Automation Suite
2023.10
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Linux の Automation Suite のインストール ガイド
最終更新日 2024年4月19日

手順 6: スタンドアロンの Orchestrator を移行する

スタンドアロンの Orchestrator を Automation Suite に移行するには、スタンドアロンのインストールから設定と各種ファイルを収集し、Automation Suite のインストールに適用する必要があります。

最大要求サイズを移行する

カスタムの最大要求サイズを指定するには、「最大要求サイズを設定する」をご覧ください。

appSettings を移行する

UiPath.Orchestrator.dll.config ファイルの appSettings セクションまたは secureAppSettings セクションに加えられたカスタム変更を移行するには、カスタム構成を orchestrator-customconfig 構成マップに追加する必要があります。
すべてのカスタム設定を移行することはできません。また、移行してはなりません。appSettings のうち移行しなければならないものと移行すべきでないものの詳細については、「Orchestrator appSetting」をご覧ください。
Orchestrator にカスタム appSettings を適用する方法について詳しくは、「appSettings を構成する」をご覧ください。

ストレージを移行する

既定では、Automation Suite の Orchestrator はクラスターレベルのストレージ構成を使用します。推奨される構成は外部ストレージです。外部ストレージでは、すべてのテナントがストレージ プロバイダーの 1 つのバケットに保存されます。サポートされているストレージ プロバイダーは、Azure、S3、MinIO です。

Automation Suite で FileSystem ストレージをクラスター ストレージに移行するには、「ストレージにファイルをアップロードする」をご覧ください。

種類が Azure、AWS S3、S3 互換 (MinIO) の既存のストレージを Automation Suite の Orchestrator に接続するには、「Azure/Amazon S3 ストレージ バケットを構成する」をご覧ください。この構成では、Orchestrator はクラスター内の他のサービスと同じストレージを使用しません。Automation Suite で構成する前に、以前の Orchestrator をストレージ アカウントから切断してください。これにより、データが失われる可能性を防ぎます。

NLog を移行する

構成ファイルの NLog セクションを確認し、NLog のカスタム構成を構築します。

Elasticsearch でロボット ログの保存を有効化するには、「ロボット ログを Elasticsearch に保存する」をご覧ください。

プラグインを追加し、NLog の高度な構成を実行するには、「NLog を構成する」をご覧ください。

資格情報ストアを移行する

資格情報ストアのカスタム プラグインを Automation Suite に移行するには、構成マップ内の構成を更新し、対応するオブジェクト ストア バケットにプラグイン アセンブリをコピーします。

以下の資格情報ストア プラグインが、Automation Suite の Orchestrator にデプロイされます。

  • UiPath.Orchestrator.AzureKeyVault.SecureStore.dll
  • UiPath.Orchestrator.SecureStore.CyberArkCCP.dll
注:

Automation Suite は CyberArk AIM をサポートしていないため、移行できません。代わりに、CyberArkCCP 資格情報ストアへの移行をお勧めします。

Orchestrator での資格情報ストアの構成について詳しくは、「資格情報ストアを構成する」をご覧ください。

暗号化キーを移行する

既定では、インストール時に、データベース内の機密情報に使用される暗号化キーが Orchestrator によって生成されます。新しい Orchestrator デプロイでデータベースを再利用する場合は、この暗号化キーを移行する必要があります。

暗号化キーを移行および更新するには、次の手順を実行します。

  1. 必要に応じて、UiPath.Orchestrator.dll.config ファイルの secureAppSettings セクションを復号します。詳細については、「UiPath.Orchestrator.dll.config セクションを暗号化する」をご覧ください。
  2. UiPath.Orchestrator.dll.config から暗号化キーを取得します。詳細については、「暗号化キー」をご覧ください。
  3. APPSETTINGS__EncryptionKey の値を上書きして、暗号化キーを Kubernetes シークレット orchestrator-generated-secrets 内で置き換えます。これを行うには、次のコマンドを実行します。
    ENCRYPT_KEY=$(echo <key>|base64 -w 0)
    kubectl -n uipath patch secret orchestrator-generated-secrets --type='json' \
    -p="[{'op': 'replace', 'path': '/data/APPSETTINGS__EncryptionKey', 'value':'$ENCRYPT_KEY'}]"ENCRYPT_KEY=$(echo <key>|base64 -w 0)
    kubectl -n uipath patch secret orchestrator-generated-secrets --type='json' \
    -p="[{'op': 'replace', 'path': '/data/APPSETTINGS__EncryptionKey', 'value':'$ENCRYPT_KEY'}]"
    注: 必ず、<key>UiPath.Orchestrator.dll.config から取得したキーの値に置き換えてください。

テナントごとの暗号化キーを移行する

暗号化キー証明書は、Windows 証明書ストアにインストールされます。証明書は、Orchestrator ポッドで使用できるようにするために、Automation Suite 環境に提供する必要があります。

CertificatesStoreLocationAzure.KeyVault.CertificateThumbprint の設定は Automation Suite ではもう必要ありませんが、必要に応じて CertificatePassword を使用することはできます。
appSettings から Azure Key Vault の接続設定を取得します。
  • Azure.KeyVault.VaultAddress
  • Azure.KeyVault.ClientId
  • Azure.KeyVault.DirectoryId

テナントごとに暗号化キーを構成するには、「テナントごとに暗号化キーを構成する」をご覧ください。

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