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UI Automation のアクティビティ
最終更新日 2024年4月3日

UI Automation クラシックのプロジェクト設定

[プロジェクト設定] を使用して、プロジェクト レベルで変更を設定します。これらのグローバル設定は、以下に示すプロパティを持つ、パッケージ内のすべてのアクティビティに影響を与えます。詳しくは、「アクティビティのプロジェクト設定を行う」をご覧ください。

重要: [プロジェクト設定] 内で設定されたプロパティは、ワークフローのアクティビティにおいて、プロパティが編集されていない場合にのみ有効化されます。プロパティを手動で編集すると、プロジェクトの設定が適用されなくなります。

UI Automation クラシックのプロジェクト設定を構成するには、次の手順を実行します。

  1. [プロジェクト] パネルの [プロジェクト設定] に移動します。
  2. [アクティビティ設定] > [UI Automation クラシック] に移動します。
  3. 変更する内容に従って設定を行います。
  4. [OK] をクリックして変更を保存します。

ウィンドウ上部の [一括処理] ドロップダウン メニューを使用すると、すべての設定を既定値にリセットしたり、デバッグ用と運用環境のフィールド間ですべての値をコピーしたりすることができます。

一般

以下の設定は、すべての UI Automation クラシック アクティビティに適用されます。

プロパティ名説明
実行前の待機時間直前のアクティビティと現在のアクティビティの間の遅延時間 (ミリ秒) です。
実行後の待機時間現在のアクティビティと次のアクティビティの間の遅延時間 (ミリ秒) です。
タイムアウト (ミリ秒)エラーをスローする前に現在のアクティビティの実行を待機する時間です。
準備完了まで待機アプリケーションが入力を受け入れる準備が完了するまで、アクションの実行を待機します。次のオプションが利用可能です。
  • なし - ターゲットの準備ができるまで待機しません。
  • 対話型 - アプリの一部のみが読み込まれるまで待機します。
  • 完了 - アプリ全体が読み込まれるまで待機します。
無効な場合でも動作を実行[True] に設定すると、指定した UI 要素が無効化されていても項目の選択が実行されます。このプロパティは、[入力モード] プロパティが [ハードウェア イベント] に設定されている場合は適用されません。
スクリーンショットをキャプチャこの機能をサポートするすべてのアクティビティで、設計時にスクリーンショットをキャプチャするかどうかを指定します。[False] に設定すると、コンテキスト メニューの [参考スクリーンショットを削除] オプションは無効化されます。
要素が見つからないことを示すエラー メッセージ内に、最も近い一致を表示[True] に設定すると、要素が見つからない場合に表示されるエラー メッセージを短くします。これは、機密性の高いセレクター情報を保護するのに便利です。

ブラウザー

以下の設定は、[ブラウザーを開く] アクティビティと [ブラウザーにアタッチ] アクティビティに適用されます。

プロパティ名説明
ブラウザードロップダウン メニューから、使用するブラウザーの種類を選択します。次のオプションが利用できます。
  • IE
  • Firefox
  • Chrome
  • Edge
  • カスタム - JxBrowser などの他の Chromium ベースのブラウザーに適しています。
プライベート (Private)[True] に設定すると、変数と引数の値が Verbose レベルでログ記録されなくなります。
新しいセッション[True] に設定すると、選択したブラウザーの新しいセッションを開始します。このオプションは Internet Explorer に固有です。
非表示[True] に設定すると、隠しブラウザーを開きます。
WebView2 のネイティブな自動化を有効化WebView2 は、ブラウザーをデスクトップ アプリケーションに統合したり、Web アプリケーションをデスクトップ アプリケーションとして表示したりする場合に使用するテクノロジです。[True] に設定すると、WebView2 のネイティブ オートメーション プロジェクト設定を使用して、埋め込みブラウザー (例:埋め込み Edge) のオートメーションを HTML 属性ベースのセレクターで操作できます。
MV3 拡張機能使用時のクリックをシミュレートの回避策を有効化入力メソッドが [シミュレート] に設定された [クリック] アクティビティが特定の Web ページの要素で失敗する問題を回避できます。詳しくは、トラブルシューティングのページをご覧ください。この設定は、クラシック クリックやモダン クリックなど、[入力メソッド] が [シミュレート] で実行されるすべてのクリックに適用されます。
通信方法通信方法を選択します。次のオプションが利用できます。
  • ネイティブ
  • WebDriver
ユーザー データ フォルダー モード設定するユーザー データ フォルダー モードです。特定のユーザー データ フォルダーでブラウザーを起動するために使用します。いくつかのオプションが利用できます。
  • Automatic - ピクチャ イン ピクチャ モードの場合は既定のモードと異なるフォルダーを使用します。[ユーザー データ フォルダー パス] が設定されていない場合はフォルダーが自動で生成されます。
  • DefaultFolder - ブラウザーがメインまたは PIP セッションのどちらで実行されても、既定のブラウザー フォルダーを使用します。
  • CustomFolder - [ユーザー データ フォルダー パス] で指定したフォルダー、またはパスが設定されていない場合は自動生成されるパスを使用します。
ユーザー データ フォルダー パスブラウザーが使用するユーザー データ フォルダーです。既定値は以下のとおりです。
%LocalAppData%\UiPath\PIP Browser
                  Profiles\BrowserType%LocalAppData%\UiPath\PIP Browser
                  Profiles\BrowserType
(設定されていない場合)。
ランタイム ブラウザーランタイム ブラウザーのプロジェクト設定では、実行時にブラウザーを切り替えることができます。これを使用して、設計時に使用したブラウザー以外のブラウザーで実行することができます。設定されている場合、ブラウザーの種類とセレクターが自動的に変換されます。この設定には、以下のオプションがあります。
  • なし - 設計時に定義されたブラウザーの種類とセレクターを保持します。[なし] に設定されている場合、設定はランタイム実行に一切影響を与えません。このオプションは既定で選択されています。
  • Chrome - ブラウザーの種類とセレクターのプロパティを Chrome に合わせます。
  • Edge - ブラウザーの種類とセレクターのプロパティを Edge に合わせます。
  • Firefox - ブラウザーの種類とセレクターのプロパティを Firefox に合わせます。
Chrome ブラウザー起動用の追加引数Chrome ブラウザーを開くための追加のコマンド ライン引数です。クラシックの [ブラウザーを開く] アクティビティとモダンの [ブラウザーを使用] アクティビティに適用されます。
Edge ブラウザー起動用の追加引数Edge ブラウザーを開くための追加のコマンド ライン引数です。クラシックの [ブラウザーを開く] アクティビティとモダンの [ブラウザーを使用] アクティビティに適用されます。
Chrome ブラウザー起動用のカスタムの実行可能ファイル パスChrome ブラウザーを開くためのカスタムの実行可能ファイル パスです。クラシックの [ブラウザーを開く] アクティビティとモダンの [ブラウザーを使用] アクティビティに適用されます。
Edge ブラウザー起動用のカスタムの実行可能ファイル パスEdge ブラウザーを開くためのカスタムの実行可能ファイル パスです。クラシックの [ブラウザーを開く] アクティビティとモダンの [ブラウザーを使用] アクティビティに適用されます。
Chrome ブラウザーの起動リトライを有効化拡張機能の NativeHost の起動に失敗した場合に、Chrome の起動をリトライします。クラシックの [ブラウザーを開く] アクティビティとモダンの [ブラウザーを使用] アクティビティに適用されます。
Edge ブラウザーの起動リトライを有効化拡張機能の NativeHost の起動に失敗した場合に、Edge の起動をリトライします。クラシックの [ブラウザーを開く] アクティビティとモダンの [ブラウザーを使用] アクティビティに適用されます。
[ブラウザーを開く] アクティビティのタイムアウト (秒)ブラウザー起動時のタイムアウト値を設定します。

ロボット ログ

ロボット実行ログに保存される情報です。

プロパティ名説明
ターゲット情報をログに記録[True] に設定すると、UI Automation クラシック アクティビティは、アクティビティの種類アクティビティの表示名セレクターをログに記録します。また、[ブラウザーを開く] アクティビティの場合は、アクティビティの種類アクティビティの表示名URL がログに記録されます。

ツールチップ

以下の設定は、[ツールチップ] アクティビティに適用されます。

プロパティ名説明
タイマーポップアップが自動的に閉じられるまでの期間 (ミリ秒) です。既定では、ポップアップは閉じません。

データ スクレイピング

以下の設定は、[構造化データを抽出] アクティビティに適用されます。

プロパティ名説明
ページ間の待機時間 (ミリ秒)次のページが読み込まれるまで待機する時間をミリ秒で指定します。ページの読み込み時間が長いほど、この値を大きくする必要があります。

要素の存在を確認

以下の設定は、[要素の存在を確認] アクティビティに適用されます。

プロパティ名説明
タイムアウト (ミリ秒)要素が存在しない場合にアクティビティが実行されるまでの待機時間 (ミリ秒単位) を指定します。

強調表示

以下の設定は、[強調表示] アクティビティに適用されます。

プロパティ名説明
強調表示する時間指定した UI 要素が強調表示される時間 (ミリ秒単位) です。

キーボード イベント

以下の設定は、[選択されたテキストをコピー][文字を入力][SecureString で文字を入力] アクティビティに適用されます。

注: 入力メソッド [ウィンドウ メッセージを送信] および [入力をシミュレート] は相互に排他的であり、両方を選択すると実行時にエラーがスローされます。
プロパティ名説明
ウィンドウ メッセージを送信[True] に設定すると、対象のアプリケーションに特定のメッセージを送信する方法で操作が実行されます。この入力メソッドはバックグラウンドで動作し、ほとんどのデスクトップ アプリに対応していますが、最速のメソッドではありません。
入力前にクリック[True] に設定すると、指定した UI 要素がテキストを書き込む前にクリックされます。
フィールド内を削除[True] に設定すると、UI 要素内に既に存在するすべての内容がテキストを書き込む前に削除されます。
入力をシミュレート[True] に設定すると、対象のアプリケーションのテクノロジを使用して入力操作がシミュレートされます。この入力メソッドは最速であり、バックグラウンドでの動作が可能です。

SAP

SAP WinGUI の操作を自動化する時にすべての UI Automation アクティビティに適用されます。

重要: このプロジェクト設定は、UI Automation クラシック アクティビティと UI Automation モダン アクティビティの両方に適用されます。
プロパティ名説明
ハード タイムアウトを強制SAP WinGUI の操作を自動化するすべてのアクティビティにハード タイムアウトを強制適用します。
追加のスケーリングを有効化 23.6-previewSAP WinGUI の追加スケーリングを有効化して、SAP ネイティブのマルチモニター スケーリングに対応できるようにします。

ホットキーを押下

以下の設定は、[ホットキーを押下] アクティビティに適用されます。

プロパティ名説明
ウィンドウ メッセージを送信[True] に設定すると、対象のアプリケーションに特定のメッセージを送信する方法で操作が実行されます。この入力メソッドはバックグラウンドで動作し、ほとんどのデスクトップ アプリに対応していますが、最速のメソッドではありません。

MouseEvents

以下の設定は、[クリック][ダブルクリック][ホバー][構造化データを抽出] アクティビティに適用されます。

プロパティ名説明
ウィンドウ メッセージを送信[True] に設定すると、対象のアプリケーションに特定のメッセージを送信する方法で操作が実行されます。この入力メソッドはバックグラウンドで動作し、ほとんどのデスクトップ アプリに対応していますが、最速のメソッドではありません。
クリックをシミュレート[True] に設定すると、対象のアプリケーションのテクノロジを使用してクリック操作がシミュレートされます。この入力メソッドは最速であり、バックグラウンドでの動作が可能です。
ホバーをシミュレート[True] に設定すると、対象のアプリケーションのテクノロジを使用してホバー操作がシミュレートされます。この入力メソッドは最速であり、バックグラウンドでの動作が可能です。

スクリーンショット

以下の設定は、[スクリーンショットを作成] アクティビティに適用されます。

プロパティ名説明
待ち時間指定した UI 要素のスクリーンショットを作成する前の待機時間 (ミリ秒単位) です。既定の時間は 300 ミリ秒です。

その他のアクティビティ

以下の設定は、[JS スクリプトを挿入] アクティビティに適用されます。

プロパティ名説明
JS スクリプトを挿入 - 実行環境InjectJs.ExecutionWorld 設定をグローバルに適用します。詳しくは、「JS スクリプトを挿入」をご覧ください。

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