その他のトラブルシューティング

Automation Suite の構成時または使用時に一般的な問題が発生した場合は、以下をご覧ください。

• サンドボックス イメージを取得できない

• ポッドが ArgoCD UI に表示されない

• Redis プローブの障害

• RKE2 サーバーの起動に失敗する

• UiPath 名前空間でシークレットが見つからない

• 初回インストール後に ArgoCD が進行中ステートになる

• MongoDB ポッドが CrashLoopBackOff になるか、削除後に PVC プロビジョニングの保留中になる

• クラスターの復元またはロールバック後にサービスが異常になる

• Init:0/X でポッドがスタックする

• Ceph-rook のメトリックが監視ダッシュボードに表示されない

• アップグレード後にメール アラートを設定できない

• アップストリームに正常な問題はありません

• オフライン環境でエージェント ノードを追加できない
• FQDN にアクセスすると RBAC: アクセス拒否エラーが返されます

オフライン環境でエージェント ノードを追加できない

説明

Automation Suite 2023.10.10 より前のバージョンでは、一時レジストリが有効化されていないために、オフライン環境でのエージェント ノードの追加プロセスが失敗する可能性があります。

解決策

この問題を解決するには、一時レジストリを手動で再度有効にして、エージェント ノードが環境に正常に参加できるようにする必要があります。

FQDN にアクセスすると RBAC: アクセス拒否エラーが返されます

説明

FQDN にアクセスすると、次のエラーが返される場合があります。

RBAC: access denied

この問題は、FQDN とそれに関連する URL アクセスが Istio 経由でルーティングされるために発生します。Istio は WASM プラグインを利用して、要求を適切な宛先ポッドにルーティングします。

WASM プラグイン イメージが内部または外部のレジストリに存在しない場合、Istio は URL アクセスをブロックし、 RBAC: access denied エラーを返します。

解決策

この問題を解決するには、レジストリがハイドレートされていて、WASM プラグイン イメージがレジストリに存在することを確認する必要があります。

WASM プラグインのイメージを確認するには、次のコマンドを実行します。

kubectl get wasmplugin -A -o yaml | grep url

出力は、次の例のようになります。

url: oci://testing.azurecr.io/istio-wasm-plugin:2024.10.3

上記の例では、WASM プラグインのイメージは istio-wasm-plugin:2024.10.3です。このイメージがレジストリに存在するかどうかを確認する必要があります。