Excel のデータを読み取り、書き込み、追加する

以下の例では、ブックから一定の範囲をコピーし、別のブックに貼り付けて追加する方法を説明します。[範囲を読み込み (ワークブック)]、[範囲に書き込み (ワークブック)]、および [範囲を追加 (ワークブック)] などのアクティビティを示します。これらのアクティビティは、UiPath.Excel.Activities パッケージに含まれています。

注: この例で説明するプロジェクトを含むアーカイブをダウンロードして展開し、2 つの .xlsx ファイルをプロジェクト フォルダーにコピーしてください。

サンプルと同等のオートメーション プロセスは以下のように構築できます。

1. Studio を開いて、新しいプロセスを作成します。

2. デザイナー パネルに [シーケンス] コンテナーをドラッグします。

   • 次の変数を作成します。

     変数名	変数の型	既定値
     employees	データ テーブル	N/A

3. [シーケンス] コンテナー内部に [範囲を読み込み] アクティビティを追加します。

   • [ブック パス] フィールドに式 "companyEmployees.xlsx" を追加します。
   • 値 QADep を [シート] フィールドに追加し、セル範囲を "A1:B5" に設定します。

4. [範囲に書き込み] アクティビティを [範囲を読み込み] アクティビティの下に追加します。

   • [ブック パス] フィールドに式 "employeeIncome.xlsx" を追加します。
   • 値 "DecemberIncome" を [シート] フィールドに追加し、セル範囲を "A2" に設定します。
   • [データ テーブル] フィールドに変数 employees を追加します。

5. [範囲を読み込み] アクティビティを、[範囲に書き込み] アクティビティの下に追加します。

   • [ブック パス] フィールドに式 "companyEmployees.xlsx" を追加します。
   • 値 DevDep を [シート] フィールドに追加し、セル範囲を "A6:B10" に設定します。

6. [範囲を追加] アクティビティを、[範囲を読み込み] アクティビティの下に追加します。

   • [ブック パス] フィールドに式 "employeeIncome.xlsx" を追加します。
   • [シート名] フィールドに値 "DecemberIncome" を追加します。
   • [データ テーブル] フィールドに変数 employees を追加します。

ワークフローは次のようになります。

7. プロセスを実行します。アクティビティによって 1 つのブックからもう 1 つのブックにデータがコピーされます。

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