ファイルをアップロード

UiPath.Box.Activities.File.UploadFile

[ファイルをアップロード] アクティビティでは、Box の Upload file API を使用して、ファイル ([ファイルパス]) を指定したフォルダー ([親フォルダー ID]) 内に既存または新規のファイル名 ([ファイル名]) でアップロードします。

ファイルの移動後、アクティビティは、コピーされたファイルのプロパティを含む BoxFile オブジェクト ([Box ファイル]) と、ファイルに割り当てられた String 型の ID ([ファイル ID]) を出力します。どちらの値も、後続のアクティビティ (例: [ファイルを移動]) で使用できます。

動作のしくみ

以下の手順とメッセージシーケンスダイアグラムは、設計時 (つまり、アクティビティの依存関係と入/出力プロパティ) から実行時に至るまでの、アクティビティの動作のしくみの例を示したものです。

「セットアップ」の手順を完了します。
[Box スコープ] アクティビティをプロジェクトに追加します。
File.Id の値を出力するアクティビティを追加するか外部プロセスを実行します (例: [ファイルをアップロード]、[内容を検索])。
[Box スコープ] アクティビティ内に [ファイルをアップロード] アクティビティを追加します。
入力プロパティの値を入力します。
String、および [出力] セクションのプロパティの BoxFile 型変数を作成し、入力します。
- 入力プロパティ値は、Upload file の API 操作の要求に渡されます。
- 操作は、String と BoxFile の値を、出力プロパティ変数に返します。

プロパティ

共通

エラー発生時に実行を継続 - 例外がスローされた際にアクティビティの実行を継続するかどうかを指定します。このフィールドでは、Boolean 値のみがサポートされています。
表示名 - アクティビティの表示名です。このフィールドでは Strings 型または String 型変数のみがサポートされます。

入力

ファイルパス - アップロードするファイルの場所です。このフィールドでは Strings 型または String 型変数のみがサポートされます。
親フォルダー ID - ファイルのアップロード先の親フォルダーの ID です。このフィールドでは Strings 型または String 型変数のみがサポートされます。
- アプリケーションのルートフォルダーを使用するには、"0" の値を入力します。
- ルート以外のフォルダーの ID を取得するには、[内容を検索] アクティビティを使用します。

その他

プライベート - オンにした場合、変数および引数の値が Verbose レベルでログに出力されなくなります。

オプション

ファイル名 - ファイルに適用する名前です。このフィールドでは Strings 型または String 型変数のみがサポートされます。このプロパティを空のままにすると、既存のファイル名が適用されます。
アップロードモード - ファイルのアップロードに使用するモードです。ドロップダウンリストから次の 3 つのオプションのいずれかを選択します。
- Auto - アクティビティはファイルのサイズを確認し、ファイルが 50 MB を超える場合はチャンクアップロードを使用します。ファイルが 50 MB 未満の場合は、直接 (単一) アップロードを使用します。
- Single - アクティビティは、サイズに関係なくファイル全体をアップロードします。ファイルが 50 MB を超える場合はエラーが表示されます。
- Chunked - アクティビティは、チャンクアップロードを使用してファイルをアップロードします。このオプションは、ファイルが 20 MB を超える場合にのみ使用します。
  
  注: アップロードの種類について詳しくは、Box のドキュメントの「Chunked Uploads」と「Direct Uploads」をご覧ください。

出力

Box ファイル - ファイルのプロパティを含む Box File オブジェクトです。Box File 型変数を入力します。Box File オブジェクトには、他のアクティビティで使用できる複数のプロパティが含まれます。
ファイル ID - BoxFile オブジェクトに割り当てられた識別子です。このフィールドでは、Strings または String 型の変数のみがサポートされています。