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UI Automation のアクティビティ

最終更新日時 2024年12月20日

UI Automation ブラウザー コネクション

説明

UI Automation ブラウザー コネクション機能を使用すると、オートメーションを無人オートメーションがクラウド上でサーバーレスで実行するときに、ユーザーではなくロボットが認証を行えます。

この機能は、特に n 要素認証の自動化シナリオに対応します。最も一般的な Web エンタープライズ ビジネス アプリケーションでは、n 要素認証を使用します。このような認証メカニズムでは、アプリケーションの機能モジュールにアクセスする前に、ユーザーがセキュリティ コードを挿入する、CAPTCHA を解決する、セキュリティ トークンを使用して認証を完了するといった操作が必要です。

クラウド オートメーションの実行中は、ユーザーが介入して認証を行うことはできません。さらに、推奨もされません。UI Automation ブラウザー コネクション機能を使用すると、ロボットがオートメーションの作成時に指定された情報に基づいて認証プロセスを自動的に解決します。これはスケジュールに従って実行され、ユーザーによる入力を必要としません。

コネクションを追加する

コネクションを追加するには、以下の手順を実行します。

  1. [アクティビティを追加] ボタンをクリックして、ワークフローに [ブラウザーを使用] アクティビティを追加します。
  2. [作業スコープ] フィールドのドロップダウン メニューを選択し、自動化するタブを選択します。
  3. [認証の要否] トグルをオンにします。
  4. [コネクション] フィールドで、プラス記号のボタンを選択して [コネクションを追加] を選択します。
  5. [コネクション名] に、コネクションの一意の名前を入力します。
  6. (任意) [コネクションの説明] にコネクションの説明を入力します。
  7. [サインイン用の URL] は、選択した内容に基づいて自動的に入力されます。[提出] をクリックします。
  8. [UI Automation ブラウザー コネクション] 画面が表示されます。資格情報を使用してサインインする必要があります。
  9. サインインに成功したら、[完了] ボタンをクリックします。新しいコネクションが追加されたプロジェクトが表示されます。

プロセス全体は次のようになっている必要があります。



コネクションを編集する

コネクションを編集するには、以下の手順を実行します。

  1. [コネクション] フィールドで、プラス記号のボタンを選択して [コネクションを編集] を選択します。
  2. [UI Automation ブラウザー コネクション] 画面が表示されます。必要に応じて再認証できます。

ブラウザーを設定する

UI Automation のブラウザー コネクション機能は、認証のほかにブラウザーの構成にも使用できます。

実行マシンは常に新しいマシンなので、ブラウザーは常に新しいステートです。そのため、実行時に特定のポップアップが表示されてオートメーションが失敗することがあります。

そこで、この機能を使用してワークフローの構築時にブラウザーを正しいステートに設定できます。その後はロボットが、オートメーションの開始時に同じステートが設定されていることを確認します。

制限事項

Azure Active Directory 認証

Azure Active Directory アカウントを認証に使用している状態で UI Automation ブラウザー コネクション機能を使用すると、オートメーションはクラウド環境で繰り返し実行されます。これにより、Active Directory サーバーの ID 保護メカニズムがトリガーされる可能性があります。その場合、ユーザーは CAPTCHA の解決やアカウント パスワードの変更などを求められます。

これを回避するには、ロボット用に特別に構成された専用のサービス アカウントを使用することを強くお勧めします。

Orchestrator の共有フォルダー

UI Automation ブラウザー コネクションは、Orchestrator の共有フォルダーでは使用できません。Orchestrator の個人用ワークスペースでのみ使用できます。

アプリケーションの制限

この機能は、ユーザーがブラウザーを閉じたときに認証 Cookie を削除する Web アプリケーションでは機能しないため、ログアウトが模倣されます。例: www.salesforce.com

デスクトップ版の Studio

デスクトップ版の Studio ではコネクションを作成または編集できません。

サーバーベースのロボット
実行時には、この機能はサーバーレス ロボットでのみサポートされます。そうでない場合は例外がスローされます。たとえば、Windows ロボットがある場合は、ランタイム例外「platform not supported」が発生します。

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