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すぐに使えるオートメーションに最適なユース ケースは、組織の各従業員や部門がオートメーションのメリットを得ることのできる有人オートメーション プロセスです。
開発者は、特定のユース ケースに絞り込む前に、以下を確認する必要があります。
- 会議のスケジューリング、調査の実施とレポートの実行、データの分析、管理、維持など、従業員が毎日行うタスクをロボットに委任できるかどうか。
- 従業員がオートメーションに簡単にアクセスできるかどうか。
このようなプロセスの一般的な例として、作業の生産性に関するユース ケースがあります。そのようなユース ケースでは、従業員が Assistant を使用して Attended ロボットをトリガーすると、そのロボットがすぐに、会議の出席者、説明、時間的な制約をフォームに入力するよう従業員に求めます。ロボットはこの情報を取得して、選択可能な招待者や会議室のカレンダーの日付を自動的に比較します。次に、最終確認のために会議の日時と使用する会議室をユーザーに提示し、確認後に会議の招待状を送信します。
- MS Office、Adobe Acrobat Reader、Google Chrome などの汎用ソフトウェアで実行できるユース ケースを強くお勧めします。ほとんど使用されていないソフトウェアで実行される場合、限られたエンド ユーザーしかメリットを享受できない可能性があるためです。
- オートメーションを設定または使用するためのトレーニングがいやが応でも必要となる場合、市民開発者はたった 1 回トレーニングを実施しただけでもうんざりしてしまうかもしれません。このようなユース ケースの開発には、カスタム アクティビティ、ソリューション、ツールなどの別のカテゴリが適している可能性が高い場合があります。
- ユース ケースは汎用的でスケーラブルである必要があります。たとえば、毎日使用するアプリケーションへの自動ログインを実行する、すぐに使えるオートメーションについて考えてみます。スコープを 1 つまたは 2 つのアプリケーションのみに制限しておくと、得られるメリットも限られてしまいます。したがって、より多くのアプリケーションに自動ログインできるか、アプリケーションを追加する余地があることが必要となります。
一般的なルールとして、有人オートメーション プロセスは、Assistant を使用した実行に適しています。これらのプロセスは、細かく断片化して、人間の監督下で実行できるように設計する必要があります。
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UiPath Studio を使用してすぐに使えるオートメーションのプロセスを開発するときには、プロジェクトの「名前」と「説明」は極めて重要です。すぐに使えるオートメーションは以下の条件を満たしている必要があります。
- アクションの単語または動詞から始まる「名前」が付けられている。ユーザーがすぐに価値を理解できるよう、わかりやすい名前を付けます。
- 機能の適切で簡潔な「説明」が付いている。
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オートメーションの開発時に、以下に示すように、UiPath Studio の [プロジェクト設定] ウィザードで [名前] と [説明] を入力できる。
重要:UiPath Marketplace でコンポーネントを公開するには、コンポーネントの説明に、オートメーションで使用される、またはオートメーションに対応した UiPath 製品の詳細情報と、それらの製品が果たす役割をすべて含める必要があります。
パートナーは、サードパーティからの明示的な承認なしに、サードパーティまたはサードパーティのアプリあるいは他のサードパーティ製品の名前を、UiPath Marketplace のコンポーネントまたは製品の説明のテキストに記載することはできません。
すぐに使えるオートメーションでは、初回実行時に表示される「開始情報」画面で、このオートメーションで実現されることをユーザーに示すとともに、オートメーションを実行するための前提条件やオートメーションの使用手順も示す必要があります。
- 一部の有人オートメーション プロセスは、Assistant で [開始] をクリックした場合などに、すべてのユーザーに対して同じように動作し、事前に定義したステップをまったくばらつきなく実行します。 ただし、それ以外の場合は、ユーザーやコンテキストに固有のパラメーター (メールアドレス、フォルダーの場所、メッセージ文字列など) によってプロセスの実行方法が変わります。そのような場合、開発者は UiPath Studio で引数またはカスタマイズ可能な入力フィールドを使用して、プロセスを構築する必要があります。
- すぐに使えるオートメーションが実行されるマシン上のユーザーに対する、通常は共通の詳細設定 (メール サーバー、ポート、ファイル パスなど) は、[プロセスの詳細を表示] 画面で Assistant に対する引数として使用可能でなければなりません。
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UiPath Assistant では、以下の引数の型のみを [プロセスの詳細を表示] 画面に表示できるため、他のいずれかの型を引数として渡す必要がある場合は、フォームを使用できます。
- Int32 - 数値を入力
- String - テキストを入力
- Boolean - チェックボックスをオン/オフ
- DateTime - 日付または時刻を選択
- パスワードまたは機密情報がワークフローによって開示または記録されないこと。
すぐに使えるオートメーションの実行時の中間ステータスを、吹き出し、自動的に閉じるメッセージ ボックス、または画面隅のパネルを使用して、画面上で知らせる必要があります。このウィンドウは、オートメーションの進行中は常に画面上部に表示されていなければならず、Assistant を操作しているユーザーに対する簡単な更新メッセージや進行状況バーを表示する必要があります。
- エラーが発生したときにユーザーに有意義なメッセージが表示されるように、例外処理が実装されていること。
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実行の結果が出力テキストの場合は、エンド ユーザーに対し、コピー可能な文字列としてメッセージ ボックスまたはフォーム内に表示される必要があります。
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たとえば、Shorten my URL link - RPA コンポーネント | UiPath Marketplace コンポーネントによって生成される出力はコピーして使用できます。
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また、別のコンポーネント Get a full path to my file - RPA コンポーネント | UiPath Marketplaceで出力されるすべてのファイル パスは、判読およびコピー可能です。
Assistant 用のすぐに使えるオートメーションはすべて、UiPath Studio で NuGet パッケージとしてパブリッシュする必要があります。UiPath Assistant で使用できるのは NuGet パッケージのみだからです。
NuGet パッケージには、以下のメタデータが含まれている必要があります。
- タグ: オートメーションのカテゴリ/機能を表す関連ラベルです。
- ライセンス URL : オートメーション用に選択したライセンスの種類に基づき、ライセンス URL を指定します。
- [ライセンスへの同意] チェック マークにチェックを入れる必要があります。
- NuGet パッケージの名前は、CompanyName.<PackageName> という命名規則に従う必要があります。企業に所属していない場合は、<PackageName> という命名規則に従います。
- NuGet のバージョンは 0.0 から開始します。公開前は、変更があるたびに「小数点以下」の値が増えていきます。たとえば、NuGet の最初のバージョンまたは新しいバージョンの公開時には、メジャー アップデートとなるため、1.0 になります。
- ID/dll に UiPath のタグ名が含まれていないこと。
- コンテンツがローカライズされている場合は、「言語」フィールドが任意となっていても、指定する必要があります。
- オートメーションを NuGet に公開した後にメタデータを編集する必要がある場合は、NuGet Package Explorer を使用することができます。
- オートメーションの実行に必要な情報を記載したユーザー ガイド ドキュメントを提供する必要があります。こちらからユーザー ガイド テンプレートのサンプルをダウンロードして、適切な情報で更新することができます。
- UiPath Studio または UiPath Assistant でのオートメーションの実行を示すビデオ デモを提供する必要があります。ビデオの作成に関するガイドラインについては、こちらのページをご覧ください。
UiPath Studio を使用して開発するプロセスが UiPath Assistant に対応しているかをテストするには、最初に、UiPath Assistant にそのプロセスの NuGet パッケージをインストールします。
- Orchestrator フィードから NuGet パッケージをインストールまたは更新するには、ロボットが Orchestrator に接続されている必要があります。
- NuGet パッケージが正しくインストールされたら、次はカスタマイズ可能な入力フィールドを設定します。
- UiPath Studio で開発された、引数を使用するプロセスの場合、UiPath Assistant でカスタマイズ可能な入力フィールドにパラメーターを入力する必要があります。Assistant でこれらのフィールドにアクセスするには、対応するプロセスの 3 点リーダー メニューで [プロセスの詳細を表示] をクリックします。
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これらのフィールドに入力された値は保存できるため、このオートメーションの次回実行時に同じ値を使用できます。