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Studio ガイド
最終更新日時 2024年12月17日
設定手順
Studio が SAP WinGUI と対話できるようにするには、サーバー側とクライアント側で、以下の設定手順を実行する必要があります。この設定により、対話型選択に使用する、推奨される既定の要素検出フレームワーク SAP が有効化されます。
注: セキュリティに関する考慮事項として、SAP サーバーは、SAP WinGUI コミュニケーションに関して、スクリプトが生成するものとユーザーが生成するものを区別しません。このスクリプトは、ユーザーと全く同じ権限で SAP トランザクションを実行し、データを入力します。
saplogon.exe
を起動し、ユーザーの資格情報で SAP サーバーにログインします。[SAP Easy Access] ウィンドウが表示されます。- トランザクション
RZ11
を実行します。パラメーター名sapgui/user_scripting
を指定して、キーボードで Enter を押すか、SAP インターフェイスで [Display] (表示) を押します。 - [プロファイルのパラメーター属性を表示] ウィンドウで、ツールバーの [値変更] ボタンをクリックし、
sapgui/user_scripting
の [新規値]をTRUE
に設定します。変更を保存します。注: 組織で SAP システムの複数のインスタンスが使用されている場合は、忘れずに [全サーバをスイッチ入] チェックボックスをオンにして、すべてのサーバーで SAP Scripting を適切にアクティベーションしてください。SAP サーバーのバージョンによっては、以下のパラメーターが既定で TRUE に設定される場合があります。その場合は、それらの値を FALSE に変更してください。
sapgui/nwbc_scripting
sapgui/user_scripting_disable_recording
sapgui/user_scripting_force_notification
sapgui/user_scripting_per_user
sapgui/user_scripting_set_readonly
注: トランザクションRZ11
内のパラメーターに対する変更はすべて即時反映され、システムを再起動すると変更前の状態に戻ります。恒久対応については社内の SAP システム管理者にお問い合わせいただき、トランザクションRZ10
にて設定変更を実施してください。
- 変更を有効にするために、いったんログオフしてから、再度ログオンします。
SAP のオートメーション プロジェクトをスムーズに作成できるよう、SAP の [高速接続 (LAN)] オプションを有効化します。このオプションは、通常は既定で有効化されています。オプションの状態は、以下に説明する方法で確認できます。
- ログインしている SAP 接続を右クリックして、コンテキスト メニューから [プロパティ]を選択します。[システム エントリ プロパティ] ウィンドウが表示されます。
- [ネットワーク] タブに切り替えます。
- [ネットワーク設定] セクションの [高速接続 (LAN)] ラジオ ボタンをクリックします。
- [OK] をクリックして、変更を確定、保存します。
コントロール (アモーダル) 表示オプションは、SAP スクリプトではサポートされていません。この場合、ダイアログ (モーダル) 表示オプションを有効化する必要があり、これは次の手順で行います。
- [SAP イージー アクセス] ウィンドウから [ヘルプ] メニューの下の [設定] をクリックします。[ユーザーの個人設定] ウィンドウが表示されます。
- [F1 ヘルプ] タブにアクセスして、[表示] セクションから [モーダル ダイアログ ボックス内] オプションを選択します。
- [F4 ヘルプ] タブにアクセスし、[表示] セクションから [ダイアログ (モーダル)] オプションを選択します。
- [適用] ボタンをクリックして変更を保存し、[ユーザーの個人設定] ウィンドウを閉じます。
注: これは、ユーザーごとの設定です。SAP のオートメーションを作成するクライアントごとに、この設定を行う必要があります。システム管理者は、システム全体のダイアログ (モーダル) に既定の設定を適用できます。