セットアップ

はじめに

このアクティビティ パッケージを使用して Jira に接続するには、まず、後続のすべての呼び出しを認証するために必要な資格情報を [Jira スコープ] で作成する必要があります。このスコープは現在、次の 2 種類の認証をサポートしています。

• API トークン: 認証トークンは Jira によってユーザーに対して生成されます。このメソッドでは完全な無人オートメーションがサポートされます。
• OAuth 2.0: クライアント ID とシークレットは Jira によって生成され、組織内のすべてのユーザーに使用できます。このメソッドでは実行時にログイン画面が表示され、ユーザーはその画面で Jira またはその SSO プロバイダーのログイン資格情報を入力できます。トークンが生成され、ローカルに保存されます。このトークンは存続期間が短いので、後で更新が必要になる場合があります。このため、このメソッドでは有人オートメーションと一部の無人オートメーションがサポートされます。

アクティビティに使用する資格情報のセットを準備するには、以下の手順に従ってください。

資格情報

オプション 1: API トークン

1. こちらの Atlassian の指示に従って API トークンを生成します。
2. ワークフローに [Jira スコープ] を追加し、[認証の種類] パラメーターを Api Token に変更します。
3. [サーバー URL] プロパティに、組織の Jira インスタンスの URL を入力します。クラウド インスタンスの場合は通常、https://<your org>.atlassian.net の形式です。
4. 最後に、[API トークン] プロパティに手順 1 で生成したトークンを入力し、[ユーザー名] プロパティに、指定した Jira インスタンスへのログインに使用するメール アドレスを入力します。これで、Jira スコープを使用できる状態になりました。

オプション 2: OAuth 2.0

1. こちらの Atlassian の指示「Enabling OAuth 2.0 (3LO)」に従って、新しい「アプリ」を作成します。

   
   

   

   
   
2. [APIS AND FEATURES] で [OAuth 2.0 (3LO)] を選択します。[Callback URL] フィールドに「http://127.0.0.1:10001/authorize/」と入力します。これにより、ユーザーの認証が完了したら、アクティビティを実行しているマシンに戻るよう Jira アプリに指示します。
   
   

   

   
   

3. [APIS AND FEATURES] で [Add] を選択して、アプリに Atlassian API へのアクセスを付与します。[Jira platform REST API] の [Add] ボタンを選択します。

   
   

   

   
   
4. [Add] ボタンが [Configure] ボタンに置き換わります。このボタンをクリックして、アプリに付与する権限を選択します。 read:jira-work、 manage:jira-project、 manage:jira-configuration、 read:jira-user、 write:jira-workを追加します。
   
   

   

   
   
   
   

   

   
   

5. [App details] に戻り、クライアント ID とシークレットをコピーします。これでワークフローで使用できるようになります。

   
   

   

   
   
6. ワークフローに [Jira スコープ] を追加し、[認証の種類] パラメーターを OAuth 2.0 に変更します。
7. [サーバー URL] プロパティに、組織の Jira インスタンスの URL を入力します。クラウド インスタンスの場合は通常、https://<your org>.atlassian.net の形式です。

8. 最後に、手順 5 でコピーした値を [クライアント ID] と [クライアント シークレット] のプロパティに入力します。これで、Jira スコープを使用できる状態になりました。

   変数の型を String から SecureString に変換するには、[クライアント シークレット] の既定のパラメーターとして次のコマンドを使用できます。

   (new System.Net.NetworkCredential("","*YOUR_SECRET*")).SecurePassword

   
   

   

   
   
9. Studio で上記の手順を実行し、[Jira スコープ] を実行しようとした際に「RemoteException wrapping System.Net.HttpListenerException: The network location cannot be reached. For information about network troubleshooting, see Windows Help」というエラー メッセージが表示される場合は、解決策として cmd.exe を管理者として開き、次のコマンドを実行します。

   netsh http add iplisten ipaddress=127.0.0.1

   
   

   

   
   

10. 初めて [Jira スコープ] を実行すると、既定のブラウザーで認可要求ウィンドウが表示されます。ここで Jira サイトを指定し、[許可] をクリックする必要があります。