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ワークフローに関するアクティビティ
Last updated 2024年10月31日

ユーザーがトリガーするアクティビティ

以下の例に、ユーザーの操作 (マウスのクリックまたはキー入力) によってトリガーされるアクティビティを、[イベントを監視] などのアクティビティを使用して実行する方法を示します。これらのアクティビティは、UiPath.System.Activities パッケージに含まれています。

3 つのワークフローがあり、それぞれが、アクティビティをトリガーできるさまざまなアクションを説明しています。

画像のクリックによってトリガーされるアクティビティ

サンプルと同等のオートメーション プロセスは以下のように構築できます。

  1. Studio を開いて、新しいプロセスを作成します。
  2. デザイナー パネルに [シーケンス] コンテナーをドラッグします。

    • 次の変数を作成します。

      変数名

      変数の型

      既定値

      TargetElement

      UI 要素

       
  3. [シーケンス] コンテナー内に [イベントを監視] アクティビティを追加します。

    • [プロパティ] パネルで [無限に繰り返す] フィールドに値 False を追加します。
  4. [イベントを監視] アクティビティ内に [画像クリック トリガー] アクティビティを追加します。

    • アクティビティ内で [画面上で画像を指定] オプションをクリックして、以下の GIF のように UiPath Studio タスク バーのボタンを選択します。



  5. [イベントを監視] アクティビティ内の [画像クリック トリガー] アクティビティの下に、[シーケンス] コンテナーをドラッグします。シーケンスに Event Handler という名前を付けます。
  6. [イベント ハンドラー] シーケンス内に [ソース要素を取得] アクティビティを追加します。

    • [プロパティ] パネルの [UI 要素] フィールドに変数 TargetElement を追加します。
  7. [イベント ハンドラー] シーケンス内の [ソース要素を取得] アクティビティの下に、[強調表示] アクティビティを追加します。

    • [プロパティ] パネルの [要素] フィールドに変数 TargetElement を追加します。
    • [強調表示する時間] フィールドに値 1500 を追加します。


  8. プロセスを実行します。タスク バーにある UiPath Studio のボタンをクリックすると、そのボタンがプロセスによって強調表示されます。
マウスのクリックによってトリガーされるアクティビティ

サンプルと同等のオートメーション プロセスは以下のように構築できます。

  1. Studio を開いて、新しいプロセスを作成します。
  2. デザイナー パネルに [シーケンス] コンテナーをドラッグします。

    • 次の変数を作成します。

      変数名

      変数の型

      既定値

      LoopForever

      Boolean

      True

  3. [シーケンス] コンテナー内に [イベントを監視] アクティビティを追加します。

    • [プロパティ] パネルで [無限に繰り返す] フィールドに変数 LoopForever を追加します。
      注: [イベントを監視] のループを制御するためのマウス トリガー系のアクティビティを追加します。最初のマウス トリガーは、要素が強調表示されるまでイベントをブロックします。2 番目のマウス トリガーは、プロセスを停止します。
  4. [イベントを監視] アクティビティ内に [マウス トリガー] アクティビティをドラッグします。

    • [プロパティ] パネルで [イベント モード] ドロップダウン リストから [EVENT_BLOCK] オプションを選択します。
  5. [イベントを監視] アクティビティ内の前のアクティビティの次に、もう 1 つ [マウス トリガー] アクティビティを追加します。

    • [プロパティ] パネルで [イベント モード] ドロップダウン リストから [EVENT_BLOCK] オプションを選択します。
    • [キー修飾子] ドロップダウン リストから[Ctrl] を選択します。
  6. 既存シーケンス内の [マウス トリガー] アクティビティの下に [シーケンス] アクティビティを追加します。

    • 次の変数を作成します。

      変数名

      変数の型

      既定値

      MouseEvent

      イベント情報

       
  7. 前に作成した [シーケンス] コンテナー内に [イベント情報を取得] アクティビティを追加します。

    • [結果] フィールドに変数 MouseEvent を追加します。
  8. [条件分岐 (if)] アクティビティを、[イベント情報を取得] アクティビティの下に追加します。

    • [条件 (Condition)] フィールドに式 MouseEvent.KeyModifier = KeyModifier.Ctrl を追加します。
  9. [条件分岐 (if)] アクティビティの [Then] フィールドに [代入] アクティビティを追加します。

    • [左辺値 (To)/宛先] フィールドに変数 LoopForever を追加します。
    • [右辺値 (Value)] フィールドに値 False を追加します。
  10. [条件分岐 (if)] アクティビティの [Else] フィールドに [ユーザー入力をブロック] アクティビティを追加します。

    • アクティビティ内で [実行] コンテナーを選択して、次の変数を作成します。

      変数名

      変数の型

      既定値

      ClickedElement

      UI 要素

       
  11. [ソース要素を取得] アクティビティを [ユーザー入力をブロック] アクティビティの [実行] コンテナー内に追加します。

    • [UI 要素] フィールドに ClickedElement 変数を追加します。
  12. [ソース要素を取得] アクティビティの下に [強調表示] アクティビティを追加します。

    • [プロパティ] パネルの [要素] フィールドに変数 ClickedElement を追加します。
  13. [強調表示] アクティビティの下に [ユーザー イベントを再生] アクティビティを追加します。



  14. プロセスを実行します。このプロセスによって、マウスの左ボタンでクリックした要素がすべて強調表示されます。Ctrl +マウスの左クリックによるトリガーが検出されると、プロセスは停止します。
マウスのクリックまたはキー入力によってトリガーされるアクティビティ

サンプルと同等のオートメーション プロセスは以下のように構築できます。

  1. Studio を開いて、新しいプロセスを作成します。
  2. デザイナー パネルに [シーケンス] コンテナーをドラッグします。
  3. [シーケンス] コンテナー内に [イベントを監視] アクティビティを追加します。

    • [プロパティ] パネルで [無限に繰り返す] フィールドに値 False を追加します。
  4. [システム トリガー] アクティビティを [シーケンス] コンテナー内に追加します。
  5. [イベントを監視] アクティビティ内の [システム トリガー] アクティビティの下に、[シーケンス] コンテナーをドラッグします。シーケンスに Event Handler という名前を付けます。

    • 次の変数を作成します。

      変数名

      変数の型

      既定値

      SystemEvent

      イベント情報

       
  6. [イベント ハンドラー] シーケンス内部に [イベント情報を取得] アクティビティを追加します。

    • [プロパティ] パネルの [結果] フィールドに変数 SystemEvent を追加します。
  7. [条件分岐 (if)] アクティビティを、[イベント情報を取得] アクティビティの下に追加します。

    • [条件 (Condition)] フィールドに式 SystemEvent.MouseEventInfo isnot Nothing を追加します。
  8. [条件分岐 (if)] アクティビティの [Then] フィールドに [メッセージ ボックス] アクティビティを追加します。

    • [テキスト] フィールドに式 "Mouse Button Pressed: " + SystemEvent.MouseEventInfo.Button.ToString + vbCrLf + vbCrLf + "Modifiers used: " + SystemEvent.KeyModifier.ToString を追加します。
  9. [条件分岐 (if)] アクティビティの [Else] フィールドに [メッセージ ボックス] アクティビティを追加します。

    • [テキスト] フィールドに式 "Key Pressed: " + SystemEvent.KeyEventInfo.KeyName + vbCrLf + vbCrLf + "Modifiers used: " + SystemEvent.KeyModifier.ToString を追加します。


  10. プロセスを実行します。トリガーを使用するとメッセージ ボックスが表示され、検出されたマウス クリックまたはキー入力に関する情報が示されます。

こちらからサンプルをダウンロードできます。

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