Studio
2022.10
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Studio ガイド
最終更新日 2024年4月3日

Studio をインストールする

UiPath.Studio.msi インストーラーでは、Studio、StudioX、Robot、Assistant をインストールできます。組織で UiPath Platform を購入した場合、または UiPath Platform の無料トライアルの一部としてインストールする場合は、Enterprise Edition のインストーラーを使用します。Community プランのユーザーの場合は、Community Edition のインストーラーを使用します。

インストーラーは UiPath Automation Cloud 内の [リソース センター] からダウンロードするか、担当のカスタマー サクセス マネージャーまたはサポート チームから入手できます。無料トライアルをリクエストするには、https://cloud.uipath.com/portal_/register にアクセスしてください。

既定では、64 ビット バージョンのインストーラーを利用できます (UiPathStudio.msi)。インストーラー自体は 1 つしかありませんが、ファイル名はデプロイやライセンスの種類によって異なり、ファイルごとにアクティベーションの方法が異なります。
  • Enterprise Edition の場合、インストーラーの名前は以下のようになります。

    • UiPathStudio.msi - オンプレミスの UiPath Platform の購入後に取得した場合。
    • UiPathStudioCloud.msi - UiPath Automation Cloud の購入後に取得した場合。
    • UiPathStudioOnPremTrial.msi - オンプレミスの UiPath Platform の無料トライアルの一部として取得した場合。
    • UiPathStudioCloudTrial.msi - UiPath Automation Cloud の無料トライアルの一部として取得した場合。
  • Community Edition の場合、インストーラーの名前は UiPath.StudioCommunity.msi になります。

これよりも古いバージョンからの更新について詳しくは、「Studio を更新する」をご覧ください。

コマンド ラインを使用したインストール方法については、「コマンド ライン パラメーター」をご覧ください。

クイック インストールとカスタム インストールについて

インストール ウィザードで [クイック] オプション (管理者権限は不要) を選択して現在のユーザーに対して既定の設定でインストールを実行するか、[カスタム] オプション (マシン単位のインストールの場合は、管理者権限が必要) を選択してインストールを設定します。

注:

Microsoft Windows Server を使用している場合は、ユーザー単位のインストールが正常に完了しない場合があります。インストールの妨げとなるポリシーが設定されていることを示すエラーが発生する場合は、マシンの管理者が以下のいずれかを実行できます。

  • レジストリ エディターを開き、レジストリ キー HKLM\Software\Policies\Microsoft\Windows\Installer でポリシー DisableMSI = 0 を設定して、すべてのアプリケーションで Windows インストーラーを有効化します。
  • [カスタム] オプションを使用したインストールによって、マシン単位のインストールを実行します。

クイック インストールとカスタム インストールの相違点について詳しくは、次の表をご覧ください。

 

クイック

カスタム

インストール コンテキストユーザーごとユーザー単位またはマシン単位

サポートされている Robot のインストールの種類

ユーザー モード

  • ユーザー単位でインストールする場合は、ユーザー モード。
  • ユーザー モードの Robot をマシン単位でインストールする場合は、ユーザー モード。
  • サービス モードの Robot をマシン単位でインストールする場合は、サービス モード。1

インストール時の管理者権限の要否

いいえ

マシン単位のインストールの場合にのみ必要です。

インストール ディレクトリ

%LocalAppData%\Programs

カスタムの場所を選択できます。既定の場所は以下のとおりです。

  • ユーザー単位のインストールの場合は、%LocalAppData%\Programs
  • マシン単位のインストールの場合は、%ProgramFiles%

Community ライセンスによるアクティベーション

サポート対象

サポート対象

Enterprise ライセンスによるアクティベーション

サポート対象

サポート対象

管理者権限の要否

Orchestrator に接続する場合

いいえ

サービス モードの Robot の場合にのみ必要

対話型サインインを使用した Orchestrator への接続

サポート対象

サポート対象 2

マシン キーを使用した Orchestrator への接続

サポート対象

サポート対象

ユーザー ログインなしの無人実行

サポート対象外

サービス モードの Robot でのみサポートあり

1 - Unattended Robot のインストールでは、ユーザー モードは利用できません。
2 - サービス モードの Robot の場合は、まずマシン キーを使用して Orchestrator に接続する必要があります。その後、対話型サインインを使用して Orchestrator に接続するユーザーを変更できます。

インストールを実行する

  1. インストーラーをダブルクリックして、インストール ウィザードを起動します。



  2. ライセンス契約を読み、同意します。ライセンス契約の条件に同意することにより、UiPath アクティビティ パッケージとその依存関係の利用規約に暗黙的に同意する、という点にご注意ください。
  3. 実行するインストールの種類を選択します。

    • クイック - 以下を含む既定の設定で Studio をインストールします。

      • Studio、StudioX、Assistant
      • ユーザー モードの Robot
      • StudioX Excel アドイン (マシンに Microsoft Excel がインストールされている場合)
      • Chrome 拡張機能 (マシンに Google Chrome がインストールされている場合)
      • Edge Chromium 拡張機能 (マシンに Microsoft Edge Chromium がインストールされている場合)
      • JavaScript Robot アドオン
      • Microsoft リモート デスクトップ拡張機能

        Studio をすぐに起動して実行できるように、インストール パス (%localappdata%\Programs\UiPath) と他のすべての詳細オプションが既に設定されています。この設定に管理者権限は必要ありません。Studio はユーザー単位でインストールされ、ユーザーが持つ権限の範囲内で実行されます。

        このオプションを選択した場合は、[インストール] をクリックして、手順 8 に進みます。追加の設定は必要ありません。このオプションは、Community Edition のユーザーにお勧めです。

    • カスタム - インストールするコンポーネントを選択し、インストールの詳細を設定します。

      このオプションを選択した場合は、[構成] をクリックし、手順 4 に進みます。このオプションは、高度なユーザーおよび Enterprise Edition のユーザーにお勧めです。

  4. カスタム インストールを選択した場合は、インストール モードを選択し、[パッケージを選択] を選択して続行します。

    • 自分 (現在のユーザー) にのみインストール - ユーザー プロファイル フォルダーにインストールします。管理者権限は不要です。
    • このコンピューター上のすべてのユーザーにインストール - パッケージをすべてのユーザーに対してインストールし、より多くの連携機能や無人オートメーションにアクセスします。管理者権限が必要です。



  5. インストール パッケージを選択します。

    • Automation Developer - オートメーションを作成・実行するために UiPath Studio、Assistant、Robot をインストールします。既定では、次のコンポーネントとオプションが選択されます。

      • Studio、StudioX、Assistant
      • ユーザー モードの Robot
      • StudioX Excel アドイン (マシンに Microsoft Excel がインストールされている場合)
      • Chrome 拡張機能 (マシンに Google Chrome がインストールされている場合)
      • Edge Chromium 拡張機能 (マシンに Microsoft Edge Chromium がインストールされている場合)
      • JavaScript Robot アドオン
    • Attended ロボット - 有人オートメーションを実行するために UiPath Assistant と Robot をインストールします。既定では、次のコンポーネントとオプションが選択されます。

      • Assistant
      • ユーザー モードの Robot
      • Windows ログイン時に Assistant を自動的に開始
      • Chrome 拡張機能 (マシンに Google Chrome がインストールされている場合)
      • Edge Chromium 拡張機能 (マシンに Microsoft Edge Chromium がインストールされている場合)
      • JavaScript Robot アドオン
    • Unattended Robot - 無人オートメーションを (Orchestrator 経由で) 実行するために UiPath Robot をインストールし、トラブルシューティングのために UiPath Assistant をインストールします。このオプションは、マシン上のすべてのユーザーにインストールすることを選択した場合にのみ利用可能です。

      既定では、次のコンポーネントとオプションが選択されます。

      • Assistant
      • サービス モードの Robot
      • Chrome 拡張機能 (マシンに Google Chrome がインストールされている場合)
      • Edge Chromium 拡張機能 (マシンに Microsoft Edge Chromium がインストールされている場合)



  6. 選択したオプションを既定の設定でインストールするには、[インストール] を選択し、手順 8 に進みます。インストールをカスタマイズするには、選択したオプションの横の [詳細設定] を選択し、手順 7 に進みます。
  7. インストールをカスタマイズする場合は、以下の詳細設定を行った後で [インストール] をクリックします。

    • [インストール パッケージ] タブ:

      • インストール パス - UiPath をインストールするフォルダーを選択します。既定の場所は、現在のユーザーに対してインストールする場合は %LocalAppData%\Programs、マシン上のすべてのユーザーに対してインストールする場合は %ProgramFiles% です。

        注: カスタム インストール パスの選択時のセキュリティに関する考慮事項については、「デプロイのガイドライン」を参照してください。
      • ライセンス コード - 必要に応じて、スタンド アロンの無料トライアル、または Enterprise Edition のライセンス キー (ある場合) を入力します。ライセンス コードを入力せずに、オンプレミスの UiPath Platform の無料トライアルの一部としてインストールする場合は、Studio の初回起動時にライセンス コードの入力を求めるメッセージが表示されます。このオプションは、マシン上のすべてのユーザーに Robot をインストールする場合にのみ利用可能です。
      • Robot のインストールの種類 - Robot のインストールの種類を、[サービス モード] (無人オートメーションの実行に推奨されるオプション) または [ユーザー モード] (オートメーションの作成とテスト、および有人オートメーションの実行に推奨されるオプション) から選択します。詳しくは、『Robot ガイド』の「ロボットの種類」をご覧ください。このオプションは、マシン上のすべてのユーザーに Robot をインストールするときに、Automation Developer パッケージと Attended Robot パッケージで利用可能です。

        注: 対話型サインインを有効化するには、Robot をユーザー モードでインストールしてください。Robot をサービス モードでインストールすると、マシン キーを使用して Orchestrator に接続できます。
      • Orchestrator サービス URL - ユーザーが対話型サインインを使用して接続する Orchestrator インスタンスの URL を定義できます。指定した URL は uipath.config ファイルに保存されます。このオプションは、インストールの種類としてユーザー モードを選択した場合にのみ使用できます。
        • クライアント IDクライアント シークレット - このオプションは、ロボットをサービス モードでインストールする場合にのみ使用できます。インストール時にクライアント IDクライアント シークレットを使用してロボットを Orchestrator に接続できます。
      • Windows ログイン時に Assistant を自動的に開始 - Windows へのログイン時に Assistant を起動します。このオプションは、マシン上のすべてのユーザーに Robot をインストールするときに、Automation Developer パッケージと Attended Robot パッケージで利用可能です。
      • 自動的にサインイン - Azure Active Directory で SSO を使用するよう設定されている環境では、お使いのアカウントへの自動認証を有効化できます。このオプションは、Automation Developer パッケージと Attended Robot パッケージのユーザー モード インストールで利用できます。
    • [拡張機能] タブ:

      • Chrome または Edge Chromium がマシンにインストールされている場合は、対応する拡張機能が既定で選択されます。

        JavaScript Robot アドオンは、マシン上のすべてのユーザーに Robot をインストールするときに利用可能で、Automation Developer パッケージと Attended Robot パッケージには既定で選択されています。

        SAP Solution Manager は、マシンに SAP Connector for Microsoft がインストールされていて、マシン上のすべてのユーザーに Robot をインストールするときにのみ利用可能です。このオプションを選択する場合は、[ホスト] ボックスに SAP Solution Manager インスタンスのホスト名または IP アドレスを入力します。

        Excel アドインは Automation Developer パッケージでのみ利用可能で、マシンに Excel がインストールされている場合は既定で選択されます。

        Java、Citrix、VMWare の拡張機能は、マシン上のすべてのユーザーに Robot をインストールする場合にのみ利用可能です。

      • 既定のダウンロード場所 - アクティビティ パッケージをダウンロードするカスタムの場所を入力します。既定では、%userprofile%\.nuget\packages に保存されます。このオプションは、マシン上のすべてのユーザーに Robot をインストールする場合にのみ利用可能です。
      • オンライン フィードを無効化 - アクティビティ パッケージのオフィシャル フィードおよび Marketplace オンライン フィードを無効化するかどうかを選択します。このオプションは既定では選択されていません。オフライン環境で作業している場合にお勧めします。
    • [セキュリティ] タブ:

      • 署名済みパッケージのみ実行 - 署名済みパッケージのみを実行するよう Robot に要求します。このオプションは既定で選択されていません。
      • セキュリティで保護された XAML を無効化 - Windows サービスとしてインストールされた Robot に対して XAML ファイルのセキュリティを無効化します。セキュリティ保護されていない XAML ファイルを使用すると、ユーザーはプロセス ファイルとロジックを読み取って変更できます。このオプションは既定で選択されていません。
      • テレメトリを無効化 - Studio と Robot における匿名の使用状況データの収集機能を無効化します。このオプションは既定で選択されていません。



    • [インストール] をクリックし、インストールが完了するまで待ってから、[UiPath Studio を起動] をクリックします。Studio のアクティベーション方法の詳細については、「Studio をアクティベーションする」をご覧ください。

Studio と Robot を複数のマシンに一括デプロイする

さまざまな一括デプロイ ツールを使用して、Studio、Robot、Assistant を複数の仮想マシンまたは物理マシンにデプロイできます。実行する手順は、組織で使用されているインフラストラクチャとデプロイ ツールによって異なります。デプロイを実行する前に考慮すべき一般原則がいくつかあります。たとえば、対象のコンピューターは次の条件を満たす必要があります。

一括デプロイで利用可能なオプションは次のとおりです。

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