Oracle Integration Cloudアクティビティ・パッケージについて

概要

Oracle Integration Cloud (OIC) を使用すると、業務プロセスの自動化、クラウドとオンプレミスのアプリケーションの接続、優れた Web アプリケーションやモバイル アプリケーションの構築、ビジネスに関する高度なメトリックの収集、リアルタイム分析の取得が可能です。

UiPath は、UiPath と OIC の双方向の自動化を実現する 2 つの連携コンポーネントとして、 Oracle Integration Cloud Process アクティビティ パッケージ と UiPath Connector for Oracle を提供しています。

UiPath Connector for Oracle

UiPath Connector for Oracle は、Orchestrator API を使用して、OIC から UiPath へのインバウンドなオートメーションを可能にします。 このインバウンドな自動化のサポートにより、OIC インスタンス プロセス内から、ジョブの開始、ジョブ ステータスの取得、およびキュー アイテムの追加と取得を行えます。

詳細については、Oracle ドキュメントの 「UiPath Marketplace 」と 「UiPath アダプターの機能 」をご覧ください。

Oracle Integration Cloud Process アクティビティ パッケージ

Oracle Integration Cloud Process (「OIC プロセス」) アクティビティを使用すると、Oracle Cloud 連携インスタンスの操作を自動化できます。 このアクティビティ パッケージでは Oracle Integration REST API を使用して、ロボットがプロセス (追加、開始、取得、更新)、タスク (追加、取得、アクション)、および添付ファイルのダウンロードを管理できます。

パッケージの詳細を確認する場合は、以下の「 動作 のしくみ」と「 テクニカル リファレンス」のセクションをご覧ください。 OIC プロセス アクティビティを使用する準備が整っている場合は、ページ下部の「 はじめ に」のセクションをご覧ください。

注: UiPath Studio の対応バージョンとサポート状況については、「プロダクト ライフサイクル」をご覧ください。

動作のしくみ

UiPath と OIC プロセスの間の発信処理の自動化を実現するため、アクティビティは [Oracle Process Scope] アクティビティを介して Oracle Integration REST API への認証された接続を確立します。

接続の確立後、他の OIC Process アクティビティは、アクティビティの入力プロパティに入力されたパラメーターを使用して、該当の Oracle Integration REST API 操作に要求を送信します。 要求が成功した場合、アクティビティは出力プロパティ変数に応答値を返します。

接続方法

最初のプロジェクトを構築する前に、事前準備が必要です。

スコープ アクティビティを使用して接続を確立するには、「セットアップ」ガイドに記載された手順をあらかじめ完了しておく必要があります。「セットアップ」ガイドの手順を完了すれば、オートメーション プロジェクトの構築を開始できます。

テクニカル リファレンス

「 テクニカル リファレンス」 には、各アクティビティで使用される Oracle Integration REST API 操作の全リストとリンクが記載されています。

Oracle Integration REST API に精通していなくても、アクティビティは使用できます。 「 テクニカル リファレンス」 は、 情報提供のみを目的としています。

はじめに

「セットアップ」ガイドの手順を完了しておく必要があります。

OIC プロセス アクティビティの詳細 (プロパティの入力/出力の例を含む) については「 アクティビティ 」をご覧ください。すべてのアクティビティのリストと詳細な説明ページへのリンクが記載されています。