パス] プロパティに追加します。このサンプルの場合、"TransactionsFiltered.csv" と書き込むことができます。
    • [先頭行をヘッダーとする] オプションをチェックします。こうすることで、.csv ファイルの最初の行に列名が含まれていると見なされます。
    • [プロパティ] パネルから、TransactionsFiltered 変数を [データ テーブル] 出力フィールドに追加します。
  9. [繰り返し (前判定)] アクティビティを [CSV を読み込み] の下に追加します。

    • [プロパティ] パネルで、[条件] フィールドを counter<transactionsFiltered.Rows.Count に設定します。
    • [繰り返し (前判定)] アクティビティの本体に [シーケンス] アクティビティをドラッグします。
    • [シーケンス] アクティビティ内に、3つの [行項目を取得] アクティビティを追加します。
    • すべての [行項目を取得] アクティビティの [行] フィールドに、transactionsFiltered.Rows(counter) と入力します。
  10. [行項目を取得] アクティビティの後に、4 つの [代入] アクティビティをドラッグします。

    • 3 つの新しい Double 型変数、sumCashInsumOnUsChecksumNotOnUsCheck と、Int32 型変数の counter を作成します。
    • 最初の [代入] アクティビティで、[左辺値 (To)] フィールドに sumCashIn 変数を、[右辺値 (Value)] フィールドに sumCashIn+cashIn を追加します。
    • 2 番目の [代入] アクティビティで、[左辺値 (To)] フィールドに sumOnUsCheck 変数を、[右辺値 (Value)] フィールドに sumOnUsCheck+onUsCheck を追加します。
    • 3 番目の [代入] アクティビティで、[左辺値 (To)] フィールドに sumNotOnUsCheck 変数を、[右辺値 (Value)] フィールドに sumNotOnUsCheck+notOnUsCheck を追加します。
    • 4 番目の [代入] アクティビティで、[左辺値 (To)] フィールドに counter 変数を、右辺値 (Value) フィールドに counter + 1 を追加します。
  11. [繰り返し (前判定)] アクティビティの下に [データ行を追加] アクティビティを追加します。

    • [プロパティ] パネルで、[列配列] フィールドに {sumCashIn,sumOnUsCheck,sumNotOnUsCheck} を、[データ テーブル] フィールドに totalTable 変数を追加します。
  12. [CSV に追加] アクティビティを [データ行を追加] アクティビティの下にドラッグします。

    • ファイル パスを追加します。この場合は "TransactionsFiltered.csv" です。
    • [データ テーブル] フィールドに totalTable 変数を追加します。
  13. プロセスを実行します。オートメーションが完了すると、プロジェクトに 2 つの .csv ファイル、つまり最初のファイルと、フィルター処理済みのすべてのデータを含む新たに作成されたファイルが存在する状態になります。

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