ブラウザーのナビゲーション

以下の例では、Web ページを開く、ページ間を前後に移動する方法について説明します。この例では、[URL に移動]、[次に進む]、[前に戻る] などのアクティビティを使用します。これらのアクティビティは、UiPath.UIAutomation.Activities パッケージに含まれています。

サンプルと同等のオートメーション プロセスは以下のように構築できます。

1. Studio を開いて、新しいプロセスを作成します。
2. デザイナー パネルに [シーケンス] コンテナーをドラッグします。

3. [ブラウザーを開く] アクティビティを [シーケンス] のコンテナー内に追加します。

   • 式 "https://www.name-generator.org.uk/quick/" を Url フィールドに追加します。
   • Internet Explorer を開き、https://www.name-generator.org.uk/quick/ にアクセスします。

4. [ブラウザーを開く] アクティビティの [Do] コンテナーを選択して、次の変数を作成します。

   変数名	変数の型	既定値
   RandomName	GenericValue
   nameHash	GenericValue

5. [文字を入力] アクティビティを [ブラウザーを開く] アクティビティの [実行] コンテナー内に追加します。

   • アクティビティ内部の [ブラウザー内で要素を指定] をクリックし、その後 Web ページで名前を選択します。以下の GIF では、実行する必要があるすべての手順を示しています。

     
     

     

     
     

6. [強調表示] アクティビティの下に [テキストを取得] アクティビティをドラッグします。

   • アクティビティ内部の [ブラウザー内で要素を指定] をクリックし、その後上の手順と同じように名前を選択します。以下の GIF では、実行する必要があるすべての手順を示しています。
     
     

     

     
     
   • [プロパティ] パネルの [値] フィールドに変数 randomName を追加します。

7. [URL に移動] アクティビティを、[テキストを取得] アクティビティの下に追加します。

   • 式 "http://www.miraclesalad.com/webtools/md5.php" を Url フィールドに追加します。
   • Internet Explorerで、http://www.miraclesalad.com/webtools/md5.php に移動します。

8. [URL に移動] アクティビティの下に [文字を入力] アクティビティを追加します。

   • [テキスト] フィールドに変数 randomName を追加します。

   • アクティビティ内部の [ブラウザー内で要素を指定] をクリックし、その後文字列のテキスト ボックスを選択します。以下の GIF では、実行する必要があるすべての手順を示しています。

     
     

     

     
     

9. [文字を入力] アクティビティを [ブラウザーを開く] アクティビティの [実行] コンテナー内に追加します。

   • アクティビティ内部の [ブラウザー内で要素を指定] をクリックし、その後表示された MD5 ハッシュを選択します。以下の GIF では、実行する必要があるすべての手順を示しています。

     
     

     

     
     

10. [強調表示] アクティビティの下に [テキストを取得] アクティビティをドラッグします。

    • アクティビティ内部の [ブラウザー内で要素を指定] をクリックし、その後表示された MD5 ハッシュを選択します。以下の GIF では、実行する必要があるすべての手順を示しています。
      
      

      

      
      
    • [プロパティ] パネルの [値] フィールドに変数 nameHash を追加します。

11. [メッセージ ボックス] アクティビティを、[テキストを取得] アクティビティの下に配置します。

    • [テキスト] フィールドに式 "MD5 Hash for '" + randomName + "' is '" + nameHash + "'" を追加します。

12. [メッセージ ボックス] アクティビティの下に [強調表示] アクティビティを追加します。

    • アクティビティ内部の [ブラウザー内で要素を指定] をクリックし、ブラウザーの [戻る] ボタンを選択します。以下の GIF では、実行する必要があるすべての手順を示しています。

      
      

      

      
      

13. [強調表示] アクティビティの下に [前に戻る] アクティビティを追加します。

    • Internet Explorer 内で、https://www.name-generator.org.uk/quick/ に戻ります。

14. [メッセージ ボックス] アクティビティの下に [強調表示] アクティビティを追加します。

    • アクティビティ内部の [ブラウザー内で要素を指定] をクリックし、別の名前を選択します。手順 5 の GIF で示されている指示に従います。

15. [強調表示] アクティビティの下に [テキストを取得] アクティビティをドラッグします。

    • アクティビティ内部の [ブラウザー内で要素を指定] をクリックし、その後上の手順と同じように名前を選択します。以下の GIF では、実行する必要があるすべての手順を示しています。
      
      

      

      
      
    • [プロパティ] パネルの [値] フィールドに変数 randomName を追加します。

16. [強調表示] アクティビティの下に [次に進む] アクティビティを追加します。

    • Internet Explorerで、http://www.miraclesalad.com/webtools/md5.php に進みます。

17. [次に進む] アクティビティの下に [文字を入力] アクティビティを追加します。

    • [テキスト] フィールドに randomName 変数を追加します。
    • アクティビティ内部の [ブラウザー内で要素を指定] をクリックし、その後文字列のテキスト ボックスを選択します。手順 8 の GIF で示されている指示に従います。

18. [文字を入力] アクティビティの下に [強調表示] アクティビティを追加します。

    • 手順 9 以降の指示を繰り返します。

19. [強調表示] アクティビティの下に [テキストを取得] アクティビティをドラッグします。

    • 手順 10 以降の指示を繰り返します。

20. [メッセージ ボックス] アクティビティを、[テキストを取得] アクティビティの下に配置します。

    • 手順 11 以降の指示を繰り返します。
21. [ウィンドウを閉じる] アクティビティを、[メッセージ ボックス] アクティビティの下にドラッグします。
22. ブラウザーを開く、ページ間を前後に移動する、ページからの情報を表示するプロセスを実行します。

サンプルをダウンロードする