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連携アクティビティ (クラシック)
レコードを更新または挿入
UiPath.ServiceNow.Activities.UpsertRecords
[レコードを更新または挿入] アクティビティでは、ServiceNow の Batch - POST API を使用して 1 つ以上のレコードを更新または挿入します。
DataTable
型オブジェクト ([結果]) と、オブジェクトの操作ステータス (成功/失敗情報) を持つ ResponseStatus
型オブジェクト ([ServiceNow のステータス]) を出力します。これらの出力は後続のアクティビティ (条件付きロジックなど) で使用できます。
このアクティビティ パッケージはレコードを更新または挿入する方法として、[ServiceNow レコードを更新]、[ServiceNow レコードを挿入]、[レコードを更新または挿入]、[インポート セット経由でレコードを挿入] の 4 つのアクティビティを提供します。
[ServiceNow レコードを更新] アクティビティ、[ServiceNow レコードを挿入] アクティビティ、[レコードを更新または挿入] アクティビティでは、REST API を使用して運用環境のテーブルに直接書き込みます。[インポート セット経由でレコードを挿入] アクティビティでは、REST Import Set API を使用してインポート セット テーブルに書き込み、そこから対象の運用環境のテーブルにデータが変換されます。
運用環境のテーブルに直接書き込まないように、[インポート セット経由でレコードを挿入] アクティビティを使用して、レコードを更新または新しいレコードを挿入することをお勧めします。
インポート セットのパフォーマンスのトラブルシューティングなどの詳細については、ServiceNow ドキュメントの「Import sets」をご覧ください。
インポート セットの使用について詳しくは、ServiceNow ドキュメントの「Web service import set」と「Importing data using import sets」をご覧ください。
以下の手順とメッセージ シーケンス ダイアグラムは、設計時 (つまり、アクティビティの依存関係と入/出力プロパティ) から実行時に至るまでの、アクティビティの動作のしくみの例を示したものです。
- 「セットアップ」の手順を完了します。
- [ServiceNow アプリケーション スコープ] アクティビティをプロジェクトに追加します。
- [ ServiceNow アプリケーション スコープ] アクティビティ内に [ レコードを更新または挿入 ] アクティビティを追加します。
- [レコードを更新または挿入] アクティビティの [設定] ボタンをクリックします (オブジェクト ウィザードが開きます)。
- インポート セットに使用するオブジェクトを選択し、[入力] セクションのプロパティを入力します。
-
- 入力したプロパティ値は、Batch - POST API に渡されます。
-
API は、出力プロパティ変数に
DataTable
とResponseStatus
の値を返します。
オブジェクトを選択するには、[設定] ボタンをクリックしてオブジェクト ウィザードを使用する必要があります。
オブジェクト ウィザードの詳細については、「 ビジネス アクティビティのフレームワーク 」のページをご覧ください。
- オブジェクト - 挿入または更新するレコードの型です。 これは、[プロパティ] パネルではなく設計時のキャンバスに設定され、表示されます。 オブジェクト ウィザード を使用して、オブジェクトを選択します。
共通
- 表示名 - アクティビティの表示名です。 このフィールドでは
Strings
型またはString
型変数のみがサポートされます。
入力
-
データテーブル - 挿入または更新するレコード データです。
DataTable
型変数を入力します。- 既存のレコードを更新するには、適用する更新を含むデータ行に sys_id 値を追加します。
- sys_id 値のないデータ行は新しいレコードとして挿入されます (新しいレコードの sys_id は
DataTable
型の Results オブジェクトとして返されます)。 - 1 回のアクティビティの実行で更新または挿入可能なレコードの最大数は 200 です。200 件を超えるレコードを挿入または更新する場合、for ループを追加する、つまり 200 件のレコードを含む
DataTable
に対して [レコードを更新または挿入]アクティビティを 1 つ追加できます (たとえば、レコードの合計が 4,000 件の場合は、レコードを 20 の個別のアクティビティに分割できます)。詳細については、ServiceNow ドキュメントの「Batch API」をご覧ください。
その他
- プライベート - オンにした場合、変数および引数の値が Verbose レベルでログに出力されなくなります。
出力
-
ステータス - 要求のステータスです (成功/失敗に関する情報)。
ResponseStatus
型変数を入力します (UiPath.BAF.Models.ResponseStatus)。ResponseStatus
オブジェクトには、他のアクティビティで使用できる 3 つのプロパティが含まれています。- Success -
Boolean
- API 要求が成功したかどうかを示します。 - ErrorCode -
String
- API 要求が成功しなかった場合の応答エラーです (Success=False)。 - Message -
String
- エラー メッセージです。
- Success -
-
結果 - 挿入または更新されたレコードの結果です。[結果] の
DataTable
は、次の例外を除き、[入力] セクションの [データ テーブル] と同じ構造を持っています。- 正常に挿入された新しいレコードには sys_id 値が追加されます。
- レコードが更新されたのかテーブルに追加されたのかを示す、Add または Update の値を持つ ActionType 列が追加されます。
- 操作が失敗した場合のエラー情報を持つ Error 列が追加されます。