SAP Ariba の自動化について

UiPath.UIAutomation.Activities バージョン 2025.10.19 より、SAP Ariba の SAP 要素を識別および自動化する新しい方法が導入されました。これにより、インターフェイスの動的な性質に左右されることなく、安定して確実に要素を識別できます。

UiPath.UIAutomation.Activities パッケージの全範囲のアクティビティを SAP Ariba のオートメーションに使用できます。SAP Ariba 固有の一部のコントロール (SAP Ariba Strategic Sourcing や、SAP AribaWeb で構築されたその他のページなど) については、追加の延長サポートを提供します。詳しくは、「サポートされる SAP Ariba の要素」をご覧ください。

SAP Ariba 要素を識別する

Ariba Strategic Sourcing や Ariba Network Buyer など、多くの SAP Ariba Web ページでは、AribaWeb フレームワークを使用して UI 要素が表示されます。このような要素のセレクタは、AribaWeb 要素に固有の aw- 属性が存在することで容易に識別できます。

次の 2 つの属性は、すべての AribaWeb 要素共通で使用されます。

属性	説明
aw-name	基になる AribaWeb 要素の名前 (DataTable、RadioButton など)。
aw-label	人間が判読して、特定の要素を識別できるラベルです。この属性が必ず存在するわけではありませんが、存在していれば、他の属性の代わりに使用することをお勧めします。

id、tag、class などの他の Web 属性を使用して、特定の状況で安定したセレクターを実現することもできます。

SAP Ariba 要素のセレクターには、他の Web UI 要素と同様に <webctrl> タグが含まれます。

サポートされているブラウザー

以下のブラウザーで SAP Ariba のオートメーションを作成できます。

• Google Chrome – UiPath Chrome 拡張機能が必要です。
• Mozilla Firefox – UiPath Firefox 拡張機能が必要です。
• Microsoft Edge (Chromium) – UiPath Edge 拡張機能が必要です。

サポートされているアクティビティ

このパッケージに用意されたすべてのアクティビティを使用できます。その推奨事項と例外は以下のとおりです。

• 文字を入力 – 一貫した動作とするには [入力をシミュレート] プロパティを使用します。
• クリック – 一貫した動作とするには [クリックをシミュレート] プロパティを使用します。
• 表のセル スコープ – SAP Ariba のページではサポートされていません。