Automation Suite
2023.10
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Linux の Automation Suite のインストール ガイド
最終更新日 2024年4月19日

アップグレードを実行する

重要:

Automation Suite のアップグレードを実行するには、クラスターをメンテナンス モードにする必要があります。メンテナンス モードでは、アップグレード プロセス全体でダウンタイムが発生します。その間、ビジネス オートメーションは中断されます。

アップグレードの前に、クラスターと SQL データベースのバックアップを作成することを強くお勧めします。これは、アップグレード操作中に何か問題が発生した場合に、クラスターを確実に復元できるようにするためです。

クラスターのデータは NFS サーバー上にバックアップされます。続行する前に、必ず NFS サーバーを構成してください。

メンテナンス モードを無効化した後にバックアップを設定し、すべてのトランザクションが確実に完了するようにする必要があります。

クラスターをメンテナンス モードにする

クラスターをメンテナンス モードにすると、イングレス コントローラーとすべての UiPath® サービスがシャットダウンし、Automation Suite クラスターへのすべての受信トラフィックがブロックされます。

  1. クラスターをメンテナンス モードにするには、以下を実行します。
    ./configureUiPathAS.sh enable-maintenance-mode./configureUiPathAS.sh enable-maintenance-mode
  2. クラスターがメンテナンス モードであることを確認するには、以下を実行します。
    ./configureUiPathAS.sh is-maintenance-enabled./configureUiPathAS.sh is-maintenance-enabled

バックアップを構成する

バックアップを構成するには、次の手順に従います。

  1. クラスターでバックアップが有効であることを確認します。現在のデプロイで使用したバージョンと同じバージョンのインストーラーを使用してバックアップを作成する必要があります。手順については、Automation Suite のアップグレード元のバージョンに対応するバックアップと復元のドキュメントをご覧ください。たとえば、v2023.4 の Automation Suite からアップグレードする場合は、v2023.4 のガイドに記載されている手順を実行します。
  2. SSH を介していずれかのサーバー ノードに接続します。
  3. 必要なすべてのボリュームがクラスターにバックアップされていることを確認します。
    • 2022.4 以前からアップグレードする場合は、次のコマンドを実行します。

      /path/to/old-installer/configureUiPathAS.sh verify-volumes-backup/path/to/old-installer/configureUiPathAS.sh verify-volumes-backup
    • 2022.10 以降からアップグレードする場合は、次のコマンドを実行します。

      ./configureUiPathAS.sh snapshot list./configureUiPathAS.sh snapshot list
    注: バックアップには時間がかかることがあるため、その場合は 15 分から 20 分ほど待ってから再度ボリュームのバックアップを確認してください。

バックアップが作成されたら、続いて次の手順を実行します。

Kubernetes およびその他のインフラストラクチャ コンポーネントを更新する

Kubernetes およびその他のインフラストラクチャ コンポーネントをアップグレードするには、プライマリ サーバー ノードで次のコマンドを実行します。
重要:
生成された cluster_config.json ファイルを、「クラスター構成を更新する」の説明に従って更新したことを確認してください。
cd /opt/UiPathAutomationSuite/latest/installer

./install-uipath.sh --upgrade -i /opt/UiPathAutomationSuite/cluster_config.json -o ./output.json -k --accept-license-agreementcd /opt/UiPathAutomationSuite/latest/installer

./install-uipath.sh --upgrade -i /opt/UiPathAutomationSuite/cluster_config.json -o ./output.json -k --accept-license-agreement
注:
  • 前のコマンドをプライマリ サーバー ノードで実行すると、インストーラーと cluster_config.json/opt/UiPathAutomationSuite/<version>/installer の既定の場所にコピーされ、すべてのマシンのインフラストラクチャがアップグレードされます。
  • /opt/UiPathAutomationSuite/<version> の既定の場所には、すべてのノードで 5 GiB 以上の空き容量が必要です。
  • 既定の場所を変更するには、次の環境変数を目的の場所で更新します。その場所がすべてのノードで利用可能であり、アップグレードを実行するために必要なアクセス許可があることを確認します。

    export INSTALLER_DIRECTORY=/path/to/copy/installerexport INSTALLER_DIRECTORY=/path/to/copy/installer
  • 前のコマンドを実行してアップグレードを実行すると、インストーラーが /path/to/copy/installer/<version>/installer の場所にコピーされます。version は、実行するインストーラーのバージョンに置き換えられます。

トラブルシューティング

  • インストーラーにカスタムの場所を明示的に使用していない限り、プライマリ サーバーのアップグレード ログは /opt/UiPathAutomationSuite/latest/installer/upgrade-logs の既定の場所にあります。
  • 他のすべてのノードでは、INSTALLER_DIRECTORY 変数を使用して場所を明示的に変更しない限り、ログは /opt/UiPathAutomationSuite/<version>/installer/upgrade-logs の既定の場所にあります。

共有コンポーネントと UiPath® 製品サービスを更新する

  1. 共有コンポーネントと UiPath® 製品サービスをアップグレードするには、プライマリ サーバー ノードで次のコマンドを実行します。
    ./install-uipath.sh --upgrade -i /opt/UiPathAutomationSuite/cluster_config.json -o ./output.json -f -s --accept-license-agreement./install-uipath.sh --upgrade -i /opt/UiPathAutomationSuite/cluster_config.json -o ./output.json -f -s --accept-license-agreement
    重要:

    アップグレードが完了すると、メンテナンス モードは自動的に無効化されます。

  2. Automation Suite が正常かどうかを確認するには、次のいずれかのコマンドを実行します。
    cd /opt/UiPathAutomationSuite/latest/installer/bin
    ./uipathctl health checkcd /opt/UiPathAutomationSuite/latest/installer/bin
    ./uipathctl health check
    cd /opt/UiPathAutomationSuite/latest/installer/bin
    ./uipathctl health test --versions versions.jsoncd /opt/UiPathAutomationSuite/latest/installer/bin
    ./uipathctl health test --versions versions.json
    注:
    versions.json をダウンロードするには、「インストール パッケージをダウンロードする」をご覧ください。
アップグレードの完了後、該当するクリーンアップと移行のアクティビティを実行します。

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