エラー ハンドラー

[エラー ハンドラー] は、[シーケンス]、[アクティビティ]、または [サブプロセス] 内でスローされた例外をキャッチして、その中での実行を停止し、プロセスの実行を回復にリダイレクトします。[エラー ハンドラー] から、実行を再開するか、それともエラーが修正されたら実行を終了するかを設定できます。1 つの [シーケンス]、[アクティビティ]、または [サブプロセス] に [エラー ハンドラー] をゼロ個、1 個、または複数個 ([例外の種類] が他と異なる場合に限る) 設定できます。

注: [エラー ハンドラー] アクティビティは、BPMN の [エラー境界イベント] 要素に対応します。

重要:

[エラー ハンドラー] は、[シーケンス]、[アクティビティ]、または [サブプロセス] にのみ接続できます。

ユースケース

[エラー ハンドラー] アクティビティは、以下の場合に使用します。

• 1 つの特定のシーケンスまたはアクティビティのエラーをキャッチする必要がある。

• エラー処理ロジックが単純で、含まれるシーケンスまたはアクティビティは 1 つである。

たとえば請求書を送信するシーケンスでは、[エラー ハンドラー] は次のような処理を行います。

• 失敗のキャッチ

• 以下のいずれかへのプロセスのルーティング

  • リトライ

  • ファイナンス チームへの通知と実行の継続

プロパティ

例外の種類

このイベントで処理する例外の種類です。

表示名

長期実行のワークフロー キャンバスに表示する [エラー ハンドラー] ポイントの名前です。

リンクのプロパティ

ラベル

リンクのキャンバス要素に表示される説明です。

[エラー ハンドラー] イベントを管理する

プロセスに [エラー ハンドラー] イベントを設定するには、以下の手順を実行します。

1. [エラー ハンドラー] を選択し、キャンバス内の目的のシーケンス、アクティビティ、またはサブプロセスに接続します。

2. エラーを処理するアクティビティを追加し、[エラー ハンドラー] にリンクします。

3. [例外の種類] プロパティで、処理する例外の種類を選択します。

4. 任意で、エラー処理パスのキャンバス要素を選択し、[ラベル] プロパティの値を指定します。これは、エラー処理操作を説明するのに役立ちます。