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最終更新日 2024年4月17日

Purchase-to-Pay アプリ テンプレート

はじめに

Purchase-to-Pay アプリ テンプレートを使用すると、プロセス オーナー、ビジネス ユーザー、そして RPA チームは購買から支払 (Purchase-to-Pay) プロセスの KPI を監視できるため、自動化候補のプロセスを発見したり、プロセス改善のイニシアチブを加速させたりできます。このツールには、事前定義済みのメトリック (スループット タイムや指定納期納品率など) や、各部署の業務の成功に不可欠なビジネスの成果を示すようにカスタマイズできるダッシュボードが用意されているため、購買や発注管理の関係者は、プロセスの分析や監視を簡単に行うことができます。また、エンドツーエンドのプロセスを、各関係者のニーズに合わせてカスタマイズされた複数の表示画面で確認できます。

Purchase-to-Pay プロセス アプリは、ソース システムから取得したプロセスの生データを、次のアクションに繋げたり、自動化したりできる分析情報へと変換します。Automation Hub と連携すれば、自動化の候補として最適なアクティビティを発見して優先的に RPA を実装し、Purchase-to-Pay プロセスにおける自動化の成果を確認できます。

Purchase-to-Pay プロセス

購買から支払 (Purchase to Pay) は、購入担当者の観点の商品の購入、受領、支払い、会計のプロセスを指します。このプロセスは購買のリクエストから始まって請求書の支払いで終わり、その間のすべての確認手順が含まれます。これは組織の主要なプロセスの 1 つであり、通常は複数の部門によって行われます。Purchase-to-Pay プロセスの重要なアーティファクトは、購買要求、発注、商品の領収書、および請求書です。

Purchase-to-Pay プロセスのステップ

Purchase-to-Pay は、調達ライフサイクルの以下の主要プロセスをカバーしています。

  • 購入
  • 納品
  • 支払い

納品プロセスと、支払プロセス (の一部) は、通常並行して行われます。

一般的な Purchase-to-Pay プロセスのステップの概要は、以下の画像でご確認ください。



以下の表は、Purchase-to-Pay プロセスの主なステップについて説明したものです。

プロセスのステップ

説明

購入

このプロセスは、会社において商品の購入を希望する購入者から始まります。購入者は購買依頼を使用して購買をリクエストします。最適な価格で購入するために、調達が必要です。これは、新たな契約を交渉したり、既に有効な契約に適合させたりすることを意味する可能性があります。

調達では、依頼を発注書に変換し、不足している情報があれば必要に応じて確実に入力します。そして発注書 (PO) を承認し、ベンダーに送信します。

納品

倉庫部門 (該当する場合) は商品の受領を待機し、商品が到着すると、在庫を確認して更新します。商品が当初の購入者の元に届き、商品を受領します。

Payment

経理部門は請求書の受領を待機し、請求書が届いたら処理します。請求書は買掛金で支払われます。会計管理部門が支払いを処理します。

プロセスに関する洞察

上記のプロセスは、購入者が高品質の商品を可能な限り最良の価格で時間内に手に入れることができる理想的なシナリオを説明したものです。しかし多くの場合、このシナリオとは違いや差があります。

企業の営業費用のかなりの部分が Purchase-to-Pay プロセスの管理に費やされます。このプロセスに非効率的な部分が多いほど、企業のキャッシュ フローに悪影響を及ぼすリスクが高くなります。一貫性のある Purchase-to-Pay プロセスを管理することが、堅実・健全な企業の実現につながります。

「Purchase-to-Pay (購買から支払)」アクティビティは、在庫管理やサプライ チェーン管理など、組織全体に及ぶ操作に影響します。Purchase-to-Pay プロセスを最適化すると、非効率な部分が解消され、組織全体で恩恵を受けられる可能性があります。

Purchase-to-Pay プロセス アプリ を使用すれば、Purchase-to-Pay プロセスの実際の実行に関する洞察を深め、注文のステータス、商品の納品、請求書を詳しく分析するための情報を手に入れることができます。

  • はじめに
  • Purchase-to-Pay プロセス
  • Purchase-to-Pay プロセスのステップ
  • プロセスに関する洞察

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