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Process Mining
ローカルのテスト環境を設定する
データ変換を編集するには、データ エンジニアが編集やテストを行いやすいよう、ローカルのテスト環境をセットアップすることをお勧めします。
ツール |
使用状況 |
---|---|
dbt |
ローカル データベースでデータ変換を実行するために使用します。 |
Visual Studio Code |
データ変換の SQL コードを編集するために使用します。 |
SQL Server (Express Edition) |
データ変換をテストするために使用します。 |
SQL Server Management Studio |
ローカル データベースのデータ変換の結果をレビューするために使用します。 |
dbt
プロジェクトをインストールして実行するには、Python 3.9 (またはそれ以降) が必要です。Python は Python の公式 Web サイトからダウンロードできます。
詳細については、Pyton の互換性に関する dbt の公式ドキュメントをご覧ください。
dbt をインストールする Python 仮想環境を作成することをお勧めします。変換専用のフォルダーの作成も、必ずではありませんがお勧めです。このフォルダーを使用して Python 仮想環境を作成することもできます。
手順 |
操作 |
---|---|
1 |
Windows Explorer を開き、仮想環境を置くフォルダーを作成します。例:
C:\My_transformations
|
2 |
Windows のコマンド プロンプトを開きます。 |
以下の手順で説明するコマンドを実行して、Python の仮想環境を作成します。
手順 |
操作 |
コマンド |
---|---|---|
1 |
Python パッケージ
virtualenv をインストールします。
|
|
2 |
環境を作成するフォルダーに移動します。 |
cd [path_to_your_folder] たとえば cd C:\My_transformations です。 |
3 |
仮想環境を作成します (名前:
venv )。
|
|
仮想環境がまだアクティブ化されていることを確認します。dbt をインストールして変換を実行するには、以下の手順に従います。
スクリプトの実行をシステムで有効化する必要があります。次の手順を実行します。
-
管理者モードで PowerShell を開きます。
-
コマンド「Set-ExecutionPolicy RemoteSigned」または「Set-ExecutionPolicy -ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope CurrentUser」を入力します。
-
プロンプトが表示されたら「Y」と入力します。
手順 |
操作 |
コマンド |
---|---|---|
1 |
仮想環境をアクティブ化します。 |
|
2 |
dbt パッケージをインストールします。 |
|
3 |
インストールが成功したかどうかを確認します。 |
|
* UiPath® Platform では、Python スクリプトを dbt プロジェクトの一部として含める dbt 機能をサポートしていません。
Visual Studio Code は、データ変換の編集に推奨されるコード エディターです。
Visual Studio Code は、「Download Visual Studio Code」の Web ページからダウンロードできます。
Visual Studio Code をインストールしたら、dbt の作業を行いやすいよう、以下の拡張機能をインストールします。
- Dbt Power User
Visual Studio Code に拡張機能をインストールするには、以下の手順に従います。
手順 |
操作 |
---|---|
1 |
Visual Studio Code を起動します。 |
2 |
[Extensions] パネルに移動します (Ctrl+Shift+X)。以下の画像に例を示します。 |
3 |
[Search Extensions in Marketplace] テキスト ボックスに名前を入力して「dbt Power User」の拡張機能を検索します。 |
4 |
[インストール] をクリックします。 |
以下の画像でご確認ください。
作成された仮想環境から Python を実行するには、Visual Studio コードでパスを設定する必要があります。
次の手順を実行します。
手順 |
操作 |
---|---|
1 |
[File] > [Preference] > [Settings] に移動します。 |
2 |
Python を検索します。 |
3 |
[Default Interpreter Path] で、必ず
python.exe へのパスを確認してください。これは次の場所に位置している必要があります。
[path_to_your_folder]\venv\Scripts フォルダー以下の画像で例をご確認ください。
|
Microsoft SQL Server は、変換をテストするために必要なデータベースです。このデータベース サーバーは、Process Mining 製品の一部としては提供されていません。変換の編集とテストには、SQL Server Express も使用できます。Microsoft SQL Server Express は、Microsoft SQL Server の公式の Web ページからダウンロードできます。
既定では、SQL Server では大文字と小文字が区別されません。一方 Process Mining では大文字と小文字が区別されます。問題が発生しないように、ローカルの SQL Server データベースの挙動をこの挙動と一致するように変更することをお勧めします。これは、インストール時に適切な照合方法を設定することで達成できます。照合順序の既定値はお使いのロケールによって異なります。
CI
の部分を CS
に置き換えます (例: Latin1_General_CI_AS
を Latin1_General_CS_AS
に変更します)。SQL Server が既にインストールされている場合は、「サーバーの照合順序の設定または変更」の指示に従って照合順序を更新してください。
以下に、ローカル開発環境での SQL Server の最小要件の概要を示します。開発環境で 1000 万件を超えるレコードを使用する場合は、要件算出ツールを使用して SQL Server のシステム要件を計算してください。
入力 | 最小要件 (1000 万イベント) |
バージョン | SQL Server 2019 以降 |
CPU | 8 vCPU/コア (16 を推奨) |
メモリ | 32 GiB RAM |
ディスク | レイテンシが低い専用のディスクの使用を推奨 |
データ ディスク | 256 GiB |
一時 DB | 128 GiB |
要件算出ツールを使用して、Process Mining 専用の Microsoft SQL Server マシンを設定するためのハードウェア要件を判断できます。「要件算出ツール」をご覧ください。
データベースのテーブルを表示し、SQL Server のインフラストラクチャを管理するには、SQL Server Management Studio (SSMS) をダウンロードします。これは、任意のコンピューターにインストールできます。