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生産性を高めるアクティビティ
最終更新日 2024年4月15日

Excel アクティビティ パッケージについて

ご存じのように、Microsoft Excel はあらゆる種類のビジネスで広く使用されているアプリケーションです。Excel のアクティビティ パッケージは、Microsoft Excel のすべての側面の自動化に役立ちます。

このパッケージには、セル、列、行、または範囲からの情報の読み取り、他のスプレッドシートまたはブックへの書き込み、マクロの実行、さらに数式の抽出ができるアクティビティが含まれています。また、データを並び替えたり、色分けしたり、追加情報を追加したりすることもできます。

注:

UiPath.Excel.Activities パッケージは、次の Microsoft Excel バージョンに対応しています。

  • 2013
  • 2016
  • 2019
  • 2021 年
  • Office 365

モダン アクティビティ

モダン」に分類されているアクティビティは、もともと StudioX プロファイル向けに設計された最新のアクティビティです。

Excel モダンのデザイン エクスペリエンスとアクティビティは、Studio では既定で StudioX のビジネス アクティビティと同じ機能を提供します。StudioX での Excel アクティビティの使用方法の詳細については、『UiPath StudioX ガイド』の「Excel 操作の自動化」をご覧ください。

Studio のモダン デザイン エクスペリエンス

Studio v2021.10 および UiPath.Excel.Activities v2.11.0 以降、Studio プロファイルでモダン デザイン エクスペリエンスを利用できるようになりました。モダン エクスペリエンスでは、Studio プロファイルのクラシック アクティビティがモダン アクティビティに置き換えられ、StudioX のデザイン エクスペリエンスが Studio にもたらされます。

モダン デザイン エクスペリエンスは既定で有効化されています。[プロジェクト設定] の Excel アクティビティのセクションで、プロジェクトごとにデザイン エクスペリエンスを選択できます。プロジェクトに対してクラシック エクスペリエンスが有効化されている場合、Studio の [アクティビティ] パネルではモダン アクティビティの代わりに、プラス メニューからの Excel の操作をサポートしない [アプリの連携] カテゴリのアクティビティを利用できます。

[Excel ファイルを使用] スコープ アクティビティを追加し、各プロパティのプラス メニューから Excel データを選択して、自動化するファイルを指定し、その子アクティビティを設定します。式を手動で入力する必要はありません。

  • メニューからファイルの内容を参照して、各プロパティの種類と一致するデータを選択します。たとえば、ワークシートからセル、範囲、表、シート、またはグラフを選択できます。反復処理で現在の行または現在のシートを指定することもできます。



  • Excel で作業する方が簡単な場合は、[Excel 内で示す] オプションを使用してファイルから直接データを選択します。この機能を使用するには、Excel アドインをインストールする必要があります。



  • [カスタム入力] オプションでは、表、グラフ、またはシート名に基づいて入力値を手動で指定するか、セルまたは範囲の参照を入力できます。



自動化するファイルがまだ存在しない場合でも、[Excel ファイルを使用] アクティビティのテンプレートと同じ構造を持つファイルを定義すれば、プラス メニューでこのオプションを使用できます。

ワークブック アクティビティ

ワークブック アクティビティは Microsoft Excel がマシンにインストールされていなくても実行でき、ファイルに対するデータの読み書きのみが可能です。

アクティビティで処理するファイルは、次の 2 つの方法のいずれかで指定できます。
  • 各「ブック」系アクティビティでファイル パスを指定します。このオプションを使用すると、ファイルは、そのファイルを処理する各アクティビティの実行時にメモリに読み込まれます。このオプションは、小さいファイルに最適です。
  • データ マネージャーから Studio プロジェクトを Excel ファイルに接続してリソースとして追加し、プラス記号 メニューからリソースを選択して各「ブック」系アクティビティで参照します。このオプションを使用すると、ファイルが読み込まれた後、定義されたスコープ内のすべてのアクティビティが実行されるまでファイルはメモリに残ります。これにより、ファイルのサイズが大きく、アクティビティの数が多い場合の実行時に最適なパフォーマンスを得られます。パフォーマンスを最適化するには、リソースを使用するアクティビティがワークフロー内で配置されている場所に最も近いコンテナーをスコープとして設定します。詳しくは、「データ マネージャーを使用する」をご覧ください。


[アプリの連携] カテゴリのアクティビティ

[アプリの連携] に分類されているアクティビティについては、アクティビティを実行するマシンに Excel アプリケーションがインストールされている必要があります。多数の行と列を含む大規模で複雑なスプレッドシートの場合は、[アプリの連携] カテゴリのアクティビティを使用することをお勧めします。これらのアクティビティによって、最適なパフォーマンスと整合性を確保できるからです。

これらのアクティビティを動作させるには、CSV アクティビティを除くすべての [アプリの連携] カテゴリのアクティビティを [Excel アプリケーション スコープ] に含める必要があります。Excel アクティビティ パッケージのバージョン 2.10.4 からは、これらのアクティビティも [Excel ファイルを使用] アクティビティに含めることができます。

専用のアクティビティでは .csv ファイルを操作できますが、他のすべてのアクティビティでは、.xlsx および .xls を操作できます。[Excel アプリケーション スコープ] でのみ動作するアクティビティは、.xlsm ファイルも操作できます。

トラブルシューティングと制限事項

注: Microsoft Excel 95 に固有の古い Excel バイナリ ファイル形式 (.XLS) は、Excel アクティビティ パッケージではサポートされていません。
  • 範囲を読み取り、コピー、または追加するアクティビティを使用する際は、セルに書式設定情報が含まれていると、Excel ではセルが空であるとしても、セルにデータが含まれていると見なすことに注意してください。
  • Microsoft Office 2016 のバージョン 1708 (ビルド 8431.2079) では、編集および保存されているファイルのウィンドウタイトルが「FileName.xlsx - Excel」 から 「FileName.xlsx - 保存済み」に変わります。ファイルを閉じた後、ファイル名は通常の状態に戻ります。

    これにより、オートメーション プロジェクトで、ウィンドウのタイトルが含まれているセレクターを使用する場合に、問題が発生する場合があります。たとえば、Excel のバージョンが前述のセレクター (<wnd app='excel.exe' cls='XLMAIN' title='FileName.xlsx - Excel' /> <wnd cls='EXCEL7' title='FileName.xlsx' />) である場合は、続くセレクターが機能しなくなります。この問題を回避するには、動的変数セレクターを使用することをお勧めします。
  • 一部の Excel バージョン (例: Excel 2019) では、SharePoint ドキュメントが常に読み取り専用モードで開かれます。リモート ドキュメントで編集がサポートされているかどうかについて確認するには、ドキュメントをローカル マシン上の Excel で手動で開きます。

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