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- ロールの説明とマトリックス
- 共同作業者ロールの情報とマトリックス
- ロールと共同作業者ロールを理解する
- 市民開発者ロールと共同作業者ロール
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ロールと共同作業者ロールを理解する
Automation Hub では、各ユーザーは 1 つまたは複数のロールを持つことができます。また、各ユーザーには、割り当てられたロールに関係なく、アイデアが持つ特定のニーズに従ってさまざまな共同作業者ロールを割り当てることができます。これにより、ユーザーは自動化のアイデアの開発に貢献することができます。
ユーザーは、割り当てられたロールに基づいて Automation Hub プラットフォームからさまざまなセクションや機能にアクセスできます。共同作業者ロールが割り当てられた場合、ユーザーには [アイデア プロファイル] ページの特定のセクションを編集できる権限が付与されますが、これらの権限はプラットフォーム上の他のアイデア プロファイルや他のページには適用されません。
ロールと共同作業者ロールには次の違いがあります。ロールは、プラットフォームの特定のセクションや機能へのアクセス権を付与するものですが、共同作業者ロールは、共同作業者として追加された特定のアイデアのプロファイル内にある特定のセクションを編集する権限を付与するものです。
上記の仕組みを説明するシナリオは、以下をご覧ください。
ユーザー X とユーザー Y は CoE チームに属するビジネス アナリストです。Automation Hub テナントに追加され、既定で標準ユーザーのロールが割り当てられたため、自動化案件のすべてのカテゴリを表示できます。さらに、2 人のユーザー アカウントでは「ビジネス アナリスト」の共同作業者ロールが割り当てられたため、ビジネス アナリスト グループにも追加されています。この設定により、さまざまな自動化プロジェクトにおいて、ユーザー X と Y を分析フェーズを担当する共同作業者として割り当てることができます。
テナント内で 3 つのアイデアが共有されているとします。これらのアイデアをアイデア A、B、C と呼びます。
アイデア A には、ビジネス アナリストの専門知識が必要です。プログラム マネージャーはユーザー X を検索し、アイデア A の共同作業者として追加した後、共同作業者ロールを「ビジネス アナリスト」に設定します。これにより、ユーザー X にはアイデア A の [自動化プロファイル] ページを編集する権限が付与されます。なお、ユーザー X はアイデア B と C のビジネス アナリストとして追加されていないため、これらのアイデアに対する編集権限はありません。
アイデア B には、ビジネス アナリストの専門知識が必要です。プログラム マネージャーはユーザー Y を検索し、アイデア B の共同作業者として追加した後、共同作業者ロールを「ビジネス アナリスト」に設定します。これにより、ユーザー Y にはアイデア B の [自動化プロファイル] ページを編集する権限が付与されます。
なお、ユーザー Y はアイデア A と C のビジネス アナリストとして追加されていないため、これらのアイデアに対する編集権限はありません。
Automation Hub で利用可能な既定の共同作業者ロールは、ベスト プラクティスに基づいて作成されており、自動化のアイデアを実現するプロセスに関わるさまざまな機能を含んでいます。また、企業のニーズに合わせてカスタマイズした独自の共同作業者ロールを追加することもできます。組織内で採用している命名規則を使用して特定のプロファイルを定義できるため、プラットフォームがチームにとってより使いやすいものになります。
システム管理者は Automation Hub 内で「IT 開発者」の共同作業者ロールを作成し、部署 E のアクティビティにリンクされているカテゴリに関してユーザー W にこのロールを割り当てることができます。部署 E の自動化プロジェクトを実装するために IT 開発者が必要になった場合、プログラム マネージャーはユーザー W を検索し、部署 E の一部のアイデアの共同作業者として追加した後、共同作業者ロールを「IT 開発者」に設定できます。これにより、ユーザー W は共同作業者として割り当てられたアイデアの情報のみを編集でき、共同作業者として割り当てられていないアイデアは編集できません。