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UI Automation のアクティビティ
最終更新日 2024年4月26日

トリガー スコープの例

[要素ステート変更トリガー] および [要素属性変更トリガー] アクティビティの重要性をよりよく理解するために、サンプルオートメーション プロジェクトを作成しました。このプロジェクトは、Web ブラウザーの URL 属性を監視して、変更されると、ピクチャ イン ピクチャ セッションでオートメーションを移動し、ユーザーのクリック アクションを監視して、UI 要素を変数として保存します。

これに関して、[トリガー スコープ] アクティビティを 2 回使用する必要があります。1 回目は、移動するページの外観と要素の変更を監視するため、もう 1 回は、ページのクリック アクションを監視するためです。



最初のトリガーは一度だけアクティブ化する必要があるので、[トリガー スコープ] アクティビティの [スケジューリング モード] プロパティを [一回] に設定する必要があります。

まず、関心のある Web ページがいつ画面に表示されるかを知る必要があります。これに関して、以下の設定で、[要素ステート変更トリガー] アクティビティを使用します。

[イベント] プロパティを OnAppear に設定

特定の Web ページをターゲットにするようにセレクターを設定。この場合、次のようになります。

<wnd app='chrome.exe' title='Robotic Process Automation | UiPath - Google Chrome' /><wnd app='chrome.exe' title='Robotic Process Automation | UiPath - Google Chrome' />

次に、[要素属性変更トリガー] を使用して、ページがいつ変更されたかを確認します。これを行うには、[タイトル] 属性を監視します。つまり、アクティビティ プロパティを次のように設定する必要があります。

[属性名] プロパティは ”title” (引用符の間) に設定する必要があります。これは監視する属性だからです。

この場合、次のようにセレクターを設定します。

<wnd app='chrome.exe' title='Robotic Process Automation | UiPath - Google Chrome' /> 
<wnd cls='Intermediate D3D Window' /><wnd app='chrome.exe' title='Robotic Process Automation | UiPath - Google Chrome' /> 
<wnd cls='Intermediate D3D Window' />

必要に応じて、[アクション] セクションに [メッセージをログ] アクティビティを追加して、以前に設定されたトリガーをログに記録できます。

これらのトリガーがアクティブ化されるとすぐに、オートメーションはピクチャ イン ピクチャ モードになります。Studio の [デバッグ] タブの [ピクチャ イン ピクチャ] オプションを有効化する必要があることに注意してください。



これらのトリガーがアクティブ化されたら、ページのクリック アクションを監視し、ターゲット UI 要素を UIElement 変数として保存する必要があります。そのため、新しい [シーケンス] で 2 番目の[トリガー スコープ] アクティビティを使用する必要があります。このアクティビティは、クリック アクションのみを監視して応答します。


[トリガー スコープ][トリガー] セクションで、次のプロパティを使用して、対応するアクションを監視するために [クリック トリガー] アクティビティを追加する必要があります。

[マウス ボタン] プロパティを MouseButton.BTN_LEFT に設定。これは、マウスの左ボタンのクリックを監視します。

[トリガー モード] プロパティを TriggerDown に設定。これは、マウスの左ボタンを押したままの (放さない) ときにトリガーがアクティブ化されることを意味します。

最後に、クリック アクションが実行される UI 要素を保存する必要があります。これに関して、以下のプロパティを設定して、[トリガー スコープ][アクション] セクションに [ソース要素を取得] アクティビティを追加します。

[イベント情報] プロパティを args.EventInfo に設定。これは、トリガー引数が使用されることを意味します。

[UI 要素] プロパティを英数字値 (引用符で囲まない) に設定。これにより、クリック アクションが実行される要素が UiElement 変数として保存されます。

ワークフローを実行します。オートメーションは Web ブラウザーの URL 属性を追跡し、この属性が変更されると、ピクチャ イン ピクチャ セッションにオートメーションを移動し、ユーザーのクリック アクションを監視して、UI 要素を変数として保存します。

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