イベント/予定を作成

概要

[ イベントを作成] アクティビティは、Microsoft Graph の CreateEvent API を呼び出して、指定したチーム ([チームID]) 内に新しいイベント オブジェクト ([イベント]) を作成します。

新しいイベントを作成すると、アクティビティは識別子 ([イベント ID]) を String として出力します。これは、後続のアクティビティ (例: [イベントを削除]、[イベントを削除]) で入力変数として使用できます。

動作のしくみ

以下の手順とメッセージ シーケンス ダイアグラムは、設計時 (つまり、アクティビティの依存関係と入/出力プロパティ) から実行時に至るまでの、アクティビティの動作のしくみの例を示したものです。

1. 「セットアップ」の手順を完了します。
2. プロジェクトに [Microsoft Teams スコープ] アクティビティを追加します。
3. Team.Id の値を出力するアクティビティを追加するか外部プロセスを実行します (例: [チームを取得])。
4. [Microsoft Teams スコープ] アクティビティ内に [イベントを作成] アクティビティを追加します。
5. 新しい Event 変数を含む [入力] セクション のプロパティに値を入力します。
6. [ 出力] セクションのプロパティのために String 変数を作成し、入力します。

7. アクティビティを実行します。

   • 入力したプロパティ値は、CreateEvent API に渡されます。
   • API は、イベント ID String 値を出力プロパティ変数に返します。
     
     

     

     
     

プロパティ

以下のプロパティの値は、このアクティビティを UiPath Studio でプロジェクトに追加するときに指定します。

共通

表示名

アクティビティの表示名です。

属性	詳細
入力	String
Required	はい
既定値	イベント/予定を作成
許容値	String または String 型変数を入力します。
備考	N/A

入力

イベント

Event オブジェクトは、新しいイベントを表します。

属性	詳細
入力	Event
Required	はい
既定値	空
許容値	Event 型変数を入力します。
備考	新しいイベントを作成するため、 Event オブジェクトはまだ存在しません。 新しいイベントを表す Event オブジェクト変数を作成するには、変数の 既定値 として「 new Microsoft.Graph.Event()」を入力します。 このプロパティ用に作成した変数は、後続のアクティビティ (例: [イベントを削除]) で入力変数として使用できます。

TeamId

イベントを作成する Team オブジェクトの ID です。

属性	詳細
入力	String
Required	はい
既定値	空
許容値	String または String 型変数を入力します。
備考	Team.Id の値を取得するには、出力に Team.Id の値を含む外部プロセスまたはアクティビティを使用します (例: [チームを取得 ] または [外部 API 呼び出し])。

その他

プライベート (Private)

選択すると、変数と引数の値が Verbose レベルでログ記録されなくなります。

属性	詳細
入力	チェックボックス
Required	いいえ
既定値	非選択
許容値	選択または非選択
備考	N/A

出力

EventId

新しい Event オブジェクトに割り当てられた識別子です。

属性	詳細
入力	String
Required	いいえ (後続のアクティビティで出力データを使用する予定がある場合は必須)
既定値	空
許容値	String 型変数を入力します。
備考	このプロパティ用に作成した変数は、後続のアクティビティ (例: [イベントを削除]) で入力変数として使用できます。