アクティビティ

Move Files to Dedicated Folders by Type

概要

概要: 新しいファイルを種類 (PNG、JPEG、XLSX、PPTX、PDF) に基づいてサブフォルダー内に移動します。

アプリケーション: OneDrive

説明:

ファイルの種類に基づいて、専用のフォルダーにファイルを移動します。

新しく作成されたファイルの MIME の種類を特定し、特定のフォルダーに移動します。
- Excel ファイル (.xlsx、.xls) – [Excel] フォルダーに移動します。
- ドキュメントファイル (.docx) – [ドキュメント] フォルダーに移動します。
- 画像ファイル (.png、.jpg) – [画像] フォルダーに移動します。
- PDF ファイル (.pdf) – [PDF] フォルダーに移動します。
ドキュメントを上記のいずれのフォルダーにも移動できなかった場合は、そのドキュメントを [不明] フォルダーに移動します。

この例では、新しいファイルを種類 (PNG、JPEG、XLSX、PPTX、PDF) に基づいて自動的にサブフォルダーに移動するワークフローの作成方法について説明します。OneDrive で新しいファイルを作成すると、新しく作成されたファイルの MIME の種類が識別され、その種類に基づいて特定のフォルダーに移動されます。ファイルが正常に移動されなかった (上記のいずれのカテゴリにも並べ替えられていない) 場合、そのファイルは [不明] フォルダーに移動されます。

この例では、[ファイルの作成時]、[ファイル/フォルダーを移動] などの Microsoft 365 アクティビティのほか、[条件分岐 (if)] や [メッセージをログ] などのシステムアクティビティを示します。

ワークフロー

ヒント: 時間を節約するには、Studio Web の [Move Files to Dedicated Folders by Type] テンプレートを使用してこのワークフローを構築します。

Studio Web を開いて、新しいプロジェクトを作成します。
[オートメーションの開始方法] で [イベントベース] を選択し、Microsoft 365 の [ファイルの作成時] トリガーアクティビティを選択します。
トリガーアクティビティで、以下の手順を実行します。
1. Microsoft OneDrive と SharePoint のコネクションを設定します。
2. [作成場所] フィールドを設定します。たとえば、OneDrive のフォルダーのいずれかを選択します。
[条件分岐 (if)] アクティビティを追加します。この手順では、作成したファイルの MIME の種類を特定します。
アクティビティで、画像ファイルを識別するための条件を設定します。
1. 条件ビルダー ウィジェットで プラス 記号のアイコンをクリックして [変数を使用] を選択します。
2. [ファイルの作成時] トリガーアクティビティの出力変数を選択し、[作成されるファイル] の [MimeType] プロパティまで移動して、条件を [次の値を含む] に設定し、入力フィールドに「image」と入力します。
3. 式エディターでは、この条件は「_out_NewFileCreated_1__Result.MimeType.Contains("image")」のようになります。
次に、Then、すなわち条件が True (新規に作成されたファイルが画像) の場合に実行するアクティビティを設定します。
1. [ファイル/フォルダーを移動] アクティビティを追加し、次のように設定します。
  - 移動するファイルまたはフォルダー - [作成されるファイル] 出力変数を選択します。
  - 移動先フォルダー - OneDrive 内の [画像] フォルダーを選択します。
次に、[コントロール: 変数の値を設定] アクティビティを追加します。[コントロール: 変数の値を設定] では、後のアクティビティで使用する値が保存されます。次のように設定します。
- 値 - [True] に設定します。
- 移動先 - FileMoved 変数を割り当てます。
次に、さまざまな種類のファイルを識別するために、さらに条件を設定します。手順 4 ~ 7 を繰り返しますが、各 [条件分岐 (if)] 条件に対して、テキスト、シート、pdf、およびプレゼンテーションが含まれるよう [MIME の種類] を設定します。[ファイル/フォルダーを移動] アクティビティで、適切な [移動先フォルダー] を選択します。
最後に、[条件分岐 (if)] アクティビティを追加して、作成したファイルがすべて移動されたかどうかを確認します。
1. [条件] を「FileMoved=true」に設定します。つまり、手順 7 で設定した [コントロール: 変数の値を設定] アクティビティの値と同じです。
2. [Then] アクティビティに [メッセージをログ] アクティビティを追加し、次のように設定します。
  1. [メッセージ] フィールドで、[ファイルの作成時] 出力変数を選択し、[作成されるファイル] > [FullName] プロパティに移動します。
  2. ログメッセージを完了するには、「が削除されました。」というテキストを追加します。
3. [Else]、すなわち条件が False (例: FileMoved=false) の場合に実行するアクティビティを設定します。
  1. まず、[メッセージをログ] アクティビティを追加し、次のように設定します。
    - [メッセージ] フィールドで、[ファイルの作成時] の出力変数を選択し、[作成されるファイル] > [FullName] プロパティに移動します。
    - ログメッセージを完了するには、「は削除されませんでした。[不明] フォルダーに移動されます。」というテキストを追加します。
  2. 次に、[ファイル/フォルダーを移動] アクティビティを追加し、次のように設定します。
    - 移動するファイルまたはフォルダー - [作成されるファイル] 出力変数を選択します。
    - 移動先フォルダー - OneDrive 内の [不明] フォルダーを選択します。
これで完了です。プロジェクトを実行できます。