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ワークフローに関するアクティビティ
最終更新日 2024年4月22日

ダウンロードを待機

UiPath.Core.Activities.GetLastDownloadedFile

任意のアプリケーションから開始されたダウンロードを検出し、ファイルがダウンロードされるまで待機します。ファイルのダウンロードが完了すると、オートメーションの次の処理に進みます。このアクティビティ内にダウンロードを開始するアクティビティを追加し、指定したアプリケーションによってダウンロード ファイルが保存されるフォルダーを指定し、ダウンロード ファイルのプロパティを出力変数に保存します。 

プロジェクトの対応 OS

クロスプラットフォーム | Windows | Windows - レガシ

クロスプラットフォームでの設定

  • 本体 - ファイルをダウンロードする 1 つ以上のアクティビティをここに追加します。
  • ダウンロード フォルダー - 対象のアプリケーションによってダウンロード済みファイルが保存されるのを監視する対象のフォルダーです。既定では、ユーザーの既定のダウンロード パスに設定されています。

プロパティ

入力

  • タイムアウト (秒) - ダウンロードが完了するまで待機する期間を指定します。既定では、この値は 300 秒に設定されています。
  • 無視するファイル - ダウンロードが完了するまで無視するファイルの拡張子を指定します。複数の拡張子を指定する場合は、コンマ区切りリストを使用できます (例: "tmp,dwn")。このフィールドでは、文字列と String 型の変数のみがサポートされています。

出力

  • ファイル リソース - ダウンロードしたファイルを後でオートメーション内で使用する際に、参照として使用する ILocalResource 変数です。

Windows および Windows - レガシでの設定

  • ファイルをダウンロードする 1 つ以上のアクティビティを、[ダウンロードを開始するアクティビティ] ブロックに追加します。
  • 監視対象のフォルダー - フィールドの横にある [参照] アイコン docs image をクリックし、ファイルのダウンロード元のアプリケーションまたは Web ブラウザーによってファイルが保存されるフォルダーを参照して選択します。既定では、現在の Windows ユーザーの [ダウンロード] フォルダーが選択されています。
  • ダウンロードされるファイル - ダウンロードされるファイルの名前です。
  • 次の拡張子の一時ファイルを無視 - StudioX では、プラス記号のアイコン docs image を使用して、利用可能なオプションを 1 つ選択できます。

[プロパティ] パネル内

オプション
  • 表示名 - アクティビティの表示名です。
  • ダウンロード フォルダー - ファイルのダウンロード元のアプリケーションまたは Web ブラウザーがファイルを保存するフォルダーです。  既定では、現在の Windows ユーザーの [ダウンロード] フォルダーが選択されています。
  • 無視するファイルの拡張子 - ダウンロードが完了するまで無視するファイルの拡張子を指定します。複数の拡張子を指定する場合は、コンマ区切りリストを使用できます (例: "tmp,dwn")。このフィールドでは、文字列と String 型の変数のみがサポートされています。
  • FileResource - ILocalResource 型の出力引数です。
  • プライベート - オンにした場合、変数および引数の値が Verbose レベルでログに出力されなくなります。
  • タイムアウト - ダウンロードが完了するまで待機する期間を指定します。既定値は 300 秒です。ファイルのダウンロードにこれ以上時間がかかる場合は、値を増やしてください。
出力
  • ダウンロードされるファイル - ダウンロードされるファイルのプロパティです。このフィールドでは FileInfo 変数のみをサポートします。

このアクティビティの使用例

  1. [アプリケーション/ブラウザーを使用] アクティビティを追加して、ファイルをダウンロードするデスクトップ アプリケーションまたは Web ブラウザーを指定します。
  2. [ダウンロードを待機] アクティビティを [アプリケーション/ブラウザーを使用] 内に追加します。
  3. [ダウンロードを待機] アクティビティ内に、ファイルのダウンロードを開始するアクティビティを追加します (例: アプリケーション インターフェイスのダウンロード ボタンをクリックする [クリック] アクティビティ)。
  4. [ダウンロードを待機] アクティビティの [ダウンロード フォルダー] フィールドで、指定したアプリケーションがファイルを保存するフォルダーを指定します (既定では、現在の Windows ユーザーのダウンロード フォルダー)。アクティビティはこのフォルダーをチェックし、ファイルのダウンロードが完了するまで待機します。 

ファイル ダウンロードが期待どおりの働きをするために、以下のことを実施します。

  • 一度に複数のファイルをダウンロードしないでください。
  • ファイルのダウンロードを開始するアクティビティのみを、このアクティビティ内に追加します。たとえば、Web ページからファイルをダウンロードするのに 3 つの [クリック] アクティビティが必要な場合は、[アプリケーション/ブラウザーを使用] アクティビティを追加し、その中に追加できます。

    1. 最初の 2 つの [クリック] アクティビティを追加します。
    2. [ダウンロードを待機] アクティビティを追加します。
    3. ダウンロードを開始する最後の [クリック] アクティビティを、[ダウンロードを待機] アクティビティ内に追加します。
  • [ダウンロード フォルダー] を正しく指定します。指定したアプリケーションによってこのフォルダーのサブフォルダーにファイルが保存されると、このアクティビティによってダウンロードが検出されます。
  • 指定したダウンロード フォルダーに、Microsoft Office アプリのようなその他のアプリケーションによって作成された一時ファイルが含まれていないことを確認してください。[ダウンロードを待機] アクティビティで、これらのファイルがダウンロードされたファイルであると誤って見なされる可能性があります。
  • 完了に時間のかかるダウンロードのタイムアウト値を増やします。

このアクティビティの使い方を理解するために、[ファイルを Web サイトからダウンロード] プロジェクト テンプレートをベースにして新しいプロジェクトを作成します。

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