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連携アクティビティ (クラシック)

最終更新日時 2024年12月13日

レコードを更新または挿入

UiPath.ServiceNow.Activities.UpsertRecords

[レコードを更新または挿入] アクティビティでは、ServiceNow の Batch - POST API を使用して 1 つ以上のレコードを更新または挿入します。

操作が完了すると、このアクティビティは、挿入結果を持つ DataTable 型オブジェクト ([結果]) と、オブジェクトの操作ステータス (成功/失敗情報) を持つ ResponseStatus 型オブジェクト ([ServiceNow のステータス]) を出力します。これらの出力は後続のアクティビティ (条件付きロジックなど) で使用できます。
ヒント:

このアクティビティ パッケージはレコードを更新または挿入する方法として、[ServiceNow レコードを更新][ServiceNow レコードを挿入][レコードを更新または挿入][インポート セット経由でレコードを挿入] の 4 つのアクティビティを提供します。

[ServiceNow レコードを更新] アクティビティ、[ServiceNow レコードを挿入] アクティビティ、[レコードを更新または挿入] アクティビティでは、REST API を使用して運用環境のテーブルに直接書き込みます。[インポート セット経由でレコードを挿入] アクティビティでは、REST Import Set API を使用してインポート セット テーブルに書き込み、そこから対象の運用環境のテーブルにデータが変換されます。

運用環境のテーブルに直接書き込まないように、[インポート セット経由でレコードを挿入] アクティビティを使用して、レコードを更新または新しいレコードを挿入することをお勧めします。

インポート セットのパフォーマンスのトラブルシューティングなどの詳細については、ServiceNow ドキュメントの「Import sets」をご覧ください。

インポート セットの使用について詳しくは、ServiceNow ドキュメントの「Web service import set」と「Importing data using import sets」をご覧ください。

動作のしくみ

以下の手順とメッセージ シーケンス ダイアグラムは、設計時 (つまり、アクティビティの依存関係と入/出力プロパティ) から実行時に至るまでの、アクティビティの動作のしくみの例を示したものです。

  1. セットアップ」の手順を完了します。
  2. [ServiceNow アプリケーション スコープ] アクティビティをプロジェクトに追加します。
  3. [ ServiceNow アプリケーション スコープ] アクティビティ内に [ レコードを更新または挿入 ] アクティビティを追加します。
  4. [レコードを更新または挿入] アクティビティの [設定] ボタンをクリックします (オブジェクト ウィザードが開きます)。
  5. インポート セットに使用するオブジェクトを選択し、[入力] セクションのプロパティを入力します。
  6. [出力] セクションのプロパティのために DataTable 型変数および ResponseStatus 型変数を作成し、入力します。
    • 入力したプロパティ値は、Batch - POST API に渡されます。
    • API は、出力プロパティ変数に DataTableResponseStatus の値を返します。


設定

オブジェクトを選択するには、[設定] ボタンをクリックしてオブジェクト ウィザードを使用する必要があります。

オブジェクト ウィザードの詳細については、「 ビジネス アクティビティのフレームワーク 」のページをご覧ください。

  • オブジェクト - 挿入または更新するレコードの型です。 これは、[プロパティ] パネルではなく設計時のキャンバスに設定され、表示されます。 オブジェクト ウィザード を使用して、オブジェクトを選択します。

プロパティ

注: [複数のフィールドを追加] オプションを見ても選択したオブジェクトのプロパティのリストが表示されない場合は、ServiceNow でオブジェクトのメタ データを表示してデータを変更するための十分な権限を持っていない可能性があります。詳細については、「権限に関する問題のトラブルシューティング」をご覧ください。
共通
  • 表示名 - アクティビティの表示名です。 このフィールドでは Strings 型または String 型変数のみがサポートされます。
入力
  • データテーブル - 挿入または更新するレコード データです。DataTable 型変数を入力します。
    • 既存のレコードを更新するには、適用する更新を含むデータ行に sys_id 値を追加します。
    • sys_id 値のないデータ行は新しいレコードとして挿入されます (新しいレコードの sys_idDataTable 型の Results オブジェクトとして返されます)。
    • 1 回のアクティビティの実行で更新または挿入可能なレコードの最大数は 200 です。200 件を超えるレコードを挿入または更新する場合、for ループを追加する、つまり 200 件のレコードを含む DataTable に対して [レコードを更新または挿入]アクティビティを 1 つ追加できます (たとえば、レコードの合計が 4,000 件の場合は、レコードを 20 の個別のアクティビティに分割できます)。詳細については、ServiceNow ドキュメントの「Batch API」をご覧ください。
その他
  • プライベート - オンにした場合、変数および引数の値が Verbose レベルでログに出力されなくなります。
出力
  • ステータス - 要求のステータスです (成功/失敗に関する情報)。ResponseStatus 型変数を入力します (UiPath.BAF.Models.ResponseStatus)。ResponseStatus オブジェクトには、他のアクティビティで使用できる 3 つのプロパティが含まれています。
    • Success - Boolean - API 要求が成功したかどうかを示します。
    • ErrorCode - String - API 要求が成功しなかった場合の応答エラーです (Success=False)。
    • Message - String - エラー メッセージです。
  • 結果 - 挿入または更新されたレコードの結果です。[結果]DataTable は、次の例外を除き、[入力] セクションの [データ テーブル] と同じ構造を持っています。
    • 正常に挿入された新しいレコードには sys_id 値が追加されます。
    • レコードが更新されたのかテーブルに追加されたのかを示す、Add または Update の値を持つ ActionType 列が追加されます。
    • 操作が失敗した場合のエラー情報を持つ Error 列が追加されます。
  • 動作のしくみ
  • 設定
  • プロパティ

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