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Process Mining
業務プロセスを分析するときに、特定の結果に最も関連しているフィールドを特定できます。これは、結果に関連する根本原因に対応するのに役立ちます。たとえば Purchase-to-Pay プロセスでは、Maverick buying タグが割り当てられている発注の影響を分析できます。
[根本原因分析] では、特定の挙動に対する選択したフィールドの影響を比較して、特定のプロセスの状況に対して重要な影響を持つデータを見つけることができます。オブジェクトのセットは、期間フィルターに基づいて定義されます。この選択は 、「参照オブジェクト」と呼ばれます。このオブジェクトのセット内では、分析する挙動を選択できます。たとえば、特定のタグを持つオブジェクトなどです。この選択は、「 選択したオブジェクト」と呼ばれます。フィールドの影響は、選択したオブジェクトでの発生回数に基づきます。
[根本原因分析] ダッシュボードを使用して、オブジェクトの参照セット内で選択したオブジェクトのセットに対するオブジェクト フィールドの影響を比較します。
根本原因分析に使用するオブジェクトを選択する
プロセス アプリのデータ モデルで複数のオブジェクトを使用できる場合は、別のオブジェクトを分析対象として選択できます。これにより、別の観点から根本原因分析を実行したり、別のオブジェクトに関連するケースのプロパティの影響を比較したりできます。
別のオブジェクトを選択するには、以下の手順に従います。
-
「 選択がリストに与える影響」(Influence of selection on list) を見つけ、リストから別のオブジェクトを選択します。
根本原因分析を実行するには、以下の手順に従います。
|
手順 |
操作 |
|---|---|
|
1 |
[ 期間] フィルターを使用して、 参照オブジェクトのセットを定義します。 |
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2 |
ダッシュボードの左側にあるメニューで [根本原因分析] を選択します。 |
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3 |
[ フィルター ] パネルを使用してフィルターを作成し、一連の選択した オブジェクトを定義します。これは、影響を分析する対象のオブジェクトです。 |
|
4 |
分析に使用するフィールドをセレクターから選択します。 |
[ノードの制限] スライダー
[ノードの制限] スライダーを使用すると、根本原因分析のツリーの複雑さを減らすことができ、グラフが見やすくなります。既定では、[根本原因分析] の詳細度合いは自動的に決定されます。[ノードの制限] スライダーを使用することで、表示されるノードの数を変更できます。
拡大/縮小
画面下部の拡大/縮小ボタンを使用して、根本原因分析のツリーの表示倍率を変更できます。次の表で、ボタンについて説明します。
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ボタン |
クリックした場合の動作 |
|---|---|
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Zoom in (拡大) |
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Zoom out (縮小) |
|
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既定の表示にリセット |
影響
Objects を識別するためのプロセス固有の名前が表示されます (例: Purchase order items、Incidents など)。
ノード内のパーセンテージの数値は、元のベースラインと比較して、各属性値が特定の結果に及ぼす影響の度合いを示します。
-
開始ノード の値 (%) は、 グローバル ベースラインの割合です。これは、変更や影響が適用される前の初期状態です。
-
他のノード の値 (%) は、 影響 (%) または影響です。これは、そのノードによって表される特定の属性値によって、 グローバルベースラインの割合 からどれだけの偏差または変化が発生したかを表します。
これにより、どの属性値が最も大きな影響を与え、特定の問題や変更の潜在的な根本原因となる可能性があるかを特定できます。
[重要な影響因子のみを表示] オプション
[重要な影響因子のみを表示] オプションを使用すると、統計的に有意な影響を持つオブジェクトを絞り込んで表示できます。選択項目内で最も大きな影響を持つオブジェクトを特定するのに役立ちます。統計的に優位な影響因子は、特定のフィールドが持つ影響 (%) とオブジェクトの数から算出されます。
必要に応じて、根本原因分析にレイヤーを追加できます。
上記の例では、項目の組み合わせにより、インフルエンサーを特定するのに十分な (関連) データを持たない一連の [選択済み] オブジェクト が生成されます。この場合、ダッシュボードにフィルターを追加することで、 参照オブジェクトの セットを絞り込むことができます。
次の図に結果を示します。
ツリーのフィールドにカーソルを合わせると、[ 影響 (%)]、[ 参照] オブジェクト、および [選択] オブジェクト が表示されます。
次の表で、メトリックについて説明します。
|
メトリック |
説明 |
|---|---|
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影響 (%) |
選択したオブジェクトと参照オブジェクトとの差差です。 |
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選択したオブジェクト |
選択したオブジェクトの合計セットにおける、そのフィールドのオブジェクトの数。 |
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参照オブジェクト |
参照オブジェクトの合計セットにおける、フィールドのオブジェクトの数。 |
オブジェクトの数が合計で 100 個あるとします。スループット時間が 30 日を超えるオブジェクトを選別するフィルターを適用します。このフィルター処理によって 20 個のオブジェクトが得られました。これは全体の 20% に相当します。この比率を「参照%」または事実上のベースラインとします。
たとえば、サプライヤー別に集計すると、影響率が表示されます。
サプライヤー X に累計で 30 個のオブジェクトがあり、そのうちスループット時間が 30 日を超えるオブジェクトは 5 個のみであるとします。つまり、サプライヤー X に関連するオブジェクトの 17% でスループット時間が長くなっています。
設定したスループット時間を超えたオブジェクトの比率 (この例では 17%) と参照比率 (20%) との差分として影響率を計算します。このシナリオでは、影響率は -3% (17%-20%= -3%) です。
次に、サプライヤー Y に合計で 5 つのオブジェクトがあるとします。これらのオブジェクトのうち 3 つで、スループット時間が 30 日を超えています (比率は 60%) 。このシナリオでの影響率は 40% (60% - 20% = 40%) になります。