Automation Suite
2022.10
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Automation Suite インストール ガイド
最終更新日 2024年4月24日

オンラインでのシングルノード評価のインストール

概要

重要:

インストールを続行する前に、ハードウェアとソフトウェアの前提条件を満たす必要があります。「ハードウェアおよびソフトウェアの要件」をご覧ください。

専用のスクリプトを使用して、インストールの前提条件とインフラストラクチャの準備状況を検証できます。「前提条件を検証する」をご覧ください。

インストールを円滑に進めるには、UiPath のベスト プラクティスに従ってください。をご覧ください。

インストール プロセスには、次のような一般的手順があります。

手順

説明

手順 1: インストール スクリプトをダウンロードし、対話型インストーラーを実行する

手順 1.1: 対話型インストーラーを対象マシンにコピーする

手順 1.2: 対話型インストーラーを実行し、インストール オプションを設定する

手順 2: インストールを構成する

手順 2.1: 対話型インストーラーを実行し、インストール オプションを設定するこのツールは、最も一般的なオプションの入力を収集し、構成ファイルを生成します。

手順 2.2: (任意) 高度なインストール オプションを設定する

対話型インストーラーで提供されるのは既定のインストール エクスペリエンスであるため、構成オプションの数は限られています。インストールされた製品をカスタマイズしたり、特定の製品で個別の SQL Server を設定したりするには、構成ファイルを編集します。

ファイルの編集が完了したら、インストーラーを再実行してインストールを完了する必要があります。

手順 3: インストールを完了する

手順 3: インストールが正常に完了しました。インストール後の手順に進むことができます。

新たに作成されたクラスターとスイートにアクセスしたり、証明書を更新したり、PVC のサイズを変更したりできるようになりました。

重要:

RHEL kernel version kernel-4.18.0-477.10.1.el8_8 は、Automation Suite クラスターのインストールまたは管理を中断させる問題の影響を受けます。どの Automation Suite ノードも、インストール前またはインストール後にこのバージョンのカーネルを使用していないことを確認してください。以下のコマンドを実行するとカーネルのバージョンを更新できます。

dnf install -y kernel kernel-tools kernel-tools-libsdnf install -y kernel kernel-tools kernel-tools-libs

手順 1: インストール スクリプトをダウンロードし、対話型インストーラーを実行する

この手順は、Automation Suite のデプロイ先となる、インターネットにアクセスできるマシンで実行する必要があります。ダウンロードが完了するまでに、後続の手順を進めておくことができます。
注: Automation Suite インストーラーは複数のパッケージのラッパーであり、Red Hat Package Manager (RPM) を使用して依存関係もいくつかインストールします。SQL やその他のインストール オプションなどの外部リソースを構成するのに役立つ対話型エクスペリエンスを提供します。

手順 1.1: 対話型インストーラーを対象マシンにコピーする

  1. SSH を使用してマシンに接続します。
    • パスワードを設定する場合のコマンドは次のとおりです。

      ssh <user>@<dns_of_vm>ssh <user>@<dns_of_vm>
    • SSH キーを使用する場合のコマンドは次のとおりです。

      ssh -i <path/to/Key.pem> <user>@<dns_of_vm>ssh -i <path/to/Key.pem> <user>@<dns_of_vm>
  2. ルートになります。
    sudo su -sudo su -
  3. ホーム ディレクトリに移動します。
    cd ~cd ~
  4. installUiPathAS.sh インストーラーをダウンロードします。手順については、「installUiPathAS.sh」をご覧ください。お使いの Automation Suite のバージョンに適したパッケージをダウンロードしてください。
  5. unzipjq をインストールします。
    yum install unzip jq -yyum install unzip jq -y

手順 1.2: 対話型インストーラーを実行し、インストール オプションを設定する

スクリプトを実行して対話型インストーラーを開始します。この手順では、インストール プロセスで使用できる構成ファイルが生成されます。
chmod +x ~/installUiPathAS.sh
./installUiPathAS.shchmod +x ~/installUiPathAS.sh
./installUiPathAS.sh

手順 2: インストールを構成する

手順 2.1: 既定の構成

対話型インストーラーを実行し、インストール オプションを構成します。このツールは、最も一般的なインストール オプションの入力を収集し、構成ファイルを生成します。HAA はシングルノードの評価モードではサポートされません。

Automation Suite をインストールするには、次の手順に従います。

  1. 対話型インストーラーを起動します。
  2. ライセンス契約に同意してインストールを続行します。
  3. [Main Menu] でデプロイ モードを選択します。[Single-node deployment (recommended for demo/evaluation purposes)] を選択し、選択内容を確認します。
    docs image
  4. [Deployment configuration] で、環境の種類を選択します。[Online] を選択します。
  5. 製品選択を選びます。以下のオプションがあります。
    • Complete (All products)
    • Select products

    製品選択オプションについて詳しくは、「ハードウェアおよびソフトウェアの要件」をご覧ください。

  6. 前の手順で [Select products] を選択した場合は、インストールする製品を指定します。以下のオプションがあります。
    • Action Center
    • AI Center
    • Apps (アプリ)
    • Automation Hub
    • Automation Ops
    • Automation Suite ロボット
    • Data Service
    • Document Understanding
    • Insights
    • Orchestrator
    • Process Mining
    • Task Mining
    • Test Manager

    Automation Suite の一部の製品には、その他にも相互の依存関係があります。インストールする製品を選択する際は、製品間の依存関係を考慮してください。依存関係なしに製品をインストールしようとすると、エラーが発生します。

  7. AI Center をインストールするには、以下の追加の手順を実行する必要があります。
    1. AI Center に外部 Orchestrator が必要かどうかを指定します。
      • AI Center に外部 Orchestrator が必要ない場合は、手順 8 に進みます。
      • AI Center に外部 Orchestrator が必要な場合は、手順 7.b に進みます。
    2. Orchestrator の証明書を仮想マシンにコピーします。詳細については、「Orchestrator の証明書をコピーする」をご覧ください。
    3. AI Center の Orchestrator URL を指定します。例: https://orchestrator.example.com
    4. AI Center の Identity URL を指定します。例: https://orchestrator.example.com/identity
    5. Orchestrator の証明書ファイルへのパスを指定します。例: /opt/UiPathAutomationSuite/UiPath_Installer/orch.cer
    6. Identity の証明書ファイルへのパスを指定します。例: /opt/UiPathAutomationSuite/UiPath_Installer/identity.cer
    7. メータリング API キーを指定します。
      注:
      • metering_api_key は、AI Center のクラウド アカウントで確認できる Document Understanding API キーです。
      • AI Center のインストールを完了するには、「AI Center のインストールを完了する」の手順に従います。
  8. 製品選択を確認して、ハードウェアおよびソフトウェアの最小要件を判断します。
    注:

    一部の Automation Suite 製品では、専用のエージェント ノードが必要です。続行する前に、ハードウェア要件を満たしていることを確認してください。

    専用のエージェント ノードの追加方法の詳細については、以下をご覧ください。

  9. Automation Suite の FQDN を入力します。
  10. 選択した製品に独自のオブジェクト ストアを使用するかどうかを指定します。[No] を選択した場合は、既定のオブジェクト ストアが選択されます。[Yes] を選択した場合は、以下のいずれかのオプションを選択します。
    • Azure Storage Account – Azure Storage アカウントに基づくマネージド ID を使用するかどうかを指定します。選択内容に対応する以下の詳細情報を入力し、選択したすべての製品に対してコンテナーを自動的にプロビジョニングするかどうかを指定します。
      • [Yes] の場合は、Azure Storage アカウントの名前とエンドポイント サフィックス、およびクライアント ID を入力します。
      • [No] の場合は、Azure Storage アカウントの名前とエンドポイント サフィックス、および Azure アカウント キーを入力します。
    • AWS S3 – バケット名のプレフィックスとサフィックス、バケットをホストする AWS リージョン、S3 アカウントのアクセス キーとシークレット キーを指定し、選択したすべての製品に対してバケットを自動的にプロビジョニングするかどうかを指定します。
    • Other S3 Compatible storage – バケット名のプレフィックスとサフィックス、S3 サーバーの FQDN、S3 のポート、S3 アカウントのアクセス キーとシークレット キーを指定し、選択したすべての製品に対してバケットを自動的にプロビジョニングするかどうかを指定します。
    注:

    多くの S3 ObjectStore では、Automation Suite クラスターからのトラフィックすべてに CORS を設定する必要があります。CORS ポリシーを ObjectStore レベルで設定して、クラスターの FQDN を許可する必要があります。

  11. SQL 接続に Kerberos 認証を使用するかどうかを指定します。
  12. SQL Server の FQDN を入力します。プロンプトに従い、接続ポート、ユーザー名、パスワードを入力します。
    注:

    Process Mining をインストールする場合は、2 つ目の SQL Server を推奨します。ウェアハウス SQL Server の URL、接続プロンプト、ユーザー名、パスワードを必ず指定してください。

    2 つ目の SQL Server が満たす必要があるハードウェア要件の詳細については、「Process Mining のための SQL の要件」をご覧ください。

  13. インストーラーで必要なデータベースを自動作成するかどうかを指定します。
  14. セキュリティで保護された TLS 通信を必要とする外部サーバー ソフトウェアに CA 証明書を提供します。証明書を提供しないと、インストールは失敗します。TLS 通信を有効化しなかった場合は、インストール後に証明書を設定できます。
    注:
    インストーラーは Base64 でエンコードされた PEM 形式の DER 証明書のみを受け入れます。外部サーバーに異なる CA がある場合、すべての公開証明書を 1 つのファイルに連結できます。
  15. 構成パラメーターを定義すると、インストーラーが構成ファイルを自動生成します。構成パラメーターはターミナルから直接編集できます。
    注:
    UiPathAutomationSuite フォルダーで高度な構成設定の cluster_config.json を直接編集できます。構成ファイルの編集後、対話型インストーラーを再実行してインストールを完了するか、手動でインストールを完了する必要があります。
  16. この時点で、インストールを進めることができます。プロセスが完了すると、指定したマシン上に Automation Suite がインストールされます。
    注: インストール プロセスの最後に、デプロイの概要を示すメッセージが表示されます。この概要ページから、Cluster Administration ポータル、ホスト ポータル、組織管理インターフェイス、Rancher、ArgoCD などにアクセスできます。

手順 2.2: (任意) 高度な構成

この手順は任意です。

cluster_config.json ファイルは UiPathAutomationSuite フォルダーにあります。このファイルを使用すると、追加製品の有効化、既定の製品の無効化、SQL DB とそれぞれの接続文字列、および証明書の構成を行うことができます。インターネット接続にプロキシを使用する場合は、プロキシ設定を有効化することもできます。

シングルノードの評価インストールでは、高可用性を有効化することはできません。

高度な設定の場合は「高度なインストール」をご覧ください。

注:

対話型インストーラーを再実行してインストールを完了する必要があります。

手順 3: インストールを完了する

注: インストールが正常に完了しました。インストール後の手順に進むことができます。

証明書を更新する

重要:

インストール プロセスによって、ユーザーに代わって自己署名証明書が生成されます。ただし、Azure のデプロイ テンプレートには、自動生成された自己署名証明書を使用する代わりに、CA によって発行されたサーバー証明書をインストール時に指定するオプションもあります。

自己署名証明書は 90 日で有効期限が切れるので、インストールが完了したら速やかに、信頼された CA によって署名された証明書に置き換える必要があります。証明書を更新しないと、90 日後にインストールが停止します。

手順については、「証明書を管理する」をご覧ください。

Automation Suite にアクセスする

新たに作成されたクラスターとスイートにアクセスするには、「Automation Suite にアクセスする」をご覧ください。

AI Center のインストールを完了する

AI Center に外部 Orchestrator が必要な場合は、次のコマンドを実行してインストールを完了します。

./configureUiPathAS.sh aicenter configure --installation-token <identity token>./configureUiPathAS.sh aicenter configure --installation-token <identity token>

PVC のサイズを変更する

PVC のサイズを変更するには、「PVC のサイズを変更する」をご覧ください。

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