プロセス追跡サービスのサポート

重要:

永続性アクティビティは、そのアクティビティを含むオートメーションで [プロセスの追跡] オプションが有効化されている場合にのみ、プロセス追跡サービスをサポートします。

複数のオートメーションを使用してエンドツーエンドの業務プロセスを実装すると、以下の 2 つの動作が実行されます。

トレース ID の伝搬

トレース ID の反映 - オートメーション A1 のトレース ID が自動的にオートメーション A2 に反映されます。オートメーション A2 のすべてのタスクは、オートメーション A1 のトレース ID に属します。

以下の表は、トレース ID の伝達を生成する永続性アクティビティをまとめたものです。

アクティビティ	トレース ID の伝搬
ジョブ関連アクティビティ ジョブを開始して参照を取得	オートメーション A1 がオートメーション A2 をトリガーすると、オートメーション A1 によって生成されたトレース ID が自動的にオートメーション A2 に反映されます。自動化 A2 のすべてのタスクは、自動化 A1 のトレース ID に属します。
キュー関連のアクティビティ キュー アイテムを追加して参照を取得	オートメーション A1 が前述のアクティビティを使用してキュー アイテム QI-1 を作成したときに発生します。オートメーション A1 によって生成されたトレース ID は、キュー アイテム QI-1 を処理するオートメーションに自動的に伝播されます。
Action Center 関連のアクティビティ フォーム タスク完了まで待機し再開 外部タスクの完了を待機して再開 アプリ タスク完了まで待機し再開	オートメーション A1 により、Action Center タスクを通じて管理可能な人間参加型のアクションが作成されたときに実行されます。オートメーション A1 によって生成されたトレース ID は、自動的に Action Center タスクに反映されます。

タスク ID の生成

タスクの生成 - オートメーション A1 が一時停止され、外部イベントが完了する (例: 別のオートメーションが完全に実行される、キュー アイテムが処理される、アクション タスクが完了するまで待機する) まで待ってから再開されたときに生成されます。

以下の表は、新しいタスク ID を生成する永続性アクティビティをまとめたものです。

アクティビティ	タスク ID の生成	タスク名の構文	タスクの開始および終了のタイムスタンプ
ジョブ関連アクティビティ ジョブ完了まで待機し再開	オートメーション A1 が中断され、オートメーション A2 が完全に実行されるのを待ってから再開するときに発生します。	<ProcessName>— Orchestrator でパブリッシュされた、オートメーション A2 のプロセスの名前を指します。	タスクの開始時刻 — オートメーション A1 が中断したとき。 タスク終了のタイムスタンプ — オートメーション A1 が再開した日時。
キュー関連のアクティビティ キュー アイテム完了まで待機し再開	オートメーション A1 がキューのトランザクションを開始して処理するときに発生します。 オートメーション A1 は、キュー アイテムのステータスをタスクのステータスにマッピングします。 成功した キュー アイテム - 成功した タスク 失敗した キュー アイテム - 失敗した タスク 延期された キュー アイテム - キャンセルされた タスク	<ProcessName-QueueName>— キュー アイテムを処理したプロセス名と、アイテムが格納されているキュー名を組み合わせたものです。	タスク開始のタイムスタンプ - オートメーション A1 がキュー アイテムの処理を開始したとき。 タスク終了のタイムスタンプ — オートメーション A1 によってキュー アイテムのステータスが設定されるか、キュー アイテムが延期されるとき。
Action Center 関連のアクティビティ フォーム タスク完了まで待機し再開 外部タスクの完了を待機して再開 アプリ タスク完了まで待機し再開	オートメーション A1 が人間参加型のアクションが完了するまで待機しているときに発生します。	<NameOfTheWaitActivity> — UiPath Studio で設計時に設定した「待機対象」アクティビティの名前を指します。	タスクの開始時刻 — オートメーション A1 が中断したとき。 タスク終了のタイムスタンプ — オートメーション A1 が再開した日時。