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Process Mining ユーザー ガイド

最終更新日時 2026年5月5日

自動化の見込みをシミュレーションする

はじめに

[自動化の見込み] ダッシュボードでは、プロセス内のアクティビティで節約できる可能性のある時間や金額を確認できます。たとえば、プロセス グラフ内のあるアクティビティをボトルネックとして定義すると、そのアクティビティを自動化することによる影響を計算できます。[自動化の見込み] ダッシュボードから、さまざまな What-if シナリオをシミュレーションすることで、最もコストのかかるアクティビティや、1 つ以上のアクティビティを自動化することで節約できる時間や金額を確認できます。

注:

自動化の見込みの計算に使用されるEvent_costEvent_processing_timeは、入力データの一部ではありません。これらのフィールドは、SQL ステートメントを使用してデータ変換で設定できます。また、これらのフィールドがデータ モデルのイベント テーブルに正しくマッピングされていることを確認してください。詳しくは、「 自動化の見込みのフィールドを設定する 」をご覧ください。

自動化の見込み

[自動化の見込み] グラフでは、シミュレートされた自動化率が最も高い、シミュレートされたアクティビティが強調表示されます。

注:

シミュレートされたアクティビティが (それ以上) ない場合は、アクティビティ率が最も低いアクティビティが表示されます。これらのアクティビティが、自動化の見込みに基づくオートメーション候補のアクティビティとして選択されます。

各アクティビティについて、自動化率手動処理時間が表示されます。

アクティビティ グラフの [シミュレーションを変更] ボタンをクリックすると、既存のシミュレーションのパラメーター値を変更できます。

注:

アクティビティにシミュレーション パラメーターを設定していない場合は、アクティビティ グラフの [シミュレーションを設定] ボタンを選択して [シミュレーションを変更] パネルを開き、シミュレーション パラメーターを変更できます。

KPI

次の表で、[自動化の見込み] ダッシュボードの上部に表示される KPI について説明します。

KPI説明
自動化率自動化されているイベントの割合。
手動処理時間イベントに費やした作業の実際の合計時間です。
手動処理コストイベントに費やされた合計コスト。注: 手動処理コスト は、データセットで [event_cost] フィールドが利用可能な場合にのみ表示されます。
FTEイベントに対して作業を実行するのに必要な合計時間です。 FTE は、手動処理時間 (時間単位) を稼働時間数で割って算出します。稼働時間数は、選択した期間内の稼働日数 x 稼働時間数/日 (8 時間) から計算されます。
イベント数イベントの総数。

緑と赤の矢印

シミュレーションされたシナリオの効果は、またはの矢印で示されます。シミュレーションの結果、実際の状況と比較して自動化の見込みが増加した場合は、緑色の矢印が示されます。シミュレーションによる自動化の見込みが減少した場合は、赤色の矢印で示されます。上の例の Withdraw purchase order (発注の取り消し)では、実際のアクティビティの自動化率は 0% です。シミュレーションで算出された潜在的な自動化率は 58.4% でした。つまり 58.4% 増加したため、有益な結果を示す緑色の矢印が表示されます。シミュレーションされた手動処理時間は 14.11 日です。58.4% の自動化率に基づき、シミュレーションの手動処理時間は 19.8 日分短縮されました。Create purchase order (発注書の作成) の自動化率は 90.3% です。シミュレーションで算出された潜在的な自動化率は 58.4% でした。つまり 31.91% 減少したため、赤色の矢印が表示されます。58.4% の自動化率に基づき、シミュレーションの手動処理時間は 5.66 時間増加して 23.38 時間になりました。

自動化率

[自動化率] は、[automated] フィールドが true に設定されたイベントから計算されます。

手動処理時間

手動処理時間は、イベントに費やした作業の実際の合計時間です。

Automation_estimates_raw.csvシード ファイルを使用してevent_processing_timeが提供されない場合、 自動化の見込み のシミュレーションでは、データセットで利用可能なイベント データから 手動処理時間が 計算されます。この場合の手動処理時間はEvent startEvent endの間のサイクル時間です。

注:

Automation_estimates_raw.csvシード ファイルを使用してevent_processing_timeが提供されているものの、一部のアクティビティに対して入力されていない場合、残りのアクティビティの 手動処理時間は 既定で NULL になります。これらのアクティビティのevent_processing_timeとして平均スループット時間を使用することを検討してください。

少なくとも 1 つのイベントで Event start が利用できない場合、自動化の見込みシミュレーションでは、Event end からその前の Event end までのスループット時間手動処理時間として表示されます。

Duration説明
サイクル時間Event start から Event end までの時間です。イベントに費やされた実際の時間です。
スループット時間Event end からその前のEvent end までの時間です。

待機時間、サイクル時間、スループット時間

すべての自動化の機会

[ すべての自動化の機会 ] グラフには、現在の 自動化率に基づいてアクティビティが表示されます。自動化率は、自動化されているイベントの割合で決まります。自動化率が最も低いアクティビティが最初に表示されます。

すべての自動化の機会

次の表に、各要素の説明を示します。

要素説明
アクティビティアクティビティの名前です。
自動化率自動化されているイベントの割合です。
手動処理時間イベントに費やした作業の実際の合計時間です。
手動処理コストイベントに費やされた合計コスト。注: 手動処理コスト は、データセットで [event_cost] フィールドが利用可能な場合にのみ表示されます。
FTEイベントに対して作業を実行するのに必要な合計時間です。 FTE は、手動処理時間 (時間単位) を稼働時間数で割って算出します。稼働時間数は、選択した期間内の稼働日数 x 稼働時間数/日 (8 時間) から計算されます。
シミュレーションシミュレーションの結果を表示するトグル ボタンです。 アクションに対してシミュレーションを実行したことがない場合は、[シミュレーションを変更] パネルが表示され、さまざまな値を入力して自動化の見込みを計算できます。
メニュー アイコン次のオプションを含むコンテキスト メニューを開くことができます。 シミュレーションを変更: [ シミュレーションを変更 ] パネルを表示し、自動化の見込みを計算するために使用するさまざまな値を入力できます。Automation Hub に送信: [ Automation Hub に送信 ] フォームを表示し、オートメーションのアイデアを提出できます。「 UiPath Automation Hub にオートメーションのアイデアを送信する」をご覧ください。新しい Task Mining プロジェクトを開始: [ 新しい Task Mining プロジェクトを開始 ] ウィザードを表示します。これによって、 Task Mining を使用してそのアクティビティの解像度を上げることができます。詳しくは、「 Task Mining プロジェクトを Process Mining から開始する」をご覧ください。
注:

[自動化の見込み] ダッシュボードの [比較] ボタンは無効化されています。自動化の見込みをシミュレーションする際には比較モードは使用できません。

表示する列を選択する

表示される列を変更するには、以下の手順に従います。

  1. 列アイコン[ 列] アイコンを選択して、列のリストを表示します。
  2. 選択した [すべての自動化の機会] グラフに表示する列を選択します。
    注:

    [アクティビティ]、[自動化率]、[シミュレート]、[メニュー] の列は非表示にできません。

表示する列

[シミュレーションを変更] パネルを表示する

[シミュレーションを変更] パネルを表示するには、以下の手順に従います。

  1. ダッシュボードの左側にあるメニューで [自動化の見込み] を選択します。
  2. シミュレーションを実行するアクティビティを見つけます。
  3. ドキュメントの画像アクティビティの [ アクション] 列で [] を選択し、コンテキスト メニューから[シミュレーションを変更] を選択します。

[シミュレーションを変更] フォームが右側に表示されます。

[シミュレーションを変更] パネル

[自動化の見込み] グラフでアクティビティの [シミュレート] ボタンまたは [シミュレーションを変更] ボタンをクリックして、[シミュレーションを変更] パネルを表示することもできます。

シミュレーション パラメーター

このシミュレーション パラメーターを用いて、アクティビティの何パーセントを正しく自動化できるかを判断します。次の表で、自動化の見込みのシミュレーションを実行するために設定できるパラメーターについて説明します。

Contextパラメーター説明
業務プロセスの進め方業務プロセスを完了する方法の数プロセスまたはアクティビティを完了可能な、さまざまなバリエーションの数です。
データ入力デジタル入力の割合どの程度の入力がデジタルであるかを示す割合の値です。
データ入力構造化されたデジタル入力の割合デジタル入力がどの程度構造化されているかを示す割合の範囲です。

すべての入力データが構造化されていてデジタルである場合、およびプロセスを完了する方法が 1 つしかない場合、そのプロセスは 100% 自動化できます。自動化の見込みが 90% の場合は、アクティビティまたはプロセスの 90% を自動化できます。

自動化の見込みのシミュレーションを実行するためにこれらのパラメーターがどのように使用されるかについて詳しくは、「詳細評価アルゴリズム」ページの「自動化の見込み」セクションをご覧ください。

自動化の見込みのシミュレーションを実行する

自動化の見込みのシミュレーションを実行して自動化の見込みを計算するには、以下の手順に従います。

  1. [業務プロセスを完了する方法の数] ドロップダウン リストから該当するオプションを選択して、アクティビティを完了する方法の候補の数を指定します。

  2. [デジタル入力の割合] フィールドに、どの程度の入力がデジタル入力であるかを示す割合の値を入力します。

    [デジタル入力の割合] は必須フィールドです。

  3. [構造化されたデジタル データ入力の割合] ドロップダウン リストから割合の範囲を選択して、デジタル入力がどの程度構造化されているかを指定します。

  4. [保存] を選択します。

アクティビティの自動化率、手動処理時間、FTE への影響が [自動化の見込み] ダッシュボードに表示されます。現在の自動化率の横に、シミュレーションから計算された自動化率と、差異の割合が表示されます。手動処理時間FTE については、現在の値とシミュレーションされた値の差が表示されます。

シミュレーション結果

オートメーションのシミュレーションは保存されています。[自動化の見込み] ダッシュボードを再度開くと、アクティブなシミュレーションがすべて表示されます。

Marketplace のおすすめを探す

[自動化の見込み] ダッシュボードでは、再利用可能な RPA コンポーネントを調べてオートメーション ジャーニーを加速できます。[Marketplace のおすすめ] では、プロセスに関連する可能性のあるソリューション アクセラレータやカスタム アクティビティを検索できます。

Marketplace の推奨事項を確認するには、以下の手順に従います。

  1. [自動化の見込み] ダッシュボードで、docs image アイコンを選択してアクション メニューを開きます。
  2. メニューから [Marketplace のおすすめを探す] を選択します。

[Marketplace のおすすめ] パネルが開き、推奨されるソリューション アクセラレータのリストが表示されます。

注:

既定ではソリューション アクセラレータが表示されます。検索バーをクリアすると、ソリューション アクセラレータとカスタム アクティビティを表示できます。単語を入力して特定のソリューション アクセラレータまたはカスタム アクティビティを検索することもできます。

Marketplace で利用可能なすべてのカスタム アクティビティとソリューション アクセラレータを表示するには、[すべてのおすすめを表示] を選択します。Marketplace のコンポーネントが、新しいブラウザー タブに表示されます。

ソリューション アクセラレータまたはカスタム アクティビティを試す

ソリューション アクセラレータまたはカスタム アクティビティを試すには、以下の手順に従います。

  1. [Marketplace のおすすめ] パネルで、試してみるソリューション アクセラレータまたはカスタム アクティビティを見つけます。
  2. カードの [試してみる] オプションを選択します。

Marketplace が新しいブラウザー タブで開き、選択したソリューション アクセラレータまたはカスタム アクティビティが表示されます。ここでソリューション アクセラレータまたはカスタム アクティビティをダウンロードおよびインストールし、試すことができます。

利用可能なすべてのソリューション アクセラレータとカスタム アクティビティを検索する

Marketplace で利用可能なすべてのソリューション アクセラレータまたはカスタム アクティビティを表示するには、[Marketplace のおすすめ] パネルで [すべてのおすすめを表示] を選択します。Marketplace のコンポーネントが、新しいブラウザー タブに表示されます。

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