ファイルをダウンロード

UiPath.Slack.Activities.Messages.DownloadFile

概要

[ファイルをダウンロード] アクティビティは、指定した SlackFile オブジェクト ([ファイル]) をダウンロードし、ローカルの保存先 ([パス]) に保存します。

ダウンロードする SlackFile オブジェクトを特定するには、まず [検索] または [メッセージを取得] アクティビティを使用してファイルの場所を検索します。

動作のしくみ

以下の手順とメッセージ シーケンス ダイアグラムは、設計時 (つまり、アクティビティの依存関係と入/出力プロパティ) から実行時に至るまでの、アクティビティの動作のしくみの例を示したものです。

1. 「セットアップ」の手順を完了します。
2. プロジェクトに [Slack スコープ] アクティビティを追加します。
3. 次の 2 つのオプション (A または B) のいずれかを完了します。

A. [Slack スコープ] アクティビティ内に [検索] アクティビティを追加します。

B. [Slack スコープ] アクティビティ内に [メッセージを取得] アクティビティを追加します。

1. [検索] または [メッセージを取得] アクティビティの後に [ファイルをダウンロード] アクティビティを追加します。
2. [入力] セクションのプロパティに値を 入力 します。

3. アクティビティを実行します。

   • 入力プロパティ値は、ファイルの操作プロセスが発生する Slack API に送信されます。

     
     

     

     
     

アクティビティの本体

• ファイル ID - ダウンロードする特定のファイルです。SlackFile 型変数を入力します。
  • SlackFile 型変数を入力するには、[検索] アクティビティの [ファイル] 出力プロパティ変数を使用します。
  • [ファイル] 出力プロパティを使用する場合、必ず配列内の使用する項目を指定してください (例: foundFiles(0))。
  • File プロパティ (例: item.Files(0)) を要求することによって、[検索] または [メッセージを取得] アクティビティの [メッセージ] 出力プロパティを使用することもできます。
• ローカル ファイル パス - ダウンロードしたファイルを保存する、ローカルの保存先です。String または String 型変数を入力します。
  • 空のままにすると、ファイルはオートメーション プロジェクトのディレクトリにダウンロードされます。
  • 既定では、ファイルは Slack へのアップロード時に使用した名前で保存されます。このプロパティに入力したローカル パスに同名のファイルが存在する場合は、既存のファイルが上書きされます。
  • ファイルの名前を変更するには (上書きを避けたい場合) ローカル パスの末尾に新しいファイル名を追加します (例: "C:h_Projects\DownloadExample.xlsx")。

プロパティ

共通

• 表示名 - アクティビティの表示名です。 このフィールドでは Strings 型または String 型変数のみがサポートされます。

その他

• プライベート - オンにした場合、変数および引数の値が Verbose レベルでログに出力されなくなります。

出力

• 応答ステータス - 要求のステータスです (成功/失敗に関する情報)。 ResponseStatus 型変数を入力します (UiPath.BAF.Models.ResponseStatus)。 ResponseStatus オブジェクトには、他のアクティビティで使用できる 3 つのプロパティが含まれています。
  • Success - Boolean - API 要求が成功したかどうかを示します。
  • ErrorCode - String - API 要求が成功しなかった場合の応答エラーです (Success=False)。
  • Message - String - エラー メッセージです。

例

次の画像は、アクティビティの依存関係と入力/出力プロパティの値の例です。

ステップバイステップの手順および例は、「クイックスタート」ページをご覧ください。