入力メソッド

入力アクションでは、ユーザーまたはロボットが、開いているアプリケーションや Web ページを直接操作する必要があります。クリック アクションと入力アクションには 3 種類の入力メソッドがあり、機能や対応しているアプリケーションの種類の点でそれぞれ異なっています。

通常は、最も処理が速くバックグラウンドで動作する [シミュレート] メソッド (クラシック アクティビティの場合は [入力をシミュレート]、[クリックをシミュレート]、[ホバーをシミュレート]) をお勧めします。ただし、これが使用できるのは、特殊なキーボード ショートカットを送信する必要がない場合に限られます。このメソッドで対応できない場合は、[ウィンドウ メッセージ] メソッド (クラシック アクティビティの場合は [ウィンドウ メッセージを送信] メソッド)、さらに最も処理の遅いデフォルト メソッドをお試しください。

機能メソッド	適合性 (正常に動作する割合)	バックグラウンドでの実行	速度	ホットキーのサポート	フィールドの自動消去	デザイン エクスペリエンス
ハードウェア イベント	100%	×	中	○	×	Classic / Modern
ウィンドウ メッセージ	80%	○	中	○	×	Classic / Modern
シミュレーション	99% - Web アプリケーション 60% - デスクトップ アプリケーション	○	高	×	○	Classic / Modern
Chromium API	100% - Chrome、Edge ブラウザー	○	中	○	○	Modern

注: Chromium API でブラウザーを起動すると、ブラウザーがデバッグ モードで起動されたことを示すリボンが表示されます。このメッセージは、ポリシーを使用して拡張機能がインストールされている場合は表示されません。

[アプリケーション/ブラウザーを使用] アクティビティの場合、[バックグラウンド] 入力メソッドはアクションをバックグラウンドで実行します。可能な場合は [シミュレート] または [Chromium API] の使用を試みます。一方、複雑なアクティビティ (画像、ネイティブ テキスト) は、通常どおりフォアグラウンドで実行されます。

クラシック アクティビティの場合、入力メソッドは、選択したアクティビティの [プロパティ] パネルでいつでも変更できます。[シミュレート]、[ウィンドウ メッセージを送信] のどちらのチェック ボックスもオンにしていない場合は、既定のメソッドが適用されます。

既定のメソッドは、ハードウェア ドライバーの助けを借りてクリック、入力、またはホバー操作をシミュレートします。一方、シミュレート メソッドは、対象アプリケーションの仕組みを利用します。ウィンドウ メッセージは、特定のメッセージを対象のアプリケーションに直接送信することで機能します。

条件分岐フローチャート

これらの入力メソッドの違いと、各メソッドをどのような場合に使用するかを理解するには、以下の条件分岐フローチャートに従うことができます。