インプレースアップグレードを実行する

Automation Suite のインプレースアップグレードプロセスでは、同じハードウェア上で設定とデータを変更せずに、Automation Suite の新しいバージョンに移行できます。

インプレースアップグレードプロセスでは、まず Kubernetes とその他のインフラストラクチャコンポーネントをアップグレードしてから、共有コンポーネントと UiPath® 製品サービスをアップグレードします。
アップグレードプロセス中に回復できないハード障害が発生した場合は、バックアップと復元機能を使用して以前のバージョンにロールバックする必要があります。

プロセスの概要

#	アップグレードプロセスの手順
1.	アップグレードの準備: インストーラーファイルをダウンロードします。詳細 `cluster_config.json` ファイルを再生成します。詳細さまざまなサービス関連の構成の更新を実行します。詳細外部レジストリを構成するか、一時レジストリを作成します。詳細
2.	アップグレードを実行します。バックアップを構成して作成します。もっと見る... クラスターをメンテナンスモードにします。詳細インフラストラクチャをアップグレードします。詳細ファブリックとサービスをアップグレードします。詳細
3.	注: アップグレード後のすべての手順が必須というわけではありません。アップグレードシナリオに基づいて、特定の手順を実行する必要があります。アップグレード後の手順: MongoDB をアンインストールします。詳細一時レジストリをアンインストールします。詳細内部レジストリをアンインストールします。詳細 AI Center トレーニングパイプライン用のディスクを追加します。詳細 Longhorn ボリュームをディスク上のローカルボリュームに移行します。詳細バックアップを有効化します。詳細

要件

インプレースアップグレードを実行するには、次の要件を満たしていることを確認してください。

新しい Automation Suite のバージョンのハードウェアおよびソフトウェアの要件を満たしている必要があります。
アップグレードパスのマトリックスを確認して、各アップグレードシナリオでサポートされているバージョンを確認します。
必要なインストーラーとバンドルファイルをダウンロードします。
クラスター内の ObjectStore を使用する場合は、2022.4.7、2022.10、および 2023.4 で利用可能な RAW デバイスで Ceph を使用して、クラスター ObjectStore をノードのディスクに直接接続する必要があります。詳細については、「ObjectStore を永続ボリュームから RAW ディスクに移行する」をご覧ください。
Process Mining が有効化されている Automation Suite v2022.10 以前からアップグレードする場合は、アップグレードを開始する前にプロセスアプリを新しいプロセスグラフレイアウトに移行する必要があります。
Longhorn は v2023.10 以降の Automation Suite では利用できなくなったため、v2023.10 より前のバージョンからアップグレードする場合は、追加の手順を実行して Longhorn ボリュームを移行し、Longhorn をアンインストールする必要があります。
AI Center のトレーニングパイプラインを実行するための追加ディスクが必要です。
CPU コアの要件を満たしていることを確認してください。必要な CPU コア数を確認するには、次のコマンドを実行します。
```
(alloc=0;for node in $(kubectl get nodes -o custom-columns=NAME:.metadata.name,TAINTS:.spec.taints --no-headers  | grep -vE "task.mining|serverless.robot" | awk -F ' ' '{print $1}'); do
        alloc=$((alloc + $(echo $(echo $(echo $(kubectl describe node $node | grep "Allocated resources" -A 8 |grep "%" | grep cpu | awk -F ' ' '{print $2}' | tr -d m)*1.2 | bc)*1.2 | bc)/1 | bc) + 600))
done
echo "Required CPU cores $(echo "$(echo $alloc+999 | bc)/1000" | bc) for upgrade")(alloc=0;for node in $(kubectl get nodes -o custom-columns=NAME:.metadata.name,TAINTS:.spec.taints --no-headers  | grep -vE "task.mining|serverless.robot" | awk -F ' ' '{print $1}'); do
        alloc=$((alloc + $(echo $(echo $(echo $(kubectl describe node $node | grep "Allocated resources" -A 8 |grep "%" | grep cpu | awk -F ' ' '{print $2}' | tr -d m)*1.2 | bc)*1.2 | bc)/1 | bc) + 600))
done
echo "Required CPU cores $(echo "$(echo $alloc+999 | bc)/1000" | bc) for upgrade")
```