ObjectStore を永続ボリュームから RAW ディスクに移行する

注: 以下の手順は、Automation Suite 2021.10 または 2022.4 からアップグレードした場合にのみ適用されます。

2022.10 より前の Automation Suite リリースでは、Ceph のクラスター内 ObjectStore は、ストレージの永続ボリュームに依存していました。この永続ボリュームは、すべてのサーバー ノードに接続された /datadisk から作成されます。高可用性を提供するため、この構成ではレプリケーション オーバーヘッドが 18 倍になります。

Automation Suite 2022.10 以降では、Ceph のディスクが各サーバー ノードに接続されている必要があります。Ceph 専用のディスクを使用することで、ストレージの全体的なレプリケーション係数が 18 倍から 3 倍に減りました。

ストレージの最適化を活用するには、次の手順を実行する必要があります。

Ceph ディスクを構成する

新しいディスクをすべてのサーバー ノードで接続したら、そのディスクを Ceph ObjectStore で構成する必要があります。

手順については、「ObjectStore ディスクを構成する」をご覧ください。

Ceph のデータを /datadisk から RAW ディスクに移行する

実行

オンライン

オンライン インストールでは、任意のサーバー ノードで次のコマンドを実行します。

./install-uipath.sh -i cluster_config.json -o output.json -f --accept-license-agreement

オフライン

オフライン インストールでは、任意のサーバー ノードで次のコマンドを実行します。

./install-uipath.sh -i cluster_config.json -o output.json -f --install-type offline --accept-license-agreement

移行ステータスを検証する

移行ジョブが完了するまでに時間がかかる場合があります。 完了したら、次のコマンドを実行して移行ステータスを確認できます。

kubectl -n rook-ceph get pod -l portable=true

出力されるポッドがゼロであれば、移行は成功です。