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Process Mining

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最終更新日時 2024年12月12日

オートメーションの連携をセットアップする

はじめに

オートメーションをトリガーするには、オートメーションの連携をセットアップする必要があります。以下に、Process Mining プロセス アプリにオートメーションの連携をセットアップする手順の概要を示します。



手動でトリガーするオートメーションと自動的にトリガーされるオートメーション

プロセス アプリからトリガーできるオートメーションには 2 種類があります。

  1. 手動でトリガーするオートメーションは、ビジネス ユーザーがプロセス アプリのダッシュボードから開始します。

  2. 自動的にトリガーされるオートメーションは、プロセス アプリへのデータの取り込み中に、タグで事前定義した条件が成立すると開始されます。

注:

手動トリガーは、開発アプリとパブリッシュ済みアプリの両方から可能です。自動トリガーは、パブリッシュ済みアプリでデータを取り込むときにのみ適用されます。

[メールを送信] の例

Send_Email_example_files.zip ファイルをダウンロードすると、オートメーションの連携を簡単に設定してご自身でメールを送信できます。

Send_Email_example_files.zip ファイルの内容は以下のとおりです。

  • SendEmail.zipファイル。Studio にインポートできるオートメーション ワークフロー プロジェクトが含まれます。
    注:

    このオートメーション ワークフローは v2022.10.5 の UiPath Studio で構築されています。

  • simpleschema.json ファイル。このファイルを使用して Orchestrator キューを設定できます。

手順 1: オートメーション ワークフローを作成する

ヒント:
Studio でのオートメーションの構築を、オートメーション マネージャーから直接開始できます。
  1. Process Miningダッシュボード エディターで、オートメーションを連携できるようにするプロセス アプリを開きます。詳しくは、「ダッシュボード エディターを使用する」をご覧ください。

  2. ダッシュボード エディター[オートメーション マネージャー] オプションを選択し、オートメーション マネージャーを開きます。

  3. [オートメーションを構築] を選択して Studio を開きます。詳しくは「オートメーション マネージャー」をご覧ください。

オートメーションの連携をセットアップするには、まず Studio でオートメーション ワークフローを作成します。たとえば、アイテムが Orchestrator のキューに追加されたときにメールを送信するオートメーションをセットアップできます。たとえば、このオートメーションを使用して、Process Mining で検出された支払遅延ケースに関する通知メールを送信できます。オートメーション ワークフローの例は、以下の画像でご確認ください。



キューからのアイテムのプルを有効化する場合は、オートメーション ワークフローで [トランザクション アイテムを取得] アクティビティを定義します。以下の画像に例を示します。



上の例では: [変数の値を設定] アクティビティを使用して、引数を、メールで使用可能な変数に設定します。Microsoft Office 365: [メールを送信] アクティビティを使用して、オートメーションから通知メールを送信します。

  1. Studio でオートメーションをパブリッシュし、Orchestrator で利用できるようにします。

手順 2: Orchestrator のキューを設定する

1. Orchestrator で、固有データ JSON スキーマを使用して新しいキューを作成します。データ JSON スキーマでは、オートメーションに必要な入力データを定義します。JSON スキーマがオートメーションで定義された引数と一致することを確認してください。

重要:

Process Mining では、Orchestrator の固有データ JSON スキーマ ファイルを含むキューのみがサポートされています。以下に、Process Mining との連携を設定するために使用する固有データ JSON スキーマの例を示します。

{  "definitions": {},
   "$schema": "http://json-schema.org/draft-07/schema#",
   "$id": "http://example.com/root.json",
   "type": "object",
   "title": "The Root Schema", 
   "properties":{
           "CaseID":
            {  "type": "string"
        },
            "Supplier": 
            {  "type": "string"
        },
            "Value":
            {  "type": "number"
        },
            "Email": 
            {  "type": "string" 
        }
   }
 }{  "definitions": {},
   "$schema": "http://json-schema.org/draft-07/schema#",
   "$id": "http://example.com/root.json",
   "type": "object",
   "title": "The Root Schema", 
   "properties":{
           "CaseID":
            {  "type": "string"
        },
            "Supplier": 
            {  "type": "string"
        },
            "Value":
            {  "type": "number"
        },
            "Email": 
            {  "type": "string" 
        }
   }
 }


2. キューにトリガーを追加し、Studio で作成したオートメーション ワークフローを、関連付けられたプロセスとして選択します。





Orchestrator にキューを作成済みである場合、そのキューを Process Mining プロセス アプリから参照できます。

手順 3: Process Mining でオートメーションの連携を設定する

  1. Process Miningダッシュボード エディターで、オートメーションの連携を有効化するプロセス アプリを開きます。詳しくは、「ダッシュボード エディターを使用する」をご覧ください。

  2. ダッシュボード エディター[オートメーション マネージャー] ボタンを選択し、オートメーション マネージャーを開きます。詳しくは、「オートメーション マネージャー」をご覧ください。

  3. 新しいオートメーションを追加して、Orchestrator キューを選択します。

    • [オートメーションを接続] を選択します。
      注:

      オートメーションを作成していない場合は、[オートメーションを構築] オプションを選択して Studio を開き、オートメーションの構築を開始できます。

    • [キューを追加] ダイアログで、使用する Orchestrator キューを選択します。Orchestrator キュー用の Data JSON スキーマ ファイルに定義されたデータ スキーマが読み込まれます。Process Mining では、固有データ JSON スキーマ ファイルを含む、Orchestrator 内のキューのみが利用可能です。
    • オートメーションの入力フィールドをプロセス アプリで利用できる適切なデータ フィールドにマッピングします。
      重要:

      固有データ JSON スキーマで定義されているキュー入力フィールドのデータ型を確認し、正しい入力型を持つ Process Mining データ フィールドに入力フィールドをマップしてください。詳しくは、「アプリ テンプレート」をご覧ください。

      注:
      特定のケース フィールドにマッピングする代わりに、テキスト入力フィールドに [Business user input] オプションを選択できます。これにより、ビジネス ユーザーはオートメーションのトリガー時にフリー テキストを入力できます。たとえば、説明やメール アドレスなどです。[Analyst input] オプションでは、ビジネス ユーザーに読み取り専用で表示されるカスタム テキストを入力できます。


      [ビジネス ユーザーの入力] オプションは、手動トリガーにのみ適用されます。
    • [一度に送信するケースの最大数] を入力すると、Orchestrator に送信できるケースの数を制限できます。

      注:

      特定のユース ケースにおいてビジネス ユーザーが Orchestrator に送信できるケースの数の制限を検討することは、アナリストとして重要です。既定では、システムでは 50 個のケースをキューに送信できますが、この範囲を 1 から 100 の間で調整できるため、さまざまなシナリオに柔軟に対応できます。



    • [トリガー] リスト ボックスから、オートメーションに対するトリガーの種類を選択します。

      オートメーションに自動トリガーを設定する場合は、トリガーの条件を定義したタグを追加します。フィルターの評価でこの条件が成立したケースが Orchestrator に送信されます。

      注:

      各トリガー条件は互いに独立して評価されます。たとえば、ケース 001 にタグ A と B があるとします。A と B の両方にトリガー条件を設定した場合、このケースは Orchestrator に 2 回 (条件 A に一致したときと条件 B に一致したとき) 送信されます。

  4. プロセス アプリをパブリッシュし、そのプロセス アプリでオートメーションを利用できるようにします。

    • [パブリッシュ] を選択します。
    オートメーションをプロセス アプリで利用できるようになりました。

手動でトリガーするオートメーション

オートメーションのトリガーの種類として [手動] を選択すると、ビジネス ユーザーはパブリッシュ済みのプロセス アプリからオートメーションをトリガーできます。[オートメーションをトリガー] オプションは、ほとんどのダッシュボードとグラフで利用できます。以下の画像で例をご確認ください。



ユーザーが自動化候補のケースを選択済みの場合、[オートメーションをトリガー] オプションを選択してオートメーションの入力データを入力できます。以下の画像で例をご確認ください。



ケースを選択するたびに Orchestrator のキューにキュー アイテムが作成され、このキュー アイテムによって、Studio で定義したオートメーションがトリガーされます。



パブリッシュ済みのプロセス アプリからオートメーションをトリガーする方法について詳しくは、「オートメーションをプロセス アプリからトリガーする」をご覧ください。

自動的にトリガーされるオートメーション

プロセスで特定のイベントが発生したときに、自動トリガーでオートメーションを開始できます。これにより、ケースに即時で対処でき、効率の向上とワークフローの合理化が実現します。

オートメーションのトリガーの種類として [自動] を選択すると、トリガーの条件が成立したときにオートメーションが自動的にトリガーされます。プロセス アプリのデータを取り込むたびに評価されるタグで、トリガーの条件を指定します。ケースで条件が成立するたびに Orchestrator のキューにキュー アイテムが作成され、このキュー アイテムによって、Studio で定義したオートメーションが開始されます。

手順 4: オートメーションを実行する

ロボットがオートメーションを選択し、オートメーションで定義されたアクションを実行します。

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