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Studio ガイド

最終更新日時 2024年12月17日

Chromium API

Chromium API は DevTools Protocol に基づいたブラウザー操作の自動化の入力メソッドであり、 Chromium ベースのブラウザーにおける操作の自動化に役立ちます。

サポートされているブラウザー

  • Microsoft Edge
  • Google Chrome

サポートされている UI Automation アクティビティ

以下のモダン アクティビティで使用できます。

  • アプリケーション/ブラウザーを使用
  • クリック
  • 文字を入力
  • ホバー
  • 注: このメソッドは Web 要素に対してのみ機能します。ポップアップなど、Web ページの一部ではない要素には機能しません。

要件

最新の Edge 拡張機能と 21.10.3 以降の UiPath.UIAutomation.Activities パッケージが必要です。

他の入力メソッドとの比較

ChromiumAPI を入力メソッドとして使用するブラウザー操作のオートメーションを設計する際に考慮すべき点を、以下に示します。

ChromiumAPI とハードウェア イベント

信頼性

ハードウェア イベントを介してキー/マウス入力を送信すると、この入力はオペレーティング システムのマウス/キーボード入力ストリームに送信されます。その後、イベントは対象のアプリケーション、この場合はブラウザーに転送され、解析されてさらに Web ページに送信されます。

ChromiumAPI を介してキー/マウス入力を送信すると、この入力はブラウザーに直接送信されます。従って、この入力方式を使用すると、失敗する可能性がある他の通信チャネルを排除できます。

この新しいメソッドを使用してブラウザーと直接通信することにより、通信チャネルを減らし、オートメーションの信頼性を向上させることができます。

バックグラウンドでの動作

ハードウェア イベントを使用する場合、要素が画面上でフォアグラウンドにあり、フォーカスされた状態である必要があります。ChromiumAPI は、ブラウザーが最小化され別のタブにフォーカスがある状態でも機能するため、この要件は適用されません (ただし、モダン アクティビティでは作業中のタブがアクティブ化される傾向がある点にご注意ください)。

ChromiumAPI とシミュレート

効率性の向上

ChromiumAPI は信頼されたイベント トリガーを送信します。これは、人間が同じ操作を実行したときにトリガーされる一連のイベントと全く同じです。つまり、シミュレート メソッドで機能するオートメーションの他にも、ChromiumAPI を使用することでさらに多様な機能を利用できるようになります。

その他のメリット

ホットキーをブラウザーに直接送信することができます。

このメソッドでは、ターゲット要素のフィールドが既定で空にされないため、[入力前にクリア] プロパティが有効です。

修飾キーを追加した [クリック] アクションがより効率的で信頼性が高くなります。

注:

ChromiumAPI でブラウザーを起動すると、ブラウザーがデバッグ モードで起動されたことを示すリボンが表示されます (以下の画像内の青枠部を参照)。このメッセージは、ポリシーを使用して拡張機能がインストールされている場合は表示されません。



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