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Studio ガイド

最終更新日時 2024年12月17日

VMware Horizon の自動化について

VMware を使用すると、仮想化されたデスクトップおよびアプリケーションにアクセスし、作業を行うことができます。サーバーに UiPath リモート ランタイム コンポーネント、クライアント マシンに UiPath VMware 拡張機能をインストールすると、Studio によって対応する要素に対するネイティブ セレクターが生成されます。これにより、クリック、文字を入力、テキストを取得、データを抽出、その他、UI Automation アクティビティを幅広く活用したオートメーション プロジェクトを作成できます。

VMware テクノロジ向けのネイティブ自動化を有効にするには、設定手順を実行する必要があります。

VMware Horizon アプリのセレクター

設定手順を完了すると、VMware Horizon で仮想化したアプリケーションの個別の UI 要素に対するセレクターを生成できます。

VMware Horizon アプリとして開かれる電卓に対して生成されるセレクターは、次のようになります。

<wnd app='win32calc.exe' cls='CalcFrame' isremoteapp='1' title='Calculator' />
<wnd ctrlid='137' /><wnd app='win32calc.exe' cls='CalcFrame' isremoteapp='1' title='Calculator' />
<wnd ctrlid='137' />

ローカル アプリケーションとして開かれる電卓に対して生成されるセレクターは、次のようになります。

<wnd app='win32calc.exe' cls='CalcFrame' title='Calculator' />
<wnd ctrlid='137' /><wnd app='win32calc.exe' cls='CalcFrame' title='Calculator' />
<wnd ctrlid='137' />
ご覧のとおり、2 つのセレクターの違いは、isRemoteApp='1' 属性です。これは、VMware Horizon アプリから UI 要素を選択したときに自動的に追加されます。

この属性以外には、ローカル アプリケーションのオートメーション プロセスと VMware Horizon アプリのオートメーション プロセスの間に違いはありません。すべてのアクティビティとウィザードの機能はまったく同じです。

サポートされている機能

UiPath VMware Horizon 拡張機能および UiPath リモート ランタイム コンポーネントをインストールすると、次の操作が有効化されます。

  • VMware アプリケーションおよびデスクトップの UI 要素のセレクターを生成する。
  • UiPath.UIAutomation.Activities パッケージのアクティビティ ([クリック]、[文字を入力] など) を使用する。
  • データや画面スクレイピング ウィザードを使用する。
  • VMware Horizon アプリとして開かれたブラウザーを自動化する。

アーキテクチャの概要

UiPath リモート ランタイムを VMware Horizon アプリケーション サーバーにインストールし、UiPath VMware Horizon 拡張機能をクライアント マシンにインストールします。コンポーネント間の通信は、Horizon の仮想チャネルを介して行われます。これは、音声やビデオなどのデータ送信に使用されるメカニズムと同じです。このため、追加の設定は不要です。

下図に、クライアントとサーバー間のデータフローを示します。



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