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2023.4
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Linux の Automation Suite のインストール ガイド

最終更新日時 2024年12月19日

シングルノード評価設定の前提条件を検証する

概要

Automation Suite をインストールする前に、インストールの前提条件とインフラストラクチャの準備状況を検証することをお勧めします。validateUiPathASReadiness.sh スクリプトを使用し、環境を評価して概要を生成してからインストールを実行できます。

検証

説明

ハードウェア要件

クラスター内の各マシンがハードウェア要件を満たしていることを検証します。このチェックでは、次の要素が考慮されます。

  • サーバー、エージェント、または tainted ノード
  • オンラインまたはオフラインのシステム
  • シングルノードの評価プロファイルまたはマルチノードの HA 対応の運用プロファイル
  • スワップメモリが無効化されている

ディスクのパーティション設定と構成

ディスクのパーティションが適切に設定され、構成されていることを検証します。このチェックでは、次の要素が考慮されます。

  • サーバー ノードまたはエージェント ノード
  • オンラインまたはオフラインのシステム

SQL Server への接続

構成されている SQL Server とデータベースへの接続を検証します。このチェックでは、次の要素が考慮されます。

  • 指定したエンドポイントでの SQL Server ホスト (エンドポイント) への接続。
  • create_dbtrue に設定されている場合、プリンシパル データベースへの接続。
  • create_dbtrue に設定されている場合、データベース作成 (dbcreator) 権限。
  • スキーマの作成 (db_ddladmin)、読み取り (db_datareader)、および書き込み (db_datawriter) の権限。
  • create_dbfalse に設定されている場合、データベースへの接続。
  • 各サービスの特別な要件。たとえば Insights の場合、列ストア インデックス、json サポート、および SQL Server の互換性レベルが 130 以上かどうかが確認されます。
  • 統合認証を使用したデータベースと SQL Server への接続。

サーバー証明書

指定したサーバー証明書が有効であることを確認します。このチェックでは、次の要素が考慮されます。

  • 証明書ファイル形式が .pem、つまり Base64 でエンコードされた DER 証明書である。
  • 秘密キーの長さが 2048 以上である。
  • 拡張キー使用法と TLS Web サーバー認証。iOS デバイス上で Automation Suite にアクセスするために必要です。
  • 必要なすべての DNS エントリのサブジェクトの別名 (SAN)。
  • サーバー証明書と秘密キーの一致。
  • 指定した CA バンドルが実際にサーバー証明書の発行者である。
  • 証明書の有効期間が 30 日を超えている。

トークン署名証明書

指定したトークン署名証明書が有効であることを確認します。このチェックでは、次の要素が考慮されます。

  • 証明書が pfx 形式である。
  • 証明書の復号パスワードが有効である。
  • 証明書の有効期間が 30 日を超えている。

プロキシ

プロキシが適切に構成されていることを検証します。このチェックでは、次の要素が考慮されます。

  • https_proxy http_proxy、および no_proxy が環境変数としてマシンに設定されている。
  • プロキシ サーバーにアクセス可能である。

接続

すべてのマシンが互いに接続できること、必要なすべての URL がファイアウォールの許可リストに含まれていることなどを検証します。このチェックでは、次の要素が考慮されます。

  • Automation Suite の FQDN と、他のすべてのサブドメインの FQDN がマシンから解決可能である。
  • オンライン設定の場合、マシンからすべての外部 URL にアクセスできる。
  • すべてのサーバー、エージェント、tainted ノードが、必要なポート上で互いに接続できる。
  • アウトバウンド接続 (URL) が、/etc/resolve.conf に存在するすべてのネームサーバーを介して解決可能である。
  • 一部のネームサーバーで解決できない URL がある場合は、1 つ以上のネームサーバーですべての URL を解決できる。
  • TCP または UDP のどちらかのプロトコルが許可されている。
  • fixed_rke_address がポート 9345 および 6443に設定されている。
  • FQDN に対してポート 443 で呼び出しを実行したときに応答が発行される。

システム サービス

システム サービスが適切に構成されていることを確認します。このチェックでは、次の要素が考慮されます。

  • nm-cloud-setup.servicenm-cloud-setup.timerfirewalld が無効化されている。
  • iscsi-initiator-utils がインストールされ、有効化されている。
  • --backlog_wait_time1 に設定されている場合、auditd が適切に構成されている。
  • logrotate が適切に構成されている。
  • net.ipv4.conf.all.rp_filter が無効化されている (0 に設定されている)。

ソフトウェア要件

必要なソフトウェアがすべてインストールされていることを確認します。インストールされていないソフトウェアがある場合、install-uipath.sh インストーラーによってインストールが試行されます。
アップグレードAutomation Suite のバージョン間のアップグレード パスが正しいことを検証します。

スクリプトを使用してインストールの前提条件を検証する

スクリプトをダウンロードする

注: オフライン インストールの場合は、この手順をインターネットと、Automation Suite がデプロイされるエアギャップ マシンの両方にアクセスできるマシンで実行する必要があります。オンラインのマシンから、最初のターゲット マシンにファイルをコピーします。
前提条件スクリプトはインストーラーとともに as-installer.zip というアーカイブにパッケージ化されており、サポート ツールはオフライン専用の as-infra.tar.gz としてバンドルされています。これらのファイルは、Automation Suite をインストールするすべてのマシンについてレポートを生成するのに必要です。

インストールの種類

ダウンロードするファイル

オンライン

as-installer.zip必須です。ダウンロードの手順については、「 as-installer.zip」をご覧ください。

オフライン

as-installer.zip必須です。ダウンロードの手順については、「 as-installer.zip」をご覧ください。
as-infra.tar.gz必須です。ダウンロードの手順については、「as-infra.tar.gz」をご覧ください。

スクリプトを使用する準備をする

  1. 次のコマンドを実行してルートになります。

    sudo su -sudo su -
  2. 次のコマンドを実行して、ファイルを /opt/UiPathAutomationSuite/{version} フォルダーにコピーします。
    VERSION="" #add the version number you are trying to install. Ex: for 2022.4.0 Set VERSION="2022.4.0"
    mkdir -p /opt/UiPathAutomationSuite/${VERSION}
    # For below command replace the /path/to where actually the files are present.
    cp /path/to/as-installer.zip /opt/UiPathAutomationSuite/${VERSION}
    # Additionally for offline, copy as-infra.tar.gz as well to /opt/UiPathAutomationSuite/{VERSION} folder
    cp /path/to/as-infra.tar.gz /opt/UiPathAutomationSuite/${VERSION}
    cd /opt/UiPathAutomationSuite/${VERSION}VERSION="" #add the version number you are trying to install. Ex: for 2022.4.0 Set VERSION="2022.4.0"
    mkdir -p /opt/UiPathAutomationSuite/${VERSION}
    # For below command replace the /path/to where actually the files are present.
    cp /path/to/as-installer.zip /opt/UiPathAutomationSuite/${VERSION}
    # Additionally for offline, copy as-infra.tar.gz as well to /opt/UiPathAutomationSuite/{VERSION} folder
    cp /path/to/as-infra.tar.gz /opt/UiPathAutomationSuite/${VERSION}
    cd /opt/UiPathAutomationSuite/${VERSION}
  3. 次のコマンドを実行して、パッケージを解凍します。

    unzip as-installer.zip -d installerunzip as-installer.zip -d installer
  4. 次のコマンドを実行して、必要な権限を割り当て、スクリプト フォルダーに移動します。

    chmod -R 755 installer
    cd installerchmod -R 755 installer
    cd installer

スクリプトのパラメーター

ヘルプ・セクションおよびサポートされるフラグを表示するには、次のコマンドを実行します。

./validateUiPathASReadiness.sh --help./validateUiPathASReadiness.sh --help

出力:

***************************************************************************************
validateUiPathASReadiness.sh Runs pre-install validation checks
Usage:
  validateUiPathASReadiness.sh [command]
  validateUiPathASReadiness.sh [flags]
Available Commands:
  validate-packages                                     Validate that required packages are installed
  install-packages                                      Install required packages. If --install-type offline, this will also install offline required packages
Arguments:
 -i|--input                                             Specify cluster config json file. Defaults to /opt/UiPathAutomationSuite/cluster_config.json
 -d|--debug                                             Debug mode to get additional details helpful for debugging
 -m|--machines                                          Comma separated IP address / hostnames of all the machines
 -n|--node-type                                         Possible values [server|agent|taskmining|asrobots|gpu]. Defaults to server
 --install-type                                         Possible values [online|offline]. Defaults to online
 --prereq-bundle </uipath/offline_bundle.tar.gz>        Specify the path to the prereq bundle
 --prereq-tmp-folder </uipath>                          Specify parent directory for the temporary install folder
 --kubeconfig                                           Specify path to the kubeconfig file
 -h|--help                                              Display help
******************************************************************************************************************************************************************************
validateUiPathASReadiness.sh Runs pre-install validation checks
Usage:
  validateUiPathASReadiness.sh [command]
  validateUiPathASReadiness.sh [flags]
Available Commands:
  validate-packages                                     Validate that required packages are installed
  install-packages                                      Install required packages. If --install-type offline, this will also install offline required packages
Arguments:
 -i|--input                                             Specify cluster config json file. Defaults to /opt/UiPathAutomationSuite/cluster_config.json
 -d|--debug                                             Debug mode to get additional details helpful for debugging
 -m|--machines                                          Comma separated IP address / hostnames of all the machines
 -n|--node-type                                         Possible values [server|agent|taskmining|asrobots|gpu]. Defaults to server
 --install-type                                         Possible values [online|offline]. Defaults to online
 --prereq-bundle </uipath/offline_bundle.tar.gz>        Specify the path to the prereq bundle
 --prereq-tmp-folder </uipath>                          Specify parent directory for the temporary install folder
 --kubeconfig                                           Specify path to the kubeconfig file
 -h|--help                                              Display help
***************************************************************************************

次の表で、スクリプトの実行時に使用できるパラメーターについて説明します。

パラメーター

説明

-i|--input

cluster_config.json ファイルを入力として受け入れます。このファイルは、Automation Suite を介してデプロイされる UiPath サービスに適用されるパラメーターや設定を定義します。詳細については、「高度なインストール」をご覧ください。

このファイルを指定しない場合、スクリプトによって対話型エクスペリエンスがトリガーされ、これらの入力が収集されます。その後、このファイルがユーザーに代わって生成されます。

-d|--debug

デバッグ モードです。デバッグに役立つ追加の詳細情報を取得します。

-m|--machines

コンマで区切った、すべてのマシンの IP アドレス/ホスト名を受け入れます。これは、必要なポート上でのすべてのノード間の接続を確認するために必要です。

マルチノードの高可用性対応の運用環境のインストールの場合、このパラメーターは必須です。さらに、Task Mining ノード、GPU ノード、または Automation Suite ロボット ノードをシングルノードの評価クラスターに追加する予定がある場合にもこのパラメーターが必要です。

-n|--node-type

現在のノードの種類を受け入れます。設定可能な値は、serveragenttask-mininggpuasrobots です。
既定値は server です。

--install-type

インストール方法 online または offline を受け入れます。
既定値は online です。

--prereq-bundle

as-infra.tar.gz がある場所の絶対パスを受け入れます。

--prereq-tmp-folder

as-infra.tar.gz バンドルを一時的に抽出する場所の絶対パスを受け入れます。このパスを指定しないと、インストーラーによって /tmp フォルダーが選択されます。

--kubeconfig

kubeconfig ファイルへのパスを指定します。

validate-packages

必要な RPM パッケージを検証します。

install-packages

オンライン インストールに必要な RPM パッケージをインストールします。

install-packages --install-type offline

オフライン インストールに必要な RPM パッケージをインストールします。

シングルノードの評価設定を検証する

オンライン

シングルノードの評価マシンを検証するには、次のコマンドを実行します。

./validateUiPathASReadiness.sh \
  --node-type server \ # replace server with task-mining, gpu if you wish to install.
  --install-type online./validateUiPathASReadiness.sh \
  --node-type server \ # replace server with task-mining, gpu if you wish to install.
  --install-type online

オフライン

シングルノード マシンを検証するには、次のコマンドを実行します。

./validateUiPathASReadiness.sh \
  --node-type server \
  --install-type offline \
  --prereq-bundle ../as-infra.tar.gz \ 
  --prereq-tmp-folder /opt/UiPathAutomationSuite/tmp./validateUiPathASReadiness.sh \
  --node-type server \
  --install-type offline \
  --prereq-bundle ../as-infra.tar.gz \ 
  --prereq-tmp-folder /opt/UiPathAutomationSuite/tmp

Task Mining、GPU、または Automation Suite ロボットに使用する特殊なエージェント ノードを検証するには、次の手順を実行します。

  1. サーバー マシン上に生成された cluster_config.json ファイルをすべてのエージェント マシンにコピーします。
    scp /opt/UiPathAutomationSuite/cluster_config.json <username>@<node dns>:/opt/UiPathAutomationSuitescp /opt/UiPathAutomationSuite/cluster_config.json <username>@<node dns>:/opt/UiPathAutomationSuite
    注:
    権限エラーのためにファイルを /opt/UiPathAutomationSuite フォルダーにコピーできない場合は、ファイルを一時的に新しいマシンの /var/tmp にコピーしてから、/opt/UiPathAutomationSuite に移動できます。
    または、新しいマシン上の /opt/UiPathAutomationSuite フォルダーに対して、フル アクセス許可 (777) を付与することもできます。それには、chmod -R 777 /opt/UiPathAutomationSuite コマンドを実行します。
  2. 環境を検証するには、エージェント マシンで次のコマンドを実行します。

    注:

    必ず、適切なパラメーターを使用して特殊なエージェント ノードを指定してください。

    • Task Mining マシンには、--node-type task-mining を使用します。
    • GPU マシンには、--node-type gpu を使用します。
    • Automation Suite ロボット マシンには、--node-type asrobots を使用します。

オンライン

./validateUiPathASReadiness.sh \
  --input /opt/UiPathAutomationSuite/cluster_config.json \
  --node-type task-mining \ #replace with gpu for GPU node or asrobots for Automation Suite Robots node
  --install-type online \ #replace with offline for airgap
  --machines "10.0.1.8, 10.0.1.9" #replace with actual machine IP of all the nodes in cluster./validateUiPathASReadiness.sh \
  --input /opt/UiPathAutomationSuite/cluster_config.json \
  --node-type task-mining \ #replace with gpu for GPU node or asrobots for Automation Suite Robots node
  --install-type online \ #replace with offline for airgap
  --machines "10.0.1.8, 10.0.1.9" #replace with actual machine IP of all the nodes in cluster

オフライン

./validateUiPathASReadiness.sh \
  --input /opt/UiPathAutomationSuite/cluster_config.json \
  --node-type task-mining \ #replace with gpu for GPU node or asrobots for Automation Suite Robots node
  --install-type offline 
  --prereq-bundle ../as-infra.tar.gz \ 
  --prereq-tmp-folder /opt/UiPathAutomationSuite/tmp \
  --machines "10.0.1.8, 10.0.1.9" #replace with actual machine IP of all the nodes in cluster./validateUiPathASReadiness.sh \
  --input /opt/UiPathAutomationSuite/cluster_config.json \
  --node-type task-mining \ #replace with gpu for GPU node or asrobots for Automation Suite Robots node
  --install-type offline 
  --prereq-bundle ../as-infra.tar.gz \ 
  --prereq-tmp-folder /opt/UiPathAutomationSuite/tmp \
  --machines "10.0.1.8, 10.0.1.9" #replace with actual machine IP of all the nodes in cluster

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