外部の OCI 準拠レジストリに移行する

注:

Automation Suite のアーティファクトに外部レジストリを使用する場合、この手順は必須です。これは推奨されるアプローチであり、使いやすさ、グローバルな可用性、セキュリティとアクセス制御、連携性により、Automation Suite の使用時の全体的なエクスペリエンスが向上します。

#	手順
1.	外部の OCI 準拠レジストリの詳細を使用して cluster_config.json ファイルを更新します。 詳しくは、「高度な構成を実行する」をご覧ください。
2.	インストーラーと cluster_config.json を他のマシンにコピーします。
3.	外部レジストリを使用するようにすべてのノードを構成します。
4.	外部レジストリを使用するように ArgoCD を構成します。
5.	内部レジストリをアンインストールします。

インストーラーと cluster_config.json を他のマシンにコピーする

アップグレード中に外部レジストリを構成する場合は、作業を続行する前に、インストーラー ファイルと cluster_config.json を最初のサーバーから他のすべてのマシンにコピーする必要があります。

ファイル	すべてのマシン上の場所
as-installer	/opt/UiPathAutomationSuite/latest/installer
cluster_config.json	/opt/UiPathAutomationSuite/cluster_config.json

外部レジストリを使用するようにすべてのノードを構成します。

外部レジストリを使用するようにノードを構成するには、クラスター内のすべてのノードで以下の手順を 1 つずつ実行します。

1. uipathctl ツールを使用するように PATH 変数を設定し、インストーラー フォルダーに移動します。

   export PATH=$PATH:/opt/UiPathAutomationSuite/latest/installer/bin

   cd /opt/UiPathAutomationSuite/latest/installer

2. すべてのノードで新しいレジストリへの接続を確認します。

   uipathctl prereq run --location local --included "Registry_Connectivity" /opt/UiPathAutomationSuite/cluster_config.json --versions versions/helm-charts.json

3. containerd 構成を更新し、すべてのノードで rke2 を再実行します。

   uipathctl rke2 generate-registries /opt/UiPathAutomationSuite/cluster_config.json --current-config-path /etc/rancher/rke2/registries.yaml > /etc/rancher/rke2/registries.yaml.tmp
   
   mv -f /etc/rancher/rke2/registries.yaml.tmp /etc/rancher/rke2/registries.yaml
   
   systemctl restart rke2-server || systemctl restart rke2-agent

4. すべてのサーバー ノードで構成の更新後に、containerd でイメージをプルできることを確認します。

   uipathctl prereq run --location local --included "Registry_Pull" /opt/UiPathAutomationSuite/cluster_config.json --versions versions/helm-charts.json

外部レジストリを使用するように ArgoCD を構成します。

外部レジストリを使用するように ArgoCD を構成するには、次の手順に従います。

1. 任意のサーバー ノードで次のコマンドを実行して、任意のサーバー ノードの ArgoCD レジストリ構成を更新します。

   export PATH=$PATH:/opt/UiPathAutomationSuite/latest/installer/bin

   cd /opt/UiPathAutomationSuite/latest/installer

2. レジストリ構成をバックアップして更新します。これは、移行中に古いレジストリとの接続を維持するために必要です。

   kubectl get secret helm-credentials -n argocd -o json | \
    jq '.metadata = {name: "old-helm-credentials", namespace: .metadata.namespace, labels: .metadata.labels}' | \
    kubectl apply -f -
   
   uipathctl config argocd registry update --host <OCI_registry_host> --username <optional_username> --password <optional_password>

3. 必要に応じて、信頼された CA 証明書を更新します。

   uipathctl config argocd ca-certificates update --cacert rootCA.crt

4. 任意のノードで構成の更新後に、ArgoCD で空のアプリケーションを作成できることを確認します。

   uipathctl health test --versions versions.json --included argocd