値を書式化

UiPath.Core.Activities.FormatValue

特定の形式を、.ToString 演算と Parse 演算に使用できるジェネリック値に関連付けます。使用できる形式は、Number、DateTime、Currency、Percentage です。

プロパティ

先

• Value - 形式を適用する値です。このフィールドでは GenericValue 変数のみサポートされています。

入力

• Format - 値に適用する形式を指定します。

共通

• 表示名 - アクティビティの表示名です。

その他

• プライベート - オンにした場合、変数および引数の値が Verbose レベルでログに出力されなくなります。

[値を書式化] アクティビティの使用例

以下の例では、[値を書式化] アクティビティの使用方法を説明します。ここでは、代入された値を処理し、それに目的の書式を適用します。

サンプルと同等のオートメーション プロセスは以下のように構築できます。

1. Studio を開いて、新しいプロセスを作成します。

2. デザイナー パネルに [シーケンス] コンテナーをドラッグします。

   • 次の変数を作成します。

     変数名	変数の型	既定値
     formattedValue	GenericValue

3. [シーケンス] コンテナー内に [代入] アクティビティをドラッグします。

   • [左辺値 (To)/宛先] フィールドに変数 formattedValue を追加します。
   • 実際の日付を受け取るために [値] フィールドに式 DateTime.Now を追加します。

4. [代入] アクティビティの下に [値を書式化] アクティビティをドラッグします。

   • Values (値) フィールドに変数 formattedValue を追加します。

5. [値を書式化] アクティビティの [書式設定] ボタンをクリックしてデータ形式を構成します。

   • [形式の種類] ドロップダウン リストから [DateTime] オプションを選択します。
   • [パターン] ドロップダウン リストから、日付表示に使用する書式を選択します。
   • [OK] ボタンをクリックして構成機能を終了します。

6. [値を書式化] アクティビティの下に、[メッセージをログ] アクティビティを配置します。

   • [ログ レベル] ドロップダウン リストから [Info (情報)] オプションを選択します。
   • [メッセージ] フィールドに式 "Today is: "+formattedValue を追加します。これにより、「Today is」という語句に、先ほど選択した書式が適用された実際の日付が結合されたメッセージが表示されます。

7. [メッセージをログ] アクティビティの下に [代入] アクティビティをドラッグします。

   • [左辺値 (To)/宛先] フィールドに変数 formattedValue を追加します。
   • [値] フィールドに値 19000.1234 を追加します。これは、書式設定の対象となる実際の値を表します。

8. [代入] アクティビティの下に [値を書式化] アクティビティをドラッグします。

   • Values (値) フィールドに変数 formattedValue を追加します。

9. [値を書式化] アクティビティの [書式設定] ボタンをクリックしてデータ形式を構成します。これにより、[代入] アクティビティで追加した値の書式が設定され、小数点以下の桁数が決まります。

   • [形式の種類] ドロップダウン リストから [Number] を選択します。
   • [小数桁数] フィールドに値 2 を追加します。
   • [小数点区切り] ドロップダウン リストから [.] を選択します。
   • [グループ区切り] フィールドに値 , を追加します。
   • [OK] ボタンをクリックして構成機能を終了します。

10. [値を書式化] アクティビティの下に、[メッセージをログ] アクティビティを配置します。

    • [ログ レベル] ドロップダウン リストから [Info (情報)] オプションを選択します。
    • [メッセージ] フィールドに式 "This decimal number is: "+formattedValue を追加します。これにより、「This decimal number is」という語句に実際の数値が結合されたメッセージが表示されます。

11. [メッセージをログ] アクティビティの下に [代入] アクティビティをドラッグします。

    • [左辺値 (To)/宛先] フィールドに変数 formattedValue を追加します。
    • [値] フィールドに値 1.142 を追加します。この値は、今日のユーロとドルとの為替レートを表します。

12. [代入] アクティビティの下に [値を書式化] アクティビティをドラッグします。

    • Values (値) フィールドに変数 formattedValue を追加します。

13. [値を書式化] アクティビティの [書式設定] ボタンをクリックしてデータ形式を構成します。

    • [形式の種類] ドロップダウン リストから [通貨] を選択します。
    • [小数桁数] フィールドに値 3 を追加します。
    • [小数点区切り] ドロップダウン リストから [.] を選択します。
    • [記号] ドロップダウン リストから [$] を選択します。
    • [グループ区切り] フィールドに値 , を追加します。
    • [OK] ボタンをクリックして構成機能を終了します。

14. [値を書式化] アクティビティの下に、[メッセージをログ] アクティビティを配置します。

    • [ログ レベル] ドロップダウン リストから [Info (情報)] オプションを選択します。
    • [メッセージ] フィールドに式 "1 euro is: "+formattedValue を追加します。これにより、「1 euro is」という語句に、ユーロに対するドルの実際の為替レート値が結合されたメッセージが表示されます。

15. [メッセージをログ] アクティビティの下に [代入] アクティビティをドラッグします。

    • [左辺値 (To)/宛先] フィールドに変数 formattedValue を追加します。
    • [値] フィールドに値 0.6666 を追加します。この値を使用して、書式設定したデータをパーセンテージで表示します。

16. [代入] アクティビティの下に [値を書式化] アクティビティをドラッグします。

    • Values (値) フィールドに変数 formattedValue を追加します。

17. [値を書式化] アクティビティの [書式設定] ボタンをクリックしてデータ形式を構成します。

    • [形式の種類] ドロップダウン リストから [Percentage] を選択します。
    • [小数桁数] フィールドに値 2 を追加します。
    • [小数点区切り] ドロップダウン リストから [.] を選択します。
    • [記号] フィールドに式 % を追加します。
    • [グループ区切り] フィールドに式 , を追加します。
    • [OK] ボタンをクリックして構成機能を終了します。

18. [値を書式化] アクティビティの下に、[メッセージをログ] アクティビティを配置します。

    • [ログ レベル] ドロップダウン リストから [Info (情報)] オプションを選択します。
    • [メッセージ] フィールドに式 "2/3 is: "+formattedValue を追加します。これにより、「2/3 is」という語句に、この値をパーセントで表した値を結合したメッセージが表示されます。

    • ワークフローは次のようになります。

      
      

      

      
      

19. このオートメーション プロセスを実行します。代入したデータが指定に従って処理され、[出力] パネルに表示されます。

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