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UI Automation のアクティビティ
Last updated 2024年10月28日

マウス スクロール

UiPath.UIAutomationNext.Activities.NMouseScroll

説明

アプリケーション内でマウス スクロール イベントを送信し、指定した UI 要素までのスクロールを可能にします。

このアクティビティは [アプリケーション/ブラウザーを使用] アクティビティに追加する必要があります。

このアクティビティを [アプリケーション/ブラウザーを使用] アクティビティの外で使用するには、入力要素を指定する必要があります。

このアクティビティはオブジェクト リポジトリに対応しています。

注:

このアクティビティにターゲットが指定されていない場合、このアクティビティを含むスコープのターゲットが自動的に使用されます。

また、このアクティビティの性質上、バックグラウンド モードで使用することはできません。

ターゲットの指定および設定について詳しくは、「[選択] 画面」をご覧ください。

プロジェクトの対応 OS

Windows - レガシ | Windows | クロスプラットフォーム

Windows - レガシ、Windows での設定

デザイナー パネル
  • [メニュー] ボタンを選択して、以下のオプションにアクセスします。

    • 画面上でターゲットを指定 - ターゲットをもう一度指定します。
    • ターゲットを編集 - 選択モードを開いて、ターゲットを設定します。
    • 参考スクリーンショットを削除 - 対象のアプリケーションまたは Web ページのスクリーンショットを削除します。
    • オブジェクト リポジトリに追加 - 現在の UI 要素をライブラリ プロジェクトに追加し、オートメーション プロセス全体で要素を再利用することができます。
  • 方向 - スクロールを実行する方向です。使用できるオプションは、[左][上][右][下] です。既定のオプションは [下] です。

  • スクロールの種類 - このアクティビティで使用する 2 つのメソッドのいずれかを選択します。

    • [指定の要素まで] - 対象のアプリケーションで指定した UI 要素が見つかるまでスクロールします。これは既定のオプションです。

      注: [スクロールの種類] フィールドで [指定の要素まで] を選択した場合、[スクロール回数] プロパティ フィールドは無視され、指定した UI 要素が検索されます。

      実行時に、指定した要素が見つからない場合、アクティビティは [スクロール回数] フィールドで指定された分だけスクロールした後、指定した要素の検索を再試行します。この動作は、要素が見つかるまで必要な回数だけ繰り返されるため、読み込み時間が長いアプリケーションの場合に有用です。

    • 距離 - [スクロール回数] プロパティ フィールドで指定した分だけスクロールします。

      注: スクロール動作でスクロールされる行数は、Windows の [マウス設定] セクションで設定されます。特定の要素までスクロールする場合は、マウス ホイールの回転がすべて実行された後に要素が検索されます。このメソッドを選択すると、アクティビティの本体にも [スクロール回数] プロパティが表示されます。
  • 次の要素までスクロール - [アプリ/ブラウザーで指定] をクリックして、スクロール先の UI 要素を指定します。このオプションは、[スクロールの種類] ドロップダウン メニューから [指定の要素まで] が選択されている場合にのみ表示されます。

プロパティ パネル

共通

  • エラー発生時に実行を継続 - アクティビティでエラーが発生した場合でも、オートメーションを継続するかどうかを指定します。このフィールドでは、Boolean 値 (TrueFalse) のみがサポートされています。既定値は False です。そのため、フィールドが空白でエラーが発生すると、プロジェクトの実行が停止します。値を True に設定すると、プロジェクトの実行はエラーに関係なく継続されます。
  • 実行後の待機時間 - 現在のアクティビティが完了してから、次のアクティビティが何らかの操作を開始するまでの遅延時間を秒単位で指定します。既定値は 0.3 秒です。アクティビティとアクティビティの間に遅延を追加すると、次のアクティビティを開始する前に、現在のアクティビティを確実に終了できる時間を確保できます。

  • 実行前の待機時間 - 前のアクティビティが完了してから、現在のアクティビティが何らかの操作を開始するまでの遅延時間を秒単位で指定します。既定値は 0.2 秒です。アクティビティとアクティビティの間に遅延を追加すると、次のアクティビティを開始する前に、現在のアクティビティを確実に終了できる時間を確保できます。

  • 表示名 - デザイナー パネルに表示される、アクティビティの名前です。表示名は、ターゲットを指定すると自動的に生成されます。

  • タイムアウト - エラーを発生させる前にアクティビティの実行を待機する時間を秒単位で指定します。既定値は 30 秒です。

    重要: 画像ターゲットまでスクロールする場合は、長い画像検索時間に対応できるように [タイムアウト] プロパティの値を増やすことをお勧めします。

入力

  • カーソルの動きの種類 - マウス カーソルにより実行される動きの種類を指定します。次の 2 つの利用可能なオプションがあります。

    • Instant - カーソルは要素にジャンプします。これは既定のオプションです。
    • Smooth - カーソルは要素まで滑らかに移動します。この設定は、[ハードウェア イベント] 入力モードが使用されている場合にのみ有効です。
  • ターゲット - ターゲット要素です。ターゲット要素を設定する必要があります。画面で指定する前は、このフィールドは (null) に設定されています。ターゲットを指定すると、指定した要素に関連するすべてのプロパティが表示されます。
    • クリックのオフセット - [クリック] アクティビティのオフセットを詳細に設定できます。
      • アンカー ポイント - [X のオフセット] プロパティと [Y のオフセット] プロパティで設定したオフセットが追加される、カーソルの開始位置を表します。指定できるオプションは、TopLeftTopRightBottomLeftBottomRight および Center です。既定では、Center が選択されています。
      • X のオフセット - カーソルの位置を、[アンカー ポイント] プロパティで選択した位置から水平方向にずらす距離を指定します。このフィールドでは、Int32 型の変数のみがサポートされています。
      • Y のオフセット - カーソルの位置を、[アンカー ポイント] プロパティで選択した位置から垂直方向にずらす距離を指定します。このフィールドでは、Int32 型の変数のみがサポートされています。
    • CV コントロールの種類 - Computer Vision で識別するコントロールの種類を指定します。
    • CV テキスト - Computer Vision で識別するテキストを指定します。
    • あいまいセレクター - あいまいセレクターのパラメーターです。
    • ネイティブ テキスト - UI 要素の識別に使用されるテキストです。
    • レスポンシブ対応の Web サイト - レスポンシブ対応の Web サイトのレイアウトを有効化します。
    • 厳密セレクター - UI 要素に対して生成される厳密セレクターです。
    • ターゲット メソッド - 要素の識別に使用するセレクターの種類です。このプロパティには、ドロップダウン メニュー内の任意の組み合わせを設定できます。
      • None
      • 厳密セレクター
      • あいまいセレクター
      • 画像
      • ネイティブ テキスト
      • Computer Vision - ターゲット メソッドとして Computer Vision を使用するには、[プロジェクト設定] > [Computer Vision] に移動し、正しいサーバー エンドポイントを設定する必要があります。このフィールドはそのままにして、既定で入力されている「UiPath Cloud」を使用するか、他のパブリック エンドポイントを選択して別の値を入力できます。別の値を入力する場合、サーバー リージョンまたは独自のオンプレミス サーバー専用のエンドポイントを選択します。

        Computer Vision をターゲット メソッドとして使用するもう 1 つの方法は、[ローカル サーバーを使用][True] に設定することです。これは、UiPath.ComputerVision.LocalServer パッケージがプロジェクトにインストールされていることを意味します。ローカル サーバーが有効な場合、サーバーの値は上書きされます。ただし、ローカル サーバーはクロスプラットフォーム プロジェクトでは利用できません。

    • 可視性を確認 - UI 要素が表示されているかどうかを確認します。ドロップダウン メニューの次の 3 つのオプションのいずれかを選択できます。
      • なし - 可視性を確認しません。
      • 対話型 (あいまいセレクター用) - 既定のオプションです。要素が表示される可能性があるかどうかを確認します。確認時、ページをスクロールしないと表示されない、他のアプリで隠れている、アプリケーションが最小化されているという点は無視されます。この確認は、DOM に存在するものの表示されていない非表示の要素をターゲット要素として設定しないようにする場合に便利です。
      • 完全に表示されている - UI 要素が表示されるかどうかを確認します。
    • ページの読み込みを待機 - アプリケーションが入力を受け入れる準備が完了するまで、アクションの実行を待機します。ドロップダウン メニューの次の 3 つのオプションのいずれかを選択できます。
      • なし - ターゲットの準備ができるまで待機しません。
      • 対話型 - アプリの一部のみが読み込まれるまで待機します。
      • 完了 - アプリ全体が読み込まれるまで待機します。
    • ウィンドウ セレクター (アプリケーション インスタンス) - アプリケーション ウィンドウに使用されるセレクターです。[ウィンドウ アタッチ モード] が [アプリケーション インスタンス] に設定されている場合にのみ適用されます。

入力/出力要素

  • 入力要素 - アクティビティの実行対象となる UI 要素で、UIElement オブジェクトに保存されます。このフィールドでは UIElement オブジェクトのみがサポートされています。このオブジェクトは、他の UI Automation アクティビティの [出力要素] プロパティ フィールドから取得できます。
  • 出力要素 - ターゲット UI 要素を出力して、UIElement オブジェクトに保存し、他のアクティビティで同じ要素をターゲットとして使用できるようにします。

その他

  • プライベート - オンにすると、変数および引数の値が Verbose レベルでログに出力されなくなります。このフィールドでは、Boolean 値 (TrueFalse) のみがサポートされています。既定値は False です。

オプション

  • スクロール回数 - スクロールする回数です。Int32 型変数に格納されます。アクティビティの本体で [スクロールの種類][指定の要素まで] に設定されている場合、このフィールドは既定で 10に設定されます。[距離] に設定されている場合、このフィールドは既定で 5 に設定されます。
  • 方向 - デザイナー パネルの「方向」をご覧ください。
  • 入力モード - ロボットが対象のアプリケーションと対話するメソッドを、以下より選択します。

    • アプリ/ブラウザーと同一 - [アプリケーション/ブラウザーを使用] アクティビティと同じ入力モードを使用します。

    • ハードウェア イベント - ハードウェア ドライバーを使用してアクションを実行します。動作が極めて遅く、バックグラウンドでは動作しませんが、すべてのデスクトップ アプリに対して使用できます。

    • Chromium API - デバッガー API を使用してアクションを実行します。これは、Chromium の要素に対してのみ動作します。すべてのテキストを一度に送信します。対象のアプリにフォーカスしていなくても動作します。詳しくは、こちらのページをご覧ください。

  • キー修飾子 - アクティビティのアクションと組み合わせて使用する修飾キーを 1 つ以上追加します。使用できるオプションは、[なし][Alt][Ctrl][Shift]、および [Win] です。既定のオプションは [なし] です。

  • 検索対象の要素 - スクロール先に指定した UI 要素です。

    • 出力要素 - 検索する UI 要素の参照です。他の UI Automation アクティビティの [入力要素] プロパティで使用できます。
    • ターゲット - この UI 要素には独自の ターゲット プロパティがあり、メイン要素と同じように設定できます。
    • タイムアウト - 検索対象の要素が出現するまでに待機する時間 (秒) です。既定値は 0.2 秒です。

クロスプラットフォームでの設定

  • 作業スコープ - 自動化対象の Web アプリケーションを表示するブラウザー タブを選択します。
  • スクロールの対象範囲 - [ページ全体] または [要素] 内をスクロールします。既定のオプションは [ページ全体] です。
  • 方向 - スクロールを実行する方向です。使用できるオプションは、[左][上][右][下] です。既定のオプションは [下] です。
  • スクロールの種類 - このアクティビティで使用する 2 つのメソッドのいずれかを選択します。
    • [指定の要素まで] - 対象のアプリケーションで指定した UI 要素が見つかるまでスクロールします。これは既定のオプションです。
    • [距離] - [スクロール回数] プロパティ フィールドで指定した分だけスクロールします。
  • 検索対象の要素を画面上で指定 - スクロール先の UI 要素を指定します。このオプションは、[スクロールの種類] ドロップダウン メニューから [指定の要素まで] が選択されている場合にのみ表示されます。

    ターゲットを指定したら、プラス ボタンをクリックします。以下のオプションが表示されます。

    • 画面上でターゲットを指定 - ターゲットをもう一度指定します。
    • ターゲットを編集 - 選択モードを開いて、ターゲットを設定します。
  • スクロール回数 - スクロールする回数です。このオプションは、[スクロールの種類] ドロップダウン メニューから [距離] が選択されている場合にのみ表示されます。

その他のオプション

タイミング

  • 実行前の待機時間 - 前のアクティビティが完了してから、現在のアクティビティが何らかの操作を開始するまでの遅延時間を秒単位で指定します。既定値は 0.2 秒です。アクティビティとアクティビティの間に遅延を追加すると、次のアクティビティを開始する前に、現在のアクティビティを確実に終了できる時間を確保できます。

  • 実行後の待機時間 - 現在のアクティビティが完了してから、次のアクティビティが何らかの操作を開始するまでの遅延時間を秒単位で指定します。既定値は 0.3 秒です。アクティビティとアクティビティの間に遅延を追加すると、次のアクティビティを開始する前に、現在のアクティビティを確実に終了できる時間を確保できます。

  • タイムアウト - エラーを発生させる前にアクティビティの実行を待機する時間を秒単位で指定します。既定値は 30 秒です。

  • エラー発生時に実行を継続 - アクティビティでエラーが発生した場合でも、オートメーションを継続するかどうかを指定します。このフィールドでは、Boolean 値 (TrueFalse) のみがサポートされています。既定値は False です。そのため、フィールドが空白でエラーが発生すると、プロジェクトの実行が停止します。値を True に設定すると、プロジェクトの実行はエラーに関係なく継続されます。

入力/出力

  • 入力要素 - アクティビティの実行対象となる UI 要素で、UIElement オブジェクトに保存されます。このフィールドでは UIElement オブジェクトのみがサポートされています。このオブジェクトは、他の UI Automation アクティビティの [出力要素] プロパティ フィールドから取得できます。
  • 出力要素 - ターゲット UI 要素を出力して、UIElement オブジェクトに保存し、他のアクティビティで同じ要素をターゲットとして使用できるようにします。
  • 検索対象の要素の出力 - 検索する UI 要素の参照です。他のアクティビティで入力 UI 要素として使用されます。このオプションは、[スクロールの種類] ドロップダウン メニューから [指定の要素まで] が選択されている場合にのみ表示されます。

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