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DataUploader を使用してデータを読み込む
DataUploader では、最大 5 TB の各データ ファイルを Process Mining のプロセス アプリに直接アップロードできます。DataUploader を使用したデータの読み込みは、 Process Mining の [データをアップロード] オプションを使用したデータの読み込みよりも安定します。小さいデータ ファイルの場合でも同様です。もし、DataUploader を使用したアップロードが不安定な接続などを理由に失敗した場合、DataUploader はアップロードを最大で 4 回リトライします。
データが、プロセス アプリに使用するアプリ テンプレートで求められる形式であることを必ず確認してください。 詳しくは、「 アプリ テンプレート」をご覧ください。
DataUploader のパラメーターの概要は以下のとおりです。
パラメーター | 形式 | 説明 | 必須 Y/N | 例 |
|
<csv dir value> |
アップロードする CSV ファイルを含むディレクトリです。
注:
相対パスも指定できます。 |
Y |
C:\P2P データ |
|
<sas url value> | ファイルをアップロードする必要がある Azure BLOB ストレージ コンテナーの共有アクセス署名 (SAS) の URL です。「Azure BLOB ストレージの資格情報を取得する」をご覧ください。 |
Y | |
|
<value> | ファイルが正常にアップロードされたときに呼び出される End-of-Upload-API の URL です。
「Azure BLOB ストレージの資格情報を取得する」をご覧ください。 |
Y | |
|
<delimiter value> |
入力ファイルで使用される区切り文字の ASII コードです。 注:
これは、
0 から 127 の範囲の ASCII 値でなければなりません。既定値は 9 (タブ) です。
|
n |
44 (= コンマ)
9 (= Tab)
|
|
<proxy value> |
プロキシの URL です。 |
n | |
|
<proxy username> |
プロキシ サーバーに接続するために認証が必要な場合のユーザー名です。 |
n | |
| <proxy password> | プロキシ サーバーに接続するために認証が必要な場合のパスワードです。 |
n | |
|
指定したフォルダー内のすべてのファイルを、サブフォルダーを含めて検索します。 注意:
重複する名前のファイルが異なるフォルダーに存在する場合、想定外の挙動が発生する可能性があります。 注:
既定では、指定したフォルダー内のファイルのみがアップロードされ、サブフォルダーは無視されます。 | |||
|
<config file value> |
インライン パラメーターの代わりに構成ファイルを使用できます。 注意:
インライン パラメーターは、構成ファイルの値を上書きします。 | ||
| DataUploader コマンドのヘルプを表示できます。 |
https://download.uipath.com/ProcessMining/versions/2.0.3/DataUploader/process-mining-data-uploader.exe を使用して DataUploader をダウンロードします。
DataUploader を使用してデータを読み込むには、以下の手順に従います。
-
DataUploader をダウンロードします。
-
フォルダーを作成し、DataUploader を使用してアップロードする入力ファイルをこのフォルダーにコピーします。
-
Windows PowerShell を開きます。
-
DataUploader をダウンロードした場所に移動します。
-
次のいずれかのコマンドを実行します。
各パラメーター値は引用符で囲んでください。
process-mining-data-uploader.exe "<csv dir>" "<sas url>" "<end-of-upload api>"
process-mining-data-uploader.exe "<csv dir>" "<sas url>" "<end-of-upload api>"
process-mining-data-uploader.exe -c "<myfolder>" -s "<my-sas-uri>" -e "<my-end-of-upload-api>"
process-mining-data-uploader.exe -c "<myfolder>" -s "<my-sas-uri>" -e "<my-end-of-upload-api>"
process-mining-data-uploader.exe --config-file "path\to\config\file"
process-mining-data-uploader.exe --config-file "path\to\config\file"
ファイルのアップロードそれぞれに対して進行状況バーが表示されます。
./process-mining-data-uploader.exe "data" "https://asdf.blob.core.windows.net/a28d10b0-6822-4xxy-a197-02zz39824ad4?sv=2020-06-12&si=sap-a58d10b0-6822-4ffc-a197-02ed649824ad4&sr=c&sig=WELk3bW8zpY5rL71lJ8pPPhlOq0odLNoQleY%2BL3nPqek%3D" "https://asdf.uipath.com/org/tenant/processmining_/api/v4.0/apps/a28d10b0-6822-4ffc-a197-02ed39824ad4/ingest/authenticated?AppSecretToken=A5B221CD00E77F02677G36H572IJKLM61N2440320O44666PQ4RS3T0U81410VW" "44"
./process-mining-data-uploader.exe "data" "https://asdf.blob.core.windows.net/a28d10b0-6822-4xxy-a197-02zz39824ad4?sv=2020-06-12&si=sap-a58d10b0-6822-4ffc-a197-02ed649824ad4&sr=c&sig=WELk3bW8zpY5rL71lJ8pPPhlOq0odLNoQleY%2BL3nPqek%3D" "https://asdf.uipath.com/org/tenant/processmining_/api/v4.0/apps/a28d10b0-6822-4ffc-a197-02ed39824ad4/ingest/authenticated?AppSecretToken=A5B221CD00E77F02677G36H572IJKLM61N2440320O44666PQ4RS3T0U81410VW" "44"
最大ファイルサイズ
最大ファイル サイズ (ファイルあたり) は 5 TB です。
リトライの回数
もしアップロードが不安定な接続などを理由に失敗した場合、DataUploader はアップロードを最大で 4 回リトライします。5 回試行してもデータのアップロードが成功しなかった場合、レポートが作成されます。
UNABLE_TO_GET_ISSUER_CERT_LOCALLY
などのエラーが発生します。
これは、DataUploader が組織の証明機関 (CA) の証明書を指定することで解決できます。
次の手順を実行します。
-
NODE_EXTRA_CA_CERTS という環境変数を作成します。
-
新しい環境変数の値を CA 証明書のファイル パスに設定します。
アップロードに失敗したファイルがある場合は、同じコマンドと同じファイルを使用して DataUploader を再度開始できます。
end of upload API の呼び出し
ファイルがアップロードされているのに、end of upload エンドポイントが呼び出されない場合はどうすればよいですか?
すべてのファイルがアップロードされた後でも、end of upload API が正常に呼び出されないことがあります。 データ アップローダーからファイルをアップロードした後に次のログが表示されない場合は、end of upload API が正常に呼び出されなかったことを意味します。
End-of-upload API reached successfully, data transformation started.
この場合、PowerShell セッションで次のコードをコピーして実行し、end of upload API を呼び出すことができます。
$endOfUploadUri = "*******"
$delimiter = 9 # you can change this to the ascii of the character of your choice
$fullUri = "$endOfUploadUri&dataLoadOptionsJson=%7B%22UseSampleData%22%3Afalse%2C%22FileFormatOptions%22%3A%7B%22FieldDelimiter%22%3A%22$delimiter%22%7D%7D"
$response = Invoke-WebRequest -Uri $fullUri -Method POST
Write-Output $response.StatusCode
$endOfUploadUri = "*******"
$delimiter = 9 # you can change this to the ascii of the character of your choice
$fullUri = "$endOfUploadUri&dataLoadOptionsJson=%7B%22UseSampleData%22%3Afalse%2C%22FileFormatOptions%22%3A%7B%22FieldDelimiter%22%3A%22$delimiter%22%7D%7D"
$response = Invoke-WebRequest -Uri $fullUri -Method POST
Write-Output $response.StatusCode
UNABLE_TO_GET_ISSUER_CERT_LOCALLY
。
有効な証明書チェーンを DataUploader に指定することで、この問題を修正できます。
有効な証明書チェーンを DataUploader に指定するには以下の手順に従います。
-
Process Mining ポータルに移動し、[プロセス アプリ] タブからプロセス アプリを開きます。
-
Web ブラウザーでアドレス バーに移動し、その左側にある [サイト情報を表示] アイコンを選択します。
-
[この接続は保護されています] を選択し、[証明書は有効です] を選択して証明書を表示します。
-
[詳細] タブに移動し、[証明書の階層] を展開します。
-
cloud.uipath.com
エントリを選択し、[エクスポート...] を選択します。 -
コンピューター上で証明書ファイルの保存先とする場所を選択し、必ず Base64 エンコードの ASCII による証明書チェーン (*.pem;*crt) タイプとして保存されるようにします。
選択した場所にcloud.uipath.crt
ファイルが表示されます。 -
環境変数 NODE_EXTRA_CA_CERTS を作成し、その値を、手順 6 で選択した証明書ファイルのフル パス (フォルダー パス、ファイル名、ファイル拡張子で構成するパス) に設定します。
-
Windows の [システムのプロパティ] を開きます。
-
[Advanced] タブに移動します。
-
[環境変数] を選択します。
-
[新規] を選択して、新しいシステム変数を追加します。
-
-
新しい PowerShell セッションを開始して、この環境変数が DataUploader で認識されることを確認します。