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UiPath Automation Suite

UiPath Automation Suite ガイド

手動: マルチノードの高可用性対応運用環境のプロファイルの要件とインストール

このページでは、マルチノードの高可用性対応運用環境プロファイルの要件とインストール手順について説明します。

デプロイ プロファイルの概要


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重要

選択するデプロイ プロファイルに関係なく、Linux と Kubernetes の知識が必要です。Automation Suite のインストールと構成で問題が発生した場合は、UiPath プロフェッショナル サービスにお問い合わせください。


デプロイ プロファイルを選択する前に、「シングルノードおよびマルチノードのインストールにサポートされるユース ケース」をご覧ください。


インストール プロセスによって、ユーザーに代わって自己署名証明書が生成されます。これらの証明書は 90 日で有効期限が切れるので、インストールが完了したら速やかに、信頼された証明機関 (CA) によって署名された証明書に置き換える必要があります。証明書を更新しないと、90 日後にインストールが停止します。
手順については、「証明書を管理する」をご覧ください。


マルチノードの HA 対応の運用プロファイルは、1 つのノードの障害に対してのみ回復性があります。つまり、失うことができるサーバー ノードは 1 つだけです。この制限は、エージェント ノードには適用されません。クラスター全体の容量が十分に利用可能な限り、エージェント ノードをいくら失っても、ダウンタイムなしでクラスターを使用し続けることができます。
高度なインストール」の手順に従って、サーバー ノードの障害許容度を向上できます。


Federal Information Processing Standard (FIPS) は、Automation Suite に対応していません。Automation Suite を実行しているサーバー上で、任意の時点で FIPS が有効化された場合、クラスターは失敗します。クラスター サーバーで FIPS が有効化されている場合、インストールがブロックされる問題がインストーラーで発生します。

デプロイ プロファイル 前提条件 要件 構成 インストール
マルチノードの HA 対応の運用プロファイル Minimum 3 Linux machines (RHEL 8.3, 8.4, 8.5, 8.6, 8.7)
  • Task Mining を使用する場合は、追加の Linux マシンが必要です。
  • Automation Suite ロボットを使用する場合は、追加の Linux マシンが必要です。
  • Document Understanding を使用する場合、GPU サポートのある追加の Linux マシンは任意です。
:
  • RHEL の新しいマイナー バージョンは、リリースから 90 日以内にサポートされます。
  • SELinux はサポートされていません。Automation Suite をインストールする前に無効化してください。
マルチノードの高可用性対応の運用環境のマシン要件 マシンを構成する
  • Microsoft SQL Server (2016、2017、2019 - Standard および Enterprise エディション)
  • Microsoft SQL Server データベース エンジンが要件を満たしている限り、追加の Microsoft SQL プラットフォーム (Azure SQL Database や Azure SQL Managed Instance など) および Amazon Relational Database Service もサポートされます。
  • Process Mining には追加の Microsoft SQL Server が必要です。
MS SQL Server 要件 MS SQL Server を構成する
DNS N/A DNS を構成する
TLS 1.2+ TLS プロトコルを更新する N/A
信頼できる TLS、トークン署名、および SQL 接続暗号化証明書 N/A 証明書を構成する
ロード バランサー N/A ロード バランサーを構成する
プロキシ サーバー
(任意)
N/A マシン上でプロキシを構成する

インストール時にプロキシを構成する
Kerberos 認証を設定する
(任意)
N/A Kerberos 認証を設定する

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重要

Automation Suite をインストールおよびデプロイするには、ルート権限が必要です。
ルート アクセスを必要とする特定のコンポーネントの詳細については、「root 権限の要件」をご覧ください。


お使いのシステムでスキャン エージェントが実行されている場合、スキャン エージェントによって IP テーブルが変更されるために、インストールまたはランタイムが失敗する可能性があります。この問題を回避するには、スキャン エージェントを構成して、Automation Suite のインストールに干渉しないようにします。

 

ハードウェア要件


完全な製品選択

If you opt for the multi-node HA-ready production profile, you must meet the following hard requirements for the Complete product selection. If you want to check the hardware requirements for individual products, see Capacity planning.

一般的な要件

HardwareMinimum requirement
Node countAt least 3 server nodes.
There must be an odd number of server nodes in a cluster to have increased fault tolerance.
There is no limit on the number of agent nodes.
Processor96 (v-)CPU/cores
Minimum processor per node8 (v-)CPU/cores
RAM total192 GiB
Minimum RAM per node16 GiB
Cluster binaries and state disk for each node256 GiB SSD
Min IOPS: 1100
Block storage512 GiB SSD
Min IOPS: 1100
etcd disk for each server node16 GiB SSD
Min IOPS: 240
UiPath bundle disk
(For offline installation only, on one of the server nodes)
512 GiB SSD
Min IOPS: 1100
Objectstore*512 GiB SSD
Min IOPS: 1100

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可能な場合は外部 ObjectStore を使用することをお勧めします。ObjectStore をクラスターから独立してスケーリングできるので、安定性が向上します。次の ObjectStore オプションがサポートされています。

  • Azure Storage アカウント
  • AWS S3 のストレージ バケット
  • S3 互換のストレージ バケット

Task Mining の追加要件

Task Mining には、次の要件を満たす追加のエージェント ノードが必要です。

HardwareMinimum requirement
Processor20 (v-)CPU/cores
RAM60 GiB
Cluster binaries and state disk256 GiB SSD
Min IOPS: 1100
Data diskN/A

 

Automation Suite ロボットの追加要件

マルチノードの HA 対応の運用環境では、Automation Suite ロボットに追加のエージェント ノードが必要です。

The hardware requirements for the Automation Suite Robots node depend on the way you plan to use your resources. In addition to the additional agent node requirements, you also need a minimum of 10 GB to enable package caching.

次のセクションでは、Automation Suite ロボット ノードで必要なハードウェアの量に影響する要因について説明します。

ロボットのサイズ

次の表に、すべてのロボット サイズに必要な CPU、メモリ、およびストレージを示します。

SizeCPUMemoryStorage
Small0.51 GB1 GB
Standard12 GB2 GB
Medium24 GB4 GB
Large610 GB10 GB

エージェント ノードのサイズ

Automation Suite ロボット エージェント ノードのリソースは、同時に実行できるジョブの数に影響します。その理由は、CPU コアの数と RAM の容量が、ジョブの CPU/メモリ要件で除算されるためです。

たとえば、16 CPU と 32 GB の RAM を搭載したノードは、次のいずれかを実行できます。

  • 32 個の小型のジョブ
  • 16 個の標準ジョブ
  • 8 個の中型のジョブ
  • 2 個の大型のジョブ

複数のジョブ サイズを混在できるため、特定の時点において、同じノードで次のようなジョブの組み合わせを実行できます。

  • 10 個の小型のジョブ (5 CPU と 10 GB のメモリを消費)
  • 4 個の標準ジョブ (4 CPU と 8 GB のメモリを消費)
  • 3 個の中型のジョブ (6 CPU と 12 GB のメモリを消費)

Kubernetes のリソース消費量

ノードは Kubernetes クラスターに属しているため、サーバー上に存在する Kubernetes エージェント (kubelet) は少量のリソースを消費します。UiPath の測定結果によると、Kubelet が消費するリソースは以下のとおりです。

  • 0.6 CPU
  • 0.4 GB の RAM

前述のノードと同様のノードでは、実際の容量は約 15.4 CPU と 31.6 GB の RAM になります。

 

Document Understanding の追加の推奨事項

For increased performance, you can install Document Understanding on an additional agent node with GPU support. Note, however, that Document Understanding is fully functional without the GPU node. Actually, Document Understanding uses CPU VMs for all its classification and extraction tasks, while for OCR we strongly recommend the usage of a GPU VM. Here you can find more information about the CPU/GPU usage within the Document Understanding framework.

GPU サポートのある追加のノードを使用する場合、次の要件を満たす必要があります。

HardwareMinimum requirement
Processor8 (v-)CPU/cores
RAM52 GiB
Cluster binaries and state disk256 GiB SSD
Min IOPS: 1100
Data diskN/A
GPU RAM11 GiB

For more details, see AI Center considerations.

📘

最適ノード サイズ

ノードあたりのベースライン リソース オーバーヘッドが固定されているため、ノード サイズが大きい方が効率的です。たとえば、3 x 32 コアのノードは 6 x 16 コアのノードより効率的です。

 

個々の製品

このセクションでは、Automation Suite を正常にデプロイするための最小ハードウェア要件を示します。デプロイの最小ハードウェア要件は、スイートの共有機能の要件と、インストールする個々の製品の要件を合計した値です。

🚧

このセクションに示す最小ハードウェア要件を満たす以外に、20% のバッファーを確保することを強くお勧めします。

以下の表に、スイートの共有機能の要件を示します。

CPURAM
Shared suite capabilities40 (v-)CPU47.6 GiB

以下の表に、個々の製品の要件を示します。

ProductCPURAM
Action Center2 (v-)CPU4.7 GiB
AI Center5.5 (v-)CPU14 GiB
Apps7.25 (v-)CPU18.5 GiB
Automation Hub2 (v-)CPU3.5 GiB
Automation Ops1 (v-)CPU1.7 GiB
Automation Suite Robots1 (v-)CPU1.5 GiB
Data Service0.5 (v-)CPU1 GiB
Document Understanding6.7 (v-)CPU8.6 GiB
Insights1.5 (v-)CPU5 GiB
Orchestrator13.5 (v-)CPU7.2 GiB
Process Mining5.1 (v-)CPU6 GiB
Task Mining8.4 (v-)CPU10 GiB
Test Manager1 (v-)CPU2 GiB

1 ロボットを大規模にデプロイする場合は、Orchestrator の HPA の容量を増やす必要があります。100,000 を超えるロボットをデプロイする場合は、20 以上のポッドをお勧めします。

 

RPM パッケージの要件


Automation Suite の手動インストールを開始する前に、以下の要件を満たしていることを確認する必要があります。

  • RHEL のサブスクリプションがある。
  • BaseOS リポジトリと AppStream リポジトリを有効化している
  • 必要な RPM パッケージをインストールしている (必要な RPM パッケージのインストールはユーザーの責任です)。

以前のバージョンの Automation Suite からアップグレードする場合、RPM パッケージはインストール済みです。

以下の表に、必要な RPM パッケージのリストを示します。

RPM packageDescription
iscsi-initiator-utils nfs-utils rpcbind util-linux nmap-ncat openssl httpd-tools gettext zstdRequired on nodes for installation.
podman>=3.2.3 nmap-ncat bind-utils openssl wget unzip conmon=>2.0.24Required on nodes for the execution of the readiness check.
ansible zip unzipRequired on the orchestration node for the execution of the uipathctl.sh functionality requiring Ansible.
iscsi-initiator-utils gettext nfs-utils rpcbind util-linux nmap-ncat openssl httpd-tools podman=>3.2.3 zstdRequired for offline installations only.

📘

RHEL 8.3 には、既定で Podman 1.6 が含まれます。これにより、インストールの問題が発生する可能性があります。これを防ぐには、Podman をバージョン 3.2.3 に更新します。
RHEL 8.4 以降では、必要な RPM パッケージが BaseOS リポジトリと AppStream リポジトリに既定で格納されています。

For details on how to install the required RPM packages, see Configuring the machines.

 

Microsoft SQL Server の一般的な要件


インストールには、前提条件として外部 SQL Server が必要です。

📘

注:

SQL Server が各クラスター VM からアクセスできることを確認します。

Microsoft SQL Server 2016、2017、2019 Standard および Enterprise エディションがサポートされています。

Microsoft SQL Server の最小ハードウェア要件は次のとおりです。

  • 8 (v-)CPU
  • 32 GiB RAM
  • 256 GiB SSD

7 日前に更新


手動: マルチノードの高可用性対応運用環境のプロファイルの要件とインストール


このページでは、マルチノードの高可用性対応運用環境プロファイルの要件とインストール手順について説明します。

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