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連携アクティビティ (クラシック)

最終更新日時 2024年12月13日

ServiceNow アプリケーション スコープ

UiPath.ServiceNow.Activities.ServiceNowScopeActivity

ヒント: [ServiceNow アプリケーション スコープ] アクティビティでは標準認証 (ユーザー名およびパスワード) を使用できますが、以下の手順に従って、すべての接続に OAuth セキュリティを使用することを強くお勧めします。

ServiceNow アクティビティでは、OAuth 1.0 プロトコルを使用して UiPath と ServiceNow インスタンスの間で認証されたコネクションを確立します。この接続は、ロボットが ServiceNow API を呼び出し、ユーザーに代わってリソースにアクセスできるようにします。

認可を有効化するには、ServiceNow インスタンスに OAuth アプリケーション エンドポイントを作成します。このエンドポイントを作成すると、OAuth クライアントのアプリケーション レコード、クライアント ID、およびクライアント シークレットが生成され、インスタンスへの認証されたアクセスが有効化されます。

エンドポイントを作成した後で、アプリケーション エンドポイントの URL、クライアント ID、およびクライアント シークレットとともに、ServiceNow の資格情報を [ServiceNow アプリケーション スコープ] アクティビティに入力します。

ヒント:

連携ユーザーの ロール には、 このパッケージのアクティビティによって有効化されるタスクの実行に必要な最小限の権限 を割り当てることもできます (例: admin、itil、soap_ecc などは、 連携ユーザーのロールには使用すべきではありません)。 テーブルを変更する受信 Web サービスの実行権限は、適切なシステム ロールに限定して割り当てます。

詳細については、ServiceNow ドキュメントの「Roles」セクションをご覧ください。

動作のしくみ

以下の手順とメッセージ シーケンス ダイアグラムは、設計時 (つまり、アクティビティの依存関係と入/出力プロパティ) から実行時に至るまでの、アクティビティの動作のしくみの例を示したものです。

  1. セットアップ」の手順を完了します。
  2. SecureString 入力プロパティのためにアクティビティを追加します (例: パスワード用とクライアント シークレット用に 1 つずつ、合計 2 つ)。
  3. プロジェクトに [ServiceNow アプリケーション スコープ] アクティビティを追加します。
  4. [認証] セクションと [接続] セクションのプロパティ値を入力します。
  5. [出力] セクションのプロパティのために IConnection 変数を作成し、入力します。
    • この変数は、後続の [ServiceNow アプリケーション スコープ] アクティビティで使用できます。



標準認証を使用して問題が発生した場合は、「標準認証のヒント」をご覧ください。

アクティビティの本体

プロジェクトをビルドし、他のアクティビティでオブジェクト ウィザードを有効化するには、[設定] ボタンをクリックして接続ウィザードを使用する必要があります。

詳細については、「ServiceNow について」の「ウィザード」セクションをご覧ください。

プロパティ

認証
  • ユーザー名 - ServiceNow インスタンスのユーザー名です。String 型変数を入力します。
    • 複数のインスタンスがある場合、この値は ServiceNow アカウント名とは異なる場合があります。
    • ユーザー名パスワードと関連付けられています。「セットアップ」ガイドの「資格情報アセットを作成する」セクションに従って、String 型変数を作成することをお勧めします。
    • String 変数を入力するには、資格情報アセットを出力する [資格情報を取得] アクティビティを使用します (以下の例を参照)。
  • パスワード - ServiceNow インスタンスの ([ユーザー名] に関連付けられた) パスワードです。String または String 型変数を入力します。
    • 複数のインスタンスがある場合、この値は ServiceNow アカウント名とは異なる場合があります。
    • ユーザー名パスワードと関連付けられています。「セットアップ」ガイドの「資格情報アセットを作成する」セクションに従って、String 型変数を作成することをお勧めします。
    • String 変数を入力するには、資格情報アセットを出力する [資格情報を取得] アクティビティを使用します (以下の例を参照)。
  • クライアント シークレット - UiPath と ServiceNow インスタンスの間の通信の認証に使用する SecureString です。SecureString 型変数を入力します。
    • アプリケーションのレジストリを完了すると、ServiceNow インスタンスに対してクライアント シークレットが生成されます。詳細については、「セットアップ」ガイドの「OAuth を設定する」セクションをご覧ください。
    • SecureString 型変数を生成するには、「セットアップ」ガイドの「資格情報アセットを作成する」セクションをご覧ください。
    • SecureString 変数を入力するには、資格情報アセットを出力する [資格情報を取得] アクティビティを使用します (以下の例を参照)。
  • クライアント ID - アプリケーション レジストリに対して自動生成される一意の ID です。String 型変数を入力します。
    • アプリケーションのレジストリを完了すると、ServiceNow インスタンスに対してクライアント ID が生成されます。詳細については、「セットアップ」ガイドの「OAuth を設定する」セクションをご覧ください。
    • クライアント ID は クライアント シークレットと関連付けられています。「セットアップ」ガイドの「資格情報アセットを作成する」セクションに従って、String 型変数を作成することをお勧めします。
    • String 変数を入力するには、資格情報アセットを出力する [資格情報を取得] アクティビティを使用します (以下の例を参照)。
  • ローカル ポート (任意) - リダイレクト用のローカル ポートです。既定値は 10001 です。文字列または String 型変数を入力します。
  • OAuth 2.0 を使用 - ServiceNow の OAuth2 の認可コード フローを使用する場合はオンにします。
共通
  • 表示名 - アクティビティの表示名です。 String または String 型変数を入力します。
コネクション
  • エンドポイント URL - ServiceNow インスタンスの URL です。String または String 型変数を入力します。 URL は、アプリケーション レジストリのリダイレクト URL ではなく、ServiceNow インスタンスの URL である必要があります。
その他
  • プライベート - オンにした場合、変数および引数の値が Verbose レベルでログに出力されなくなります。
オプション
  • API エラーを例外として報告 - 選択すると、このアプリケーション スコープを使用するすべての子アクティビティにより API エラー応答がビジネス アクティビティ実行例外として報告されます。選択しないと、子アクティビティは API エラー メッセージを [応答ステータス] 出力プロパティに追加し、ワークフローの実行を続行します。ワークフローが正常に実行されたかどうかを確認するには [応答ステータス] プロパティを確認します。
出力
  • ServiceNow 接続 - 後続の [ServiceNow アプリケーション スコープ] アクティビティで使用できる、確立済み接続のレコードです。IConnection 型変数を入力します (UiPath.BAF.Models.Connection.IConnection)。
既存の接続を使用
  • 既存の ServiceNow 接続 - 親の [ServiceNow アプリケーション スコープ] アクティビティから取得する接続レコードです。新しい接続を確立する代わりに使用できます。IConnection 型変数を入力します (UiPath.BAF.Models.Connection.IConnection)。
    • IConnection 型変数は、以前に実行して、まだアクティブな接続を保っている [ServiceNow アプリケーション スコープ] アクティビティ (親) のものを使用する必要があります。
    • このプロパティを使用して接続を確立できない場合は、親の [ServiceNow アプリケーション スコープ] アクティビティを再実行してみてください。

次の画像は、アクティビティの依存関係と入力/出力プロパティの値の例です。

ステップバイステップの手順および例は、クイックスタート ガイドをご覧ください。



標準認証のヒント

ServiceNow アクティビティ パッケージでは、アクティビティの実行に基本認証 (ユーザー名とパスワード) を使用できます。以下に、手順を示します。

設計時

設計時に、ユーザー名とパスワードをエンドポイント URL とともに入力して保存します。基本認証の資格情報は、スコープ レベルでは ServiceNow で検証されません。基本認証の資格情報は、後で個別のアクティビティにおいて、つまりアクティビティの実行中に ServiceNow のエンティティが取得されるときにのみ、認証に使用されます。



指定された基本認証の資格情報が正しくない場合、エンティティのリストを読み込む間にエラーがスローされます。保存された基本認証の資格情報を使用して ServiceNow に接続し、エンティティ/テーブルの名前を取得するためです。



資格情報 (ユーザー名パスワードエンドポイント URL) が正しい場合は、以下のようにアクティビティのドロップダウン リストにエンティティが入力されます。



実行時

資格情報が右側の [プロパティ] パネルに入力されていることを確認してください。



資格情報が正しい場合は、アクティビティが実行されます。正しくない場合は、次に示すように実行時にエラーがスローされます。



  • 動作のしくみ
  • プロパティ
  • 標準認証のヒント

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